SCP-1672
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アイテム番号: SCP-1672

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-1672は現在サイト██の3m x 3m x 3mの保管室にて、35cm x 35cm x 35cmの鉄箱に収められています。SCP-1672に関する文書はすべてこの箱の中に収められます。すべての資料は、感染者にとっての利便のために紙に書かれ引用枠に囲まれます(この文書のように)。SCP-1672に感染した者はこのオブジェクトの研究から転任となるか、クラスA記憶処理を施されます。

説明: SCP-1672は1枚の20#1、U.S.レターサイズ2の紙で、中央に18 x 18cmの黒い枠があります。枠の中には、"スマイリーフェイス"が黒く書かれたダンボール箱を被ってモニタの2つ付いたデスクに座っている男の写真があります。この写真はミーム媒介であり、感染者は等方性3と箱の中身に異常にこだわるようになり、重度の広場恐怖症に陥ります。感染者は、この文書にもあるような、枠に囲まれていない書かれた情報をすべて無視するようになり、このことで問題に直面すると腹を立て暴力的になります。4このミームは衝動強迫をもたらす要素もあり、感染者は常に写真を他の人間に見せて感染拡大を図ろうと試みます。

(黒い)枠の外側には黒いインクで手書きのメッセージが書いてあります。これらのメッセージに異常はありません;しかし、SCP-1672の性質上、これらを感染することなく読むことは困難です。感染者に写真を覆い隠させる試みは有効であることが示され、撮影したSCP-1672は異常な効果を持たないことが示されました。メッセージのほとんどは財団職員へ向けられたものであり、財団の手法や職員の先見性の無さを嘲笑するものです。これらの情報は、感染者が感染する前にこれらに気づいていたとしても、感染者の注意を引くことはありません。

取得: SCP-1672は2006年10月24日、現在収容されている鉄箱に入った状態でサイト██の[編集済]付近にあるところが発見され、財団の管理下に入りました。爆弾やその他の直接的なセキュリティ上の脅威の存在がないか確かめられた後、Dクラス職員が箱の開封に用いられました。D-98634は感染によって、即座に部屋の等方性の不足を訴え始めました。そしてD-98634はその場に居た研究者や警備員にSCP-1672を見せ、全員に伝染させました。2006年10月26日までに、90%のサイト██人員が感染しました。

2006年10月31日、機動部隊Beta-012("トリック・オア・トリーツ")がサイト██に進入し、クラスA記憶処理を分配してSCP-1672のミーム的影響に対抗しました。3█%の職員が、十分な大きさの等方性を持った容器に入った後脱水症状で死亡しました。4█%の職員はそのような容器に入った状態で、非感染者に世話をされて生存した状態で発見されました。およそ██%のサイト██の部屋が、等方性を持たせるべく改装されていました。方法はレンガを積んだり木製パレットを積み上げたりと様々で、質問の結果すべて感染者の仕業であることが判明しました。記憶処理は無事にサイト██中へ行き渡り、ミーム媒介は収容された後SCP-1672に指定され、発生源を探るべく実験の候補となりました。

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