SCP-1693-JP
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アイテム番号: SCP-1693-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-1693-JPはその限定的な出現条件のため、効果的な自己収容状態にあります。SCP-1693-JPの出現が何らかの形で観測された場合、発見者には適切な記憶処理とカバーストーリーの適用を行います。また、SCP-1693-JPの影響を受けた故人のデータは状況に応じて削除等の処理を行ってください。

SCP-1693-JPに関係していると思われる都市伝説や民話の情報はオブジェクトの起源を調査するため捜索/回収され、財団民俗文化部門に送られます。

説明: SCP-1693-JPは外見上濃灰色の粘土製彫刻に見える実体であり、体長はおよそ7cmです。体表にはいくつかの穴が開いており、内部が空洞であることが確認できます。SCP-1693-JPの材質は現在のところ不明です。 補遺1693-JPを参照してください。

判明しているSCP-1693-JPの出現条件は以下の通りです。

  • 例年8月13日~8月16日の期間中
  • 日本全域のいずれかの墓場
  • 故人の名前が1つ以上刻まれている墓石の前で[データ削除済]本の線香を同時に焚く

上記の条件を全て満たしたとき、線香を焚いている場所の付近にSCP-1693-JPが出現します。このとき、線香は通常より早く燃焼します。線香が中盤まで燃焼した時点で、墓石に刻まれている故人の名前が不明な原理で消失し、その個所から線香のものと同成分の煙が発生します。この煙と線香の煙は風雨の有無に関係なくSCP-1693-JPの方向へ移動し、オブジェクトの穴へ吸い込まれます。その後線香が完全に燃焼した時点でSCP-1693-JPは消失します。線香を途中で消火した場合でも同様にオブジェクトは消失することが確認されています。

墓石から消失した故人の名前をいかなる人物も想起すること、記憶することはできなくなります。ただし、同姓同名の人物の名前は想起/記憶することは可能ですが、その名前をSCP-1693-JPの影響を受けた故人のものと認識した場合、すぐさま想起/記憶が不可能となります。

発見: SCP-1693-JPは2013/08/13、茨城県████町の██████墓園に墓参りに訪れていた浅藤██氏によるSNSへの投稿から、同地域に伝わる都市伝説との関連性が見受けられたため調査が開始され、その存在が判明しました。以降の実験で、SCP-1693-JPが茨城県████町以外の地域でも出現することが確認されたため、現在該当地域にのみSCP-1693-JPに関連性が見られる都市伝説が広まっていた理由を調査中です。

浅藤氏がSCP-1693-JPを出現させたことで知覚不可能となった故人の名前の数は6名です。

以下は浅藤██氏に対するインタビュー記録です。


補遺1693-JP: 2018/08/15に行われた第█回目の実験において、SCP-1693-JPが自発的にひび割れ崩壊する事案が発生しました。その際、SCP-1693-JP内部から黒色の煙が大量に溢れ出し、同時に男女の叫び声がオブジェクトから鳴り響きました。その後煙が薄まるにつれ叫び声は収まり、最終的に煙と叫び声の発生は止まりました。発生した煙は線香を焚いたような香りがしたことが報告されています。回収されたSCP-1693-JPの残骸を調査した結果、材質は粘土に人骨粉を混ぜ込んだものであることが判明しました。また、内側にはクラスΔ霊体で構成されたエクトプラズム溶液1が残留していました。

事案以降、SCP-1693-JPの発生は見られなくなりました。Neutralized指定は保留中です。


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