SCP-1713
評価: +7+x

アイテム番号: SCP-1713

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-1713の移動不可能な性質のため、サイト-71はオブジェクトの収容、およびSCP-1713に入るすべての材料、あるいはSCP-1713が作成する可能性のあるオブジェクトを適切に処理するユニットを提供するために構築されています。作成されたオブジェクトは収容スタッフが検査しなければなりません。いかなる理由であっても職員は炉心に立ち入らないでください。いかなる探査も遠隔操作ロボットによって行われます。サイト-71から輸送されるすべてのオブジェクトは、少なくとも3名のレベル3職員によって精査されなければなりません。いかなる状況下でも職員は11階にいてはなりません。すべての職員はSCP-1713内にいる間は線量計タグを着用してください。

自動起動イベントの場合、稼働中の機械を妨害しないようにしながら、すべての職員は直ちに6階から12階までの階から退避してください。収容チームはSCPによって生成されたオブジェクトを受理するために直ちに地表に報告してください。

説明: SCP-1713は主にレンガ、鋼鉄、そしてガラスで構成された大規模な地下工業施設です。この工場は18世紀の製品の製造に特化しています。工業施設の内部にはぜんまい仕掛けの様々な機械があり、これらは大規模な工場製造ラインの一部を構成しています。産業用機械を分解したところ、ギヤトレーン1、未発見タイプの変速機、大型の鋼鉄製タイミングチェーン2などといった複合部品が明らかになりました。機械の化学試験では部品はほとんどが鉄(95%以上)で構成されており、残りの要素は少量の炭素、マンガン、クロム、ニッケル、タングステンで構成されていることが明らかになりました。機械部品に異常な特性は確認されていません。

SCP-1713は12階建てで、各階はエレベーターと大型輸送管で接続されています。梯子、通路、階段室、吊り下げられたキャットウォークにより構造物への人間の侵入が可能になっています。すべての階は、電気、水、通信線、そしてパイプを団地全体に張り巡らす大規模なシャフトによって接続されています。各階の内部には自律的な機械のための一連の鉄鎖コンベアベルトと通路が設置されています。施設は以下のように分かれています。

各階で見られる機械には以下のようなものがあります。

施設内にある機械に加えて、様々な自動装置が施設内で稼働していることが確認されています。これらの機械(12階の機械を除く)は、バベッジ式エンジンを基礎として、階を通して帯電した電柱に接続することで定期的に充電されています。試料を分解したところ、機械は電柱との静電接触によって充電し、基本的な平行平板コンデンサーを介して電荷を保持していることが明らかになりました。これらの自動装置は大型の据え付け機械と同様の合金で造られています。小型自動装置は流体やケーブルを使用したコンピュータによって指示を出しますが、大型自動装置は機械的なコンピュータを使用します。以下は観測されたロボットとその機能のリストです。

備考: SCP-1713は収容に反応して新しいロボットを作成しています。すべてのスタッフはさらなる指示のために補遺1713-02を参照しなければなりません。

これらのリストはすべてを網羅しているわけではありません。研究スタッフは発見された機械や自動装置の目録を作成中です。

SCP-1713の炉心は複合施設の最下層に位置し、鉛メッキ、鉄メッキ、カドミウムメッキを組み合わせたブラストドアで囲まれています。炉心構造物の内部には、20面体の鋼鉄製のオブジェクトの上に18本のガラス製のシリンダーが配置された原子炉貯蔵所があり、厚さ3mのポールで部屋の床と天井に取り付けられています。吊り下げられた円柱には水と思われる液体で満たされたパイプが接続されており、これは冷却装置として機能していると考えられています。コアとなる正20面体構造の放射線量は50シーベルト/時を超えており、人間がこの階を探索するのは非常に危険な状態となっています。この階由来の放射線は施設全体に広がっていますが、最も高い放射線は11階のみにあります。

SCP-1713の最下層は小規模な作業場で構成されており、メインライン用の機械のモデル化や、製造する機械のモデルを提供するために使用されていたと思われます。この階には保管庫も設置されており、完成したモデルがこの保管庫に置かれています。オブジェクトには、玩具、武器、乗用車、動物、インプラントなどがあります。12階から入手したアイテムリストは、補遺1703-01に記載されています。

最下層のロボットは機械や工具を操作するための昆虫型の付属物がデザインされています。これらのロボットの特徴は、それぞれのロボットのコアに人間の脳があるように見えることです。当該報告書の執筆時点では、いずれのロボットも分解されていません。これらのロボットには知覚力があるようですが、設計のみ行うようにデザインされていると考えられています。これらのロボットと意思疎通を図ろうとしても何の反応もありません。

SCP-1713は1999年に太平洋の[編集済]島で発見されました。この地域を探検していた考古学者が偶然にも地表の建物に遭遇し、貯蔵庫の中からいくつかの資料を持ち出しました。財団がSCPの存在を知らされた際、調査チームがこのオブジェクトを収容するために派遣されました。実際の大きさが判明したことから、SCPを利用した実験を行うためにサイト-71を設置することが決定されました。

特に指定がない限り、このサイトのすべてのコンテンツはクリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス の元で利用可能です。