SCP-1659
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SCP-1659の小組織「心理戦管理課」の組織図

アイテム番号: SCP-1659

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-1659γ実体の居住地と接触を持つのはレベル3/1659クリアランスのスタッフに限られます。9マイルステーションプロトコルの協約に基づき、SCP-1659α実体とSCP-1659β実体との全ての接触は対外業務部門の外交チャンネルと認識されている人物を通じて行われなければなりません。現在SCP-1659との外交代表と認識されているのはDanamir al-Qahtani博士です。

SCP-1659が広範囲に拡散しているため、収容はSCP-1659実体が行う活動の真の目的についての公衆の知識の抑制に焦点が合わせられます。9マイルステーションプロトコルを違反する結果となりうる重大なリスクを伴う活動が優先されます。プロトコルの要求により、対外業務部門の特例許可がない限りあらゆる観察以外のSCP-1659の研究は禁止されます。

研究スタッフは毎週既知のSCP-1659実体のリストとSCP-1659組織図に最新の情報を反映しなければなりません。SCP-1659職員の採用選考は、社会学・政治学・外交学・組織理論、そして料理の評価によって行われます。

説明: SCP-1659は既知の全政治的境界・区分を越える準政府機関です。この組織は最低315,449人の、その構成員に「理事会K」として知られる巨大な管理組織の一員であるという固有の感覚を持つ人物で構成されています。SCP-1659の影響下にある人物はこの組織の存在以上の知識を説明できますが、それは彼らが所属する特定の小組織と、SCP-1659の一部として行うべき義務の詳細に限られます。影響下にある人物とのインタビューは、この知識が通常17から32歳の間に未知の手段によって自然に得られることを示唆します。対象が一度SCP-1659の影響を受けたなら、神経系統の損傷か死以外での、既知のどんな手段でも「理事会K」の知識を抹消することはできません。全世界の人間が無作為にSCP-1659に影響され得ます。

SCP-1659の組織構成は非常に複雑で、最終的な到達点や目的を持たないように見えます。SCP-1659内の小組織は組織名と表向きの目的を与えられますが、小組織の構成員の行動はしばしばその目的との関係が認められません。財団の研究者は現在、1,297の小組織を文書に記録しています。「理事会K」の中心的指揮者を別として、別々の小組織同士が関係を持つことは現在できません;組織階層は定期的に変化し、組織単位はたびたび再編成されます。

SCP-1659の影響下にある人物はしばしば無意味と思われる任務に多大な時間を費やします。文書化された事例は以下を含みます:

  • 「スライムモルド生産省」の技術者と認知されている引退した電気工は、カナダのトロントにある混み合ったバス停の地面で何度もコインを回しています。
  • 「倦怠制御局」で働いていると主張する3人の人物はスロバキア南西部全域を旅行し、見つけた全てのMuscardinus avellanarius(一般名ヤマネ)を数え、また、ペルーのリマにある日本大使館からかけられた電話番号をリスト化した文書を送信します1
  • 「第15ビニール課」の隊員は私有するトラックで韓国の南慶尚道の様々な街の交差点を旅して、交通標識を掃除します。
  • ボリビアの ███████の警察署長である████ ████████とSCP-1659実体であることが確認された人々は、彼の家の裏庭で4mある粗末なアルミホイル製のアンテナ構造物を解体しては組み立てることを繰り返しています。
  • 自発的にアメリカ合衆国カリフォルニア州モハベ砂漠の辺境に集まった、28人の自らを「胆嚢衛生統御会議」の「公式会合」と称する人物達は、500kgのTNT火薬に相当すると推定される起爆装置の爆発によって盛り上がりの最高潮に達しました2

SCP-1659に影響された人物はいかなる識別可能な手段によっても、彼らに与えられた「義務」の実行を強制されません。しかし、対象はほとんど常にSCP-1659によって与えられた任務を実行する高度な動機付けをされており、参加する組織にて組織的結束と高いレベルでの士気を発揮する振る舞いと姿勢を見せます。

SCP-1659実体の観測される行動は個人レベルでは合理的な目的を持たないように見えますが、広域の関係性分析は、SCP1659が世界的商業市場の変動、文化的流行(特に食品関係)、不動産開発、難民人口の移動、そして範囲は限定的ですが軍事力の配置に深遠な影響力を及ぼしていることを示しています。SCP-1659は彼らが所有権を持つ戦略的に関係性のある民間企業、全ての階層での政府の役職に就く構成員の任務の実行の組み合わせの総和によってこれを成すと思われます。ほとんどのケースでは、SCP-1659の行使する影響力はとらえどころがなく一般的な社会の期待から著しく逸脱することはありませんが、これは部分的にはSCP-1659が9マイルステーションプロトコルの遵守に同意したことに起因すると理論付けられています。例外はSCP-1659が食事・調理技術の流行に発揮する深遠な効力です。多くの世界で名声を博するレストランがSCP-1659に所有されるか経営されており、フランスのパリにある ███████や、日本の大阪にある█████████、スペインのカタロニアにある███████がそれに含まれます。

SCP-1659に影響された対象は世界中に存在し、通常3つの確認されているカテゴリーに含まれます:

