SCP-163-JP
評価: +163+x

アイテム番号: SCP-163-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特殊収容プロトコル: SCP-163-JPはサイト-8182の常に完全に消灯され、密閉された状態かつ内部の気体総量の10%を上回る気化アンモニアで満たしたAクラス危険生物収容室に収容されます。SCP-163-JPの特性上、食事などは必要としません。
実験のためにDクラスを使用する時を除いて、収容室に侵入した者は、SCP-163-JPを視認したことが確認された時点で、2レベル以上のセキュリティクリアランス保有者に限り精神鑑定及び眼球切除手術を受けることが出来ます。それ未満の場合は即日終了されます。
SCP-163-JPが脱走した場合、1時間以内に収容地に戻せない場合はサイト-8182内を完全密閉した上で内部の気体総量の10%以上になるアンモニアを注入して下さい。その時点で避難を行うことは出来ません。

説明: SCP-163-JPはホモ・サピエンスの桿体細胞でしか確認することが出来ない存在です。桿体細胞による視覚を除くあらゆる生体的・機械的な手段によって確認することは出来ません。
SCP-163-JPを確認することは極めて有害です。SCP-163-JPを確認することで、その対象者(以後SCP-163-JP-1と表記します)は激しい恐怖、制御不能な錯乱、強い暴力性を引き起こします。
SCP-163-JPを確認して以降は、SCP-163-JP-1の桿体細胞が活動するたびに――これは瞬きなども含みます――SCP-163-JP-1はSCP-163-JPの姿を確認することになります。これはSCP-163-JP-1の精神に非常に有害な影響を与え、多くの場合最終的に自分の目をえぐり出すあるいは自殺という結果をもたらします。眼球の切除を行うことでSCP-163-JPの影響から逃れることが可能ですが、多くの場合被験者は激しい暗闇恐怖症になっているため、完全な視覚の欠如によって引き起こされる暗闇に耐え切れず自殺を試みます。
SCP-163-JPは空気中のアンモニア濃度が5%を超えることによって一時的に非活性状態に置くことが可能であり、その間はSCP-163-JPを確認してもSCP-163-JPの”感染”を引き起こすことはありません。

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