SCP-161
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SCP-161の全3バージョン

アイテム番号: SCP-161

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-161の三つの現物すべては収容ロッカー34ゼータの別々の収容器の中に留め置いてください。収容器それぞれには三重に鍵をかけ、総計九個の鍵は別々の上級スタッフの手に渡るようにしてください。それぞれのSCP-161は三ヶ月に一度、個別に収容から持ち出すものとします。現在のスケジュールではどの月にもただ一つの現物のみが持ち出しを許されるようになっています。

SCP-161を持ち出す際には、持ち出す者は上級スタッフの一員ではない必要があります。しかし、SCP-161が収容外にある全時間にわたりその者には鍵を持った上級スタッフが同伴してください。持ち出す者は耐環境スーツ一式を着用するものとし、またその手首関節周辺は特別に強化しますが、これは接触してしまうことを避けるためにです。持ち出す者に同伴する上級スタッフについても同様にします。

持ち出しの前に、一室の房をSCP-161の活性化に備えてしつらえてください。二名のDクラスを徴用する必要があります。Dクラスの一人は椅子に縛りつけて動けないようにし、左腕は体に対し垂直になるようにしてください。絶対に上腕は固定しなくてはならず、そうすることで手を翻したり、SCP-161の角度を変えたりできないようにします。二人目のDクラスは一人目のDクラスの手と真っ直ぐ向き合う壁に縛りつけてください。

持ち出したら、速やかにSCP-161を準備した部屋へと移動してください。SCP-161は動けなくしたDクラスの固定した手の内に位置させてください。一旦DクラスがSCP-161を活性化したら、SCP-161は取り上げ、収容に復してください。それから両Dクラスは普段通りに戻しますが、二度と一緒の割り当てにはしないでください。

説明: 現在SCP-161の複製は三つが財団の管理化にあります。SCP-161は明るい色をしたプラスチック製の子供向けの風車で、背面に『The Factory』の押印があります。

SCP-161は人間が素手で持ったときのみにその独特な性質を発露します。SCP-161を握ってからおよそ三から七秒後、気づけば持った者はこれをどうすれば活性化できるのかを悟っていることでしょう。持った者はSCP-161には様々な強さでエネルギー・パルスを発する能力があると完全に確信します。この確信は手にした者にしか影響を与えません、何故なら誰にもそのようなパルスは見えませんし、実際の損害を出している様子も何もないのです。

しかし、行使者がこのエネルギー・パルスで「破壊」したものは、もはや何物であれ行使者に対して影響を与えることができなくなってしまいます。これはもう行使者がSCP-161と接触していないときであってもです。エネルギー・パルスの影響を受けた壁を行使者は歩き抜けることができますし、そしてまた、そのような影響を受けた生体は使用者には触れることができませんし、それだけでなくその者が手にした物も同様にSCP-161の使用者に触れることができないこととなります。

小さな副作用として、SCP-161の行使者は誇大妄想を発症します。

付記1: SCP-161についての知識を持っていなかったとある守衛が収容ロッカーを破り勝手に使い始めるということがあったので、当初の取扱方は変更されました。保安部がこの侵犯を収拾した後、研究員たちは発見しました、定期的に使用しなければSCP-161は誘惑テレパシーを放ち始めることになる、ということを。この誘惑は自己評価が低く意志の弱い者たちに影響し、その者たちをSCP-161のもとに呼び寄せるでしょう。そうなったら、彼らはこの物品をその手にとり、既に述べた様な仕方で使い始めることでしょう。

付記2: 上級スタッフへの昇進を求めていたとある若手研究員が、SCP-161が建前上破壊したことになっている人や物には変わった傾向が見られることに気がつきました。収容以前にSCP-161の影響を受けた人について調査したところ全員が、ほとんどは影響されてから一年以内に自殺していたことが明らかになりました。SCP-161の影響を受けたものについて調査したところわかったのは、多くがまだ立ってはいたものの、かなりの部分が崩れ落ちており、崩れ落ちていないところも通常以上の年月分の劣化を示していた、ということです。

SCP-161の影響を受けた研究員について調査して明らかになったのは、彼らの五十パーセント以上がそれ以降に死亡しているということでした。残りの者にしたインタビューには必ず「生きているのはただもう面白くなくなった」といった考えが含まれていました。この発見を承け、今ではSCP-161はDクラスに対してのみ排他的に使用するものとしましたし、また、決してそのDクラスを支えている壁には近付かないでください。

付記3: SCP-2933を含む、陸上生物に対して敵対的な環境を生成するSCPオブジェクトの獲得のためにSCP-161の効果を使用することが、数名の研究員によって提案されています。最終的な承認が審議中です 承認は拒否されました。付記41を参照して下さい。

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