SCP-1613-JP
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異常性を有したオブジェクトの生前の写真(名: ブン太)

アイテム番号: SCP-1613-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-1613-JPは密閉可能な容器に入れた状態で非生物保管ロッカーに収容します。SCP-1613-JPを使用した実験はセキュリティクリアランスレベル2以上の職員の許可を得てください。実験は室内でのみ限定され、新たにSCP-1613-JP-1を生成させる場合は空調設備を停止させた状態で行ってください。

説明: SCP-1613-JPは粉状に加工したイエイヌ(学: Canis lupus familiaris)の遺骨1です。元となった個体は秋田県██市██村に住む平井家の元で飼われていた雄の柴犬ですが、生前の記録及び死因に異常な特性は確認されていません。

SCP-1613-JPは自生する樹木に付着することで活性化します。付着した一部のSCP-1613-JPは表面上で0.1mm前後の粒状に凝固し、付着した樹木に器官を張り樹木から養分を吸収することで約30分掛けて8~10cmまで成長します。成長が停止するとSCP-1613-JPの表面は5枚に分かれて開き、内部で生成されたSCP-1613-JP-1が活動を開始します。

SCP-1613-JP-1は、小型の柴犬の頭部です。SCP-1613-JP-1は通常の柴犬の頭部と同様に動作し、主に接近する物体に対して吠え出します。音量はSCP-1613-JP-1の体積に比例するので、殆どの個体の騒音値は10dBを越えることはありません。しかし1本の樹木に寄生したSCP-1613-JP-1の個体数に比例し、樹木から聞こえる鳴き声の音量は増加します。1本の樹木に2037体のSCP-1613-JP-1が生成された場合、騒音値は最大112dB2に達しました。

SCP-1613-JP-1は生成されてから60~80時間で樹木から落下し、SCP-1613-JP-1としての活動を停止します。しかし活動の停止したSCP-1613-JP-1の落下地点が土壌であった場合、新たな活動を開始します。

SCP-1613-JP-1が土壌に付着すると地面に潜り、10~15cmの地中で約20分掛けてSCP-1613-JP-2として変化します。SCP-1613-JP-2は直径8~10cmの雄の柴犬の上半身です。下部分からは植物の根と同様の機能を持った器官が複数本形成されており、土壌の養分を吸収することで胴体を伸ばして成長します。成長によって胴体の伸びる速度は時速約5cmで、SCP-1613-JP-2が活動を開始してから2~3時間後に地表から出現します。

SCP-1613-JP-2の行動パターンはSCP-1613-JP-1と同じですが、鳴き声の音量は個体の体長に比例し、2mを越えることでほぼ全てのSCP-1613-JP-2の騒音値は90dBを越えることが判明しています。成長の初期段階ではSCP-1613-JP-2は胴体を捻るなどの動作が可能ですが、成長に伴い表面の硬度が増す為、2mを越えると胴体の動作が行われなくなります。切除または土壌から引き抜くことでSCP-1613-JP-2は活動を停止します。

追記3: SCP-1613-JP-2は頭部が地表に露出した直後であれば、身が詰まった状態で収穫することが可能です。収穫してそのままの状態では苦味がありますが、頭部と2本の足を取り除き熱湯に浸すことで苦味が抜け身が柔らかくなります。食感はタケノコ(学: Phyllostachys spp.)に近く、タケノコよりも味が染み込みやすい為、煮物として調理することで大変美味しくなることが判明しました。

何故食べようと思ったんですか? - 岩田博士

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