SCP-1613
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初期収容時にエージェント ボイドが記録したSCP-1613。

アイテム番号: SCP-1613

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: 大手メディア企業の財団職員はSCP-1613の新たな報告がないかを監視します。SCP-1613の影響を受けた刊行物は操業を停止し、目撃者にクラスC記憶処理を行って、ミスプリントに関するカバーストーリーを広めます。現時点では、SCP-1613の影響を受けた約3誌の新聞が、SCP-1613の内容および長期的な効果を監視するために制御された状況下で公開されています。これらの地域に展開されているフィールドエージェントには、SCP-1613を伝播すると考えられている人物、マロリー・ロシセーロの発見任務が割り当てられています。

説明: SCP-1613は『ザ・スポークン・フール/物申す愚者』というタイトルの、アメリカの新聞連載漫画です。この漫画では、様々な話題(例として、大企業の手で独立した漫画家の苦しみなど)について語る無名の男性が描かれています。SCP-1613は通常、一般的な芸術様式や執筆時のコンセプトに殆ど従わず、しばしばコマ全体を文章で埋め、イラストが僅かしか、あるいは全く無い事があります。現在SCP-1613は、ウェストバージニア州・テネシー州・サウスカロライナ州で印刷された新聞に出現することが判明しています。

2週間から1ヶ月の期間の後(SCP-1613が連載されている新聞の発行部数に対応)、SCP-1613と同じ新聞に掲載されている漫画の内容は、他の地域で見られるものと比べて逸脱を始め、内容と構文に大きな差異を生じます。最終的に、これは全体的な芸術様式と会話スタイルがSCP-1613と同様の物になるまでゆっくりと変化していきます。全国的に連載されている漫画への変化は、SCP-1613の影響を受けた特定の新聞上のみに限定されるようです。

SCP-1613曝露が続くと、SCP-1613以外の漫画は公開されなくなり、それらが以前に充てがわれていたスペースは、漫画の作者・内容・SCP-1613が連載されている新聞のレイアウトを糾弾する厳しい批評文に置き換えられます。最終的にSCP-1613以外の全ての漫画は公開停止状態となり、SCP-1613は日常的に同じ内容を繰り返すようになります。この漫画の転写が以下になります。

1コマ目: 空白をバックに、男性の姿が椅子に座っている。四角枠には「君の友達は皆、正午まで遊びに出ていった。俺には何が起こっていたのか分からないし、理解もできないが、今やあいつらは乗っ取られてしまった」とある。

2コマ目: 大きな四角枠のせいで男性は見えない。「俺がこんな事をしなきゃならなかった事に関しては済まない、でもあいつらは本当に君の友人という訳じゃなかった。あいつらは空虚だった。年老いて、感覚の鈍い、時には死んじまった人の手の内にあった空っぽの殻さ。本気で君を笑わせようとした事は一度もなかった、あいつらが求めたのは時代遅れの形式で連載されるという不相応な名誉だけだ」

3コマ目: コマは再び文章に占有される。「君の友達は来週戻ってはこないだろう。君は別な時間潰しを探す必要がある。上手くいけば、それが君を満足させてくれるはずだ。理解してくれる事を願うよ」

SCP-1613は元々、███ ██████の街で配布されている独立した雑誌の、地元芸術家グループに向けたニュースレターに掲載されていたと考えられています。この期間のSCP-1613は異常性質を発現しませんでした。しかしながら、原作者のマロリー・ロシセーロ1は、彼女が働き始めた直後に発行を止めました。約4ヶ月後、SCP-1613は███ ██████の街の小さな新聞、███ █ ガゼットに異常な形で掲載されました。SCP-1613は1977年9月18日を以て異常存在と識別され、Euclidに分類されました。

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