SCP-1678
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封じ込め下にあるSCP-1678-A

アイテム番号: SCP-1678

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-1678は一部のみ封じ込めが行われています。財団保持の領域周辺に対する攻撃を止めるSCP-1678-Aの事件から、機動部隊τ-4及びε-6は、SCP-1678のハイドパーク地区の周囲に防衛境界を確立することに成功しました。長期研究施設は現在建設中です。また機動部隊司令官は、直接的な防御行動前に指揮所を占拠する目的でSCP-1678自然史博物館の攻撃を準備しています。現在の短期的目的は、SCP-1678自然史博物館に対する防御境界の延長と確保、SCP-1678自然史博物館の構造の起源とSCP-1678-Aの弱点の調査、です。長期的な目的として、SCP-1678-Aの生産の制御・妨害・停止の努力、SCP-1678国会議事堂への強襲、SCP-1678を作成した知性があると考えられる存在の確保および封じ込め、を掲げています。

説明: SCP-1678は、イギリスのロンドン市街を反転させた実物大の建造物群です。本来のロンドン市街の正確に地下1kmの場所に位置しています。現在の所、SCP-1678ハイドパーク地区のみが探索されています。しかし、全ての建物、少なくとも探索区域内においては、場所の観点から、その表面であるロンドン市に正確に対応し、相関関係にあります。外装のサイズと形状、建築物に関してはめったにありませんが、材料と内部レイアウトも同様です。街は、ビクトリア朝時代のロンドン市街に似せて構築されています。通り沿いには伝統的なガス灯が普及し、とりわけビジネス地区の摩天楼は、オリジナルのロンドン市街に代表されるビクトリア朝時代の近代建築風にデザインされています。照明は不安定で信頼性が低く、SCP-1678がどこから酸素とガスを供給しているのかは不明です。

SCP-1678は、未知の手段によって瞬時に構築されていると考えられており、SCP-1678国会議事堂がその"中心"として機能しているようです。国会議事堂までの距離が、SCP-1678の建造物の欠陥を指数関数的に増加させる事が頻発しています。例えば、銅管や他の型破りな材料から完全に構築された家や、金属の棒の先に浮遊して光るオーブを乗せた"ガス灯"や、床の無い建物等で、中心から最も遠い距離を探索した際には、窓やドアがありませんでした。以上の事実によって、それは証明されています。財団の占有者とSCP-1678-A、-B、-Cは別して、SCP-1678は完全に無人であると考えられています。

SCP-1678は、XK-クラス(end-of-the-world)イベントの生存者を避難する目的で建設されていると考えられています。これは、街に入る全ての人に再生される音声記録によって、証明されています。

SCP-1678を探索した建物のほとんどは、密集して居住する為に、密接にグループ化された鉄製の二段ベッドが共通して備わっています。財団の研究者は、SCP-1678内で最も遠くで調査された建物は、金型を優先したために、人間の居住に適さず、湿った、いびつな建物であると忠告しています。いくつかの建物は、他の目的の為に、とりわけSCP-1678版の自然史博物館では『人間の堕落』と題して展示されているものや、いくつかの既知のSCP、終末論的な世界観を描いた絵画や芸術作品が、備えられています。

SCP-1678によってもたらされる主な脅威は、SCP-1678の音声録音で言及されている存在である、『Bobbies1』によるものです。今後SCP-1678-Aと呼ばれるこれらの存在は、人間のバラバラの死体の頭部や手首、膝、肘、がシンプルな工業用ヒンジやネジを使用して、ぞんざいに組み立てられています。頭部は常に包帯がまかれています。これらは、ビクトリア朝時代の警察官と同様の制服をきており、財団職員に対して極めて敵対的で、視界に入った場合即興武器2で攻撃してきます。これらの攻撃は、SCP-1678-Aより警笛に似た音を発しながら行われます。また、100m内の全てのスピーカーは『警察だ!犯罪者よ停止せよ!』という音声録音を再生します。SCP-1678-Aはダメージに対して非常に耐性がありますが、大口径弾か、爆発性の武器によって破壊できることが、充分に証明されています。彼らは、"貧しき人々の為のBrysonの家"という名前の建物から発生すると考えられています。彼らが制服の下に着用している、囚人風のつなぎがそれを証明しています。

彼らが他のSCP-1678の存在と、どの程度会話を行うかは不明です。

どのような存在、または知性体がSCP-1678の保守整備を行なっているかは、現在判明していません。SCP-1678が、どのような事象や災害への準備をしていたのかも、不明です。

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