  • SCP-1659α:これらの人物はSCP-1659内で指導的立場におり、省庁の長官や重要でない政治的指導者、その他高位の官僚に類似しています。SCP-1659の約2%がここに分類されます。このグループの一部がSCP-1659の中央権力であると考えられている「理事会K」の一員そのものだと思われており、現在100から120人がいると思われます。
  • SCP-1659β:推定15%のSCP-1659実体がこの階層に分類されます。これらの人物は中位の官僚のような任務を与えられる傾向があり、通常管理的か半独立的な地位にいます。この集団の多くの人物が世界中の既存の政府における、あらゆる階層での地位を確立しています。かつて事例1659A MIKEの発生中に財団から除籍された工作員であるガンビア前首相の██████ ████がその一人だったと思われます。
  • SCP-1659γ:最も多くのSCP-1659がここに分類されます。これらの人々はSCP-1659の様々な小組織で共に任務をこなし、従って最も財団の注意を引き付けやすくなります。SCP-1659γ実体は様々な出自の人々からなりますが、高い割合で短期労働者、収監者、精神病院の患者、あるいはその他の伝統的な社会の大勢から外れて生きる人々です。

SCP-1659の戦略的な狙い、あるいは目的は、もしあるとしても現状は不明です。

補遺1659-A: 9マイルステーションプロトコルの概略

財団の研究者は1983年、ハンガリーのブダペストで17人の無関係な人々がほうきやモップ、その他様々な清掃用具を持って野良犬を追いかけている報告の調査の後にSCP-1659を発見しました。これらの報告は、この街でソヴィエト連邦の組織的な経済についての協議が行われるのと同時期になされました。

1983年から1997年にかけて現場研究は通常の機密手段によって行われ、SCP-1659の勢力範囲とそれの既存の社会に与える潜在的な影響は、本質的に抑止不能であるとの情報がもたらされました。そのためにSCP-1659はKeterに分類され、脅威優先度名簿#14の位置付けを割り当てられました。その性質から、調査責任者フランツ・H・アンブローズ博士はSCP-1659との間に正式な外交関係の樹立を試みました。

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第0領事館財団担当代理公使、ヴァレンティーナ・ラコーニ女史の資料写真

1998年9月1日、「理事会K 第0領事館」の公式なコンタクトを主張する手紙がアンブローズ博士の住所に配達されました。手紙はSCP-1659の財団との公的な関係を結ぶための議論を受ける旨から始まり、会合は同年内に計画されました。

1998年12月18日、アンブローズ博士と財団の交渉班はアメリカ合衆国カリフォルニア州9マイルステーションの放棄された居住区に到着し、SCP-1659の指示に従い(この場所を選んだ理由は「我々はここにレストランを建設しようと思っている」からでした)、研究者にイタリアのスカンピアに住む自転車修理工として記録されているSCP-1659実体であるヴァレンティーナ・ラコーニ女史と面会しました。ラコーニ女史は「第0領事館財団担当代理公使」として現れたただ一人のSCP-1659実体でした。

ラコーニ女史は国際外交の実践における広範な知識を実証し、財団の代表の要求に応じていくつかのSCP-1659小組織に詳細な位置を指定して任務を実行させることで、SCP-1659内での自らの地位を実証しました。数日後、財団の代表とラコーニ女史はSCP-1659が自発的に収容下に入る時期について議論しました。議論は1998年12月22日に合意に到達し、その後直ちに9マイルステーションプロトコルとして、監視司令部と理事会K自体の間で批准されました。(19人分のコードネームでのサインを記入したプロトコルの写しが、ロバに乗ったメッセンジャーによってメキシコのグァダラハラにある財団に指定を受けた施設に届けられました。)

参加調印者達が規定した合意点: 9マイルステーションプロトコルの序文は、財団とSCP-1659の共通の目的は人間文明の理性的な合意の現実性を保つことであると規定しています。財団とSCP-1659の目的の始点は違うものの、共通の同意に達するには十分に目的を共有しているとプロトコルの基礎に言及されています。

SCP-1659への要求: プロトコルの元、SCP-1659は自らの存在の影響下にないいかなる人物もしくは組織の活動にも従事しない。

SCP-1659はいかなる重大な資産への損害や人命の損失を引き起こす活動にも従事しない。例外は自衛のためあらかじめ定められた自己防衛の状況であり、その場合にも直ちに財団職員へ報告を行わねばならない。

SCP-1659は常にその影響下にある人物を世界の推定総人口の0.1%未満としなければならない。

SCP-1659は指定された財団職員をその組織の構成員としてはならない。

財団への要求: 財団の研究者は全てのSCP-1659γ実体の行為を観測し文書化してもよい。財団の研究者はプロトコルの要求に違反する差し迫った状況であると判断されない限り、このような活動を妨害してはならない。

財団のスタッフは理事会Kのガイドラインに沿い、第0領事館の許可を得たSCP-1659の影響下にある人物を検査とインタビューのために財団施設へ輸送してもよい。財団は1年に少なくとも30人をこの目的のために利用することができる。

財団はいかなるSCP-1659実体に対しても、自衛のため以外には加害、強要、脅迫その他の不当な妨害行為を働いてはならない。

双方の調印者への要求: 9マイルステーションプロトコルの条件は、3年ごとに中立地帯で開かれる双方の代表による協議によって再検討しなければならない。改正は双方の代表者による合意によってなされる。

どちらの代表者も、他方に相手の全面戦略・戦略資産、人員レベルあるいは高レベルの方針についての情報開示を求めてはならない。

このレポートの執筆時点では、SCP-1659による9マイルステーションプロトコルの違反は観測されていません。

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