SCP-1605
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アイテム番号: SCP-1605

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-1605は保管施設445にある乾燥室内の施錠された金属フィルム容器に収容します。アクセスは上級サイト職員に要請書を提出した時に限り認められます。実験とは無関係の目的でのSCP-1605の上映は禁じます。

説明: SCP-1605は"Appeler Une Croix"(苦難を呼ぶ声)と題された白黒のショートフィルムです。このフィルムは現在長さ17分で、標準的な35mm映写機で映すことができます。年月の特定は困難ですが、複数の対象者の名前から1924年以降に作成された事、ニトロセルロースを使用したフィルムベースは1950年以前に製造された事を示唆しています。フィルムの物理的特徴は一般的な硝酸塩膜の変質の欠如以外に変わった特徴を示しませんでした。フィルムの記録は異常特性を示しません。

視覚刺激を処理できる知性を持った生物によって全部を鑑賞すると、鑑賞者(以下"対象者")は消失し、鑑賞者に類似した存在が次回の再生で現れます。フィルムの"中"にいる間、対象者は物体や役者と完全に接触することが可能です。対象者が現れる場面と背景に規則性はないと考えられます。対象者は理論上不確定回数の上映で生存することはできますが、大抵は8回目の上映で死亡します。最も一般的な死因は13:39から14:19まで続く場面での失血、自殺、[データ削除済]です。死亡すると、その対象者とその死体は以降の再生から消え去ります。実験による1度の再生でフィルムに吸収できる対象者の数の上限はまだ確認できていません。吸収した対象者の数に合わせて、フィルムは平均10秒増加します。平均増加数と6:48から7:05に示される対象者の数から、元のフィルムの長さは約6分であると推測されます。加えられたフィルムはスタイル面と科学面において初期の場面と区別が付きません。

フィルムの再生は対象者の行動に従いわずかに変化しますが、全て同じシーケンスが続きます。

0:00-0:37 いくつかの場面は蟻に覆われたパイです。オープニングクレジットが流れます。対象者は役者1として記され、身長順に一覧化されています。マルセル・サブーハンはディレクターと"voyant"(観客)として記されています。著作権は"circa quartam"(4時頃)として記されています。
0:37-1:47 パーティの映像です。全出席者は床に横たわり、シャンパンを飲みます。
1:47-2:26 ドラムが丘を転げ落ち、その行く手を遮る全ての障害物を破壊します。
2:27-3:59 1組のカップルが口論をしながら、道の真ん中で衣服を繰り返し着脱します。口論の焦点はそれぞれの遊びに変化します。
4:00-5:26 クラシック調の像がスレッジハンマーを持った裸の男性によって破壊されます。
5:27-6:47 ストリップをしている女性の首から下の映像です。胸の辺りまでカメラが下がると、ムカデで満たされた2つの大きな穴が彼女の乳房と入れ替わっているのが明らかになります。
6:48-7:05 インタータイトルは"Scène Supprimée Par Ordre De"(注文により場面は削除)と表示します。それから対象者の名前が映画に記されます。
7:06-8:42 馬と騎手はキャベツを運搬する暴徒によって街から追い払われます。
8:43-9:27 暴徒の一員達はキャベツを落とし、互いにワルツを踊り始めます。
9:28-10:44 群衆は通りを突進しする雄牛の群れにより散らばります。
10:45-11:50 数人の肢切断者が墓から死体を掘り出そうとします。
11:51-12:35 食べ物に代わりに砂が出された大きな晩餐会の場面です。出席者は直ぐ様に砂を貪ります。
12:36-13:05 インタータイトルは"Soyez Gentil Avec Votre Escabeau"(貴方の梯子のステップを労って)と表示します。
13:06-13:38 ブタマスクを着用した個人は木の上部から降りようと試み、ビジネススーツとガスマスクを着用した2人の個人がその木の下部で待機します。
13:39-14:19 決して顔を見せない女性がボーイの格好をし、縛られた人間に見える身体から肉を切り取ります。
14:20-15:16 [編集済]
15:17-16:27 不確定の性別の個人が懐中時計を破壊し、ガラスの破片を使って右手人差し指を切断します。切断された指から、この個人の複製体がゆっくりと成長します。
16:28-17:05 場面は手術台に変わります。手術は両手が特大のロブスターの爪と入れ替わった数人の特徴のない外科医によって徐々に明らかになります。
17:06-17:13 フィルムが終了するように黒色にフェードします。

連続実験1605-g23
被験体: D-13850
上映1605-g23-01 被験体はサイト46の視聴覚室でフィルムを全て見ます。17:03、被験体は部屋から消えます。
上映1605-g23-02 被験体は5:27から6:47の間に現れます。被験体は強制的に女性から衣服を剥ぐ姿が確認されます。衣服を剥ぎとった際、被験体は胸部の穴が明らかになったことにより怯みます。
上映1605-g23-03 被験体は2:40に現れ、論争を仲裁しようとします。カップルは仲裁に気付かず、口論は続きます。被験体は叫んで男性を攻撃し、ポケットナイフで顔面に深刻な裂傷を負わせます。口論は場面の残りの間続きます。
上映1605-g23-04 被験体は4:06に像として現れます。腕が破壊されると、被験体は叫び始めます。頭部が破壊された後でさえ、叫び声はこの場面中継続しました。
上映1605-g23-05 被験体は16:32に現れ、手術を受けています。もがき反応を示した数秒後、被験体は麻酔を掛けられ、手術は問題なく進行します。
上映1605-g23-06 被験体は0:48から1:18の間に現れ、両手は特大のロブスターの爪に入れ替わっています。被験体に精神分裂症が見られます。
上映1605-g23-07 被験体は12:00の晩餐会に現れます。被験体は離れようとしますが、強制的に座らされ、砂を無理やり食わされます。ロブスターの爪は入れ替わったままです。
上映1605-g23-08 被験体は10:14に雄牛によって突き刺され、踏みつけられます。被験体は以降の上映には現れませんでした。

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