SCP-1626
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アイテム番号: SCP-1626

オブジェクトクラス: Safe-impetus

特別収容プロトコル: SCP-1626はサイト-55低価値品収蔵施設のロッカーに保管します。混乱が起こるのを回避するため、SCP-1626の実験や取り扱いを担当する職員には、SCP-1626と取り違えられる可能性がある衣類の着用が許可されません。

サイト-55の医療職員は、SCP-1626の繊維を切断できる器具を利用可能です。SCP-1626が非消耗職員によって21分以上着用される事態が発生した際は、この器具がSCP-1626除去のために用いられます。これが実現不可能なことが判明した場合、対象者が生存できる可能性があればSCP-1626の破壊は許可されます。このプロトコル以外の状況でのSCP-1626の破壊は引き続き標準的な懲戒ポリシーの対象であり続けます。

説明: SCP-1626はポリエステルで作られた灰色のXLサイズのフード付きスウェットシャツです。不活性状態のSCP-1626は、硫化水素(H2S)のガスを放出する点を除いて、物理的に平凡です。このガスは、微かではあるものの明白に判別可能な“腐った卵のような”臭いを漂わせるのに十分な濃度です。

人間がSCP-1626を21分以上にわたって着用すると、SCP-1626は直径およそ1mmのポリエステル繊維を、対象者の腕および胴体に最大20cmの長さまで無数に拡張します。SCP-1626は重要な臓器や血管には穴を開けず、繊維は強力な局所麻酔薬を分泌して、侵入時点でほとんど即座に対象者の皮膚を鈍感にします。このようにSCP-1626への曝露は直ちに致命的な結果を招く訳ではないため、犠牲者はSCP-1626を脱ごうとしない限りは滅多にこの効果に気付きません。繊維はその組成を考慮すると不自然なまでに弾力があり、SCP-1626を脱がせる試みを困難にしています。

対象者の皮膚が貫通されてから5~10分後、繊維は対象者の身体から急速に熱を外部へと伝導し始め、対象者の中核体温と周辺環境の温度が均一になるまでこれを継続します。同時に、繊維は対象者の血流中に大量のエチルアルコールを放出し、激しい酩酊状態へと陥れます。これらの効果は両方とも、対象者が体温の低下に気付く可能性を下げる、並びに他者へ助けを求める能力を制限するためのものであるように思われます。SCP-1626はこの時点で生成する硫化水素の量を増大させ、SCP-1626自体と着用者の両方が強い不快な臭いを発することになります。

通常の状況下では、SCP-1626の犠牲者は自身の質量と周辺温度に応じて、異常性への曝露から1~3時間以内に低体温症で死亡します。対象者の死後、SCP-1626の繊維は引き込まれて検出不可能になります。また、SCP-1626はこのあと2日間、着用されない限りは硫化水素を放出しなくなります。

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