SCP-1619-JP
評価: +13+x
SCP-1619-JP.png

SCP-1619-JP。画面中央右に小さく写っている

アイテム番号: SCP-1619-JP

オブジェクトクラス: Euclid Keter

特別収容プロトコル: 関東地方南方の海岸線より南に200km以上離れた地点において「SCPS わかつき」を中心に防空能力の高い監視船を7隻以上配備、展開しSCP-1619-JPの出現に備えてください。SCP-1619-JPの出現が確認された場合はプロトコル”七面鳥撃ち”に従いSCP-1619-JPが沿岸部に接近する前に鎮圧してください。SCP-1619-JP鎮圧任務を担当する各船舶の艦長は適宜本部に報告を行うことが義務付けられており、報告内容に応じた緊急措置はレベル4/1619-JPクリアランスを保持する担当職員の許可のもと実行されます。SCP-1619-JPの爆発による被害が発生した場合は周辺住民に記憶処理を施し、適切なカバーストーリーを適用してください。

説明: SCP-1619-JPは、日本から南に███km以上離れた海上1にて不定期に出現する、鶴に酷似した姿の実体です。物理的な攻撃への高い耐性と自己修復能力を保持しているため、鎮圧の為に相当量の攻撃を加える必要があります。

SCP-1619-JPは、財団によって存在が認知されてから██回出現が確認されています。また複数体出現する場合があり、これまでに確認された最大の出現数は██回目の出現時の██体です。

SCP-1619-JPは、出現後日本本土に向かって飛行を開始します。この際、SCP-1619-JPの飛行速度は最大で時速63kmに達します。SCP-1619-JPが日本の沿岸部2に接近すると、SCP-1619-JPは爆発します。この爆発は非常に大規模なものであり、これまでに船舶や航空機が被害を受けた事例が█件発生しています。この前兆として、SCP-1619-JPの右半身の4箇所に異常な損傷が発生します。爆発の後SCP-1619-JPは激しい燃焼を続けながら墜落します。

現在に至るまでSCP-1619-JPが上記のものと異なる行動を取ろうとした事例は確認されていません。墜落したSCP-1619-JPを発見することは未だに出来ておらず、墜落後に消失しているものと考えられています。またSCP-1619-JPを捕獲する試みは全て捕獲後のSCP-1619-JPの爆発という形で失敗に終わっています。SCP-1619-JPが墜落、消失した後に新たなSCP-1619-JPが出現し、上記の行動を繰り返します。再出現までの時間に規則性はなく、確認された中で最長の記録は2年と23日です。

SCP-1619-JPは2013年█月██日に財団によって認知され、その収容の困難さから現在出現を隠匿するための活動が続けられています。詳しい経緯は以下の事件記録1619-JPを参照してください。

SCP-1619-JPの出現地点及び飛行ルートは出現する度に変化していることが観測されています。██回目の出現の際は、北マリアナ諸島西南西沖で出現した後太平洋を北上、浦賀水道上空に侵入するというルートを取りました。3これにより、SCP-1619-JPが何らかの意志を持っている可能性が示唆されています。

補遺: 現在事件記録1619-JP-3と指定されている出現事例においてSCP-1619-JP鎮圧任務を担当した職員の1人であるエージェント・██が異常な幻覚を見たとの訴えを行ったため、エージェント・██に対しインタビューが行われました。以下はその記録です。

対象: エージェント・██

インタビュアー: ██研究員

<録音開始>

██研究員: これよりインタビューを開始します。

エージェント・██: よろしく。

██研究員: では、早速ですが貴方が見たという幻覚について教えてください。

エージェント・██: ああ、あれは…一応確認しておくが、SCP-1619-JPは鶴の実体なんだよな?

██研究員: ええ、██氏の映像記録や財団が撮影した写真からもわかるとおりです。

エージェント・██: わかった、落ち着いて聞いてくれ。俺があの時見たのはな、でかい船…そう、空母だ。

██研究員: 空母ですか?

エージェント・██: ああ。確かにSCP-1619-JPも見えてたんだが…SCP-1619-JPを中心核にしてる、うっすらとした空母が航行しているように見えたんだ。

██研究員: 続けてください。

エージェント・██: SCP-1619-JPが俺たちの攻撃を受けたときも、まるで空母が攻撃を食らっているように見えてな…

エージェント・██: 極めつけは爆発して墜落した時だよ。うっすらと見えてる空母が本当に大爆発を起こして、沈没していったように見えたんだ。まるで戦争の真っ只中に居るみたいだった…

██研究員: 他に何か気づいたことは?

エージェント・██: 他に、か?そうだな…旭日旗を掲げてたことくらいだな。

██研究員: …わかりました。インタビューを終了します。ご協力ありがとうございました。

<録音終了>

終了報告書: インタビューの後、エージェント・██の周辺人物への調査が行われました。その結果、エージェント・██の祖父に当たる人物が太平洋戦争当時運用されていた航空母艦「翔鶴」4の乗員であり、エージェント・██が当時の体験談をよく聞かされていたことが判明しました。SCP-1619-JPとの深い関連性が示唆されており、現在詳細な調査が進められています。エージェント・██に対しては任務遂行に支障が出る可能性があるとしてクラスA記憶処理が施された後、SCP-1619-JP鎮圧任務担当職員を解任されています。

特に指定がない限り、このサイトのすべてのコンテンツはクリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス の元で利用可能です。