SCP-1720
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SCP-1720、打ち上げ前に撮影

注: 1962年9月8日、SCP-1720はNeutralizedに再分類されました。以下の情報は参考のために保存されています。

アイテム番号: SCP-1720

オブジェクトクラス: Euclid Keter Neutralized

特別収容プロトコル: SCP-1720は現在、財団制御下にある軌道上資産と複数の地上局によって追跡されており、その進行方向や軌道速度の変更は直ちに報告されなければなりません。SCP-1720に関する知識の隠蔽は、アメリカ航空宇宙局とソビエト社会主義共和国連邦の種々の宇宙機関の協力を得て進められています。

説明: SCP-1720は1959年11月26日に合衆国によって打ち上げられた月軌道探査機で、以前には「パイオニアP-3」として知られていました。公式には、打ち上げの約45秒後に起きた打上げ機の誤作動によって、ペイロードは破壊されたことになっています。この時点以降の全てのデータは公式の記録から編集され、政府記録には偽のファイルが挿入されました。打ち上げシーケンス中に、打上げ機は大気圏に進入した地球外起源と思しき物体と衝突しました。撮影された映像からは、物体は直径11cm以下で、暗く、不規則な形をしており、おそらく結晶性の組成を持っていると思われます。衝突に続く制御喪失の後、探査機は主要システムの損傷にもかかわらず低軌道に到達しました。

打ち上げの数週間後、地上局で受信された散発的なテレメトリは、SCP-1720がその内蔵推進システムを介して行われる定期的な修正と一致した、常に変化する不安定な軌道にあることを示しました。広範な長距離観測の後、探査機は独立して動作しているのみならず、探査機器と内蔵カメラを用いて、地球表面や他の軌道上衛星を指向した調査を行っている可能性があると判断されました。

補遺1720-01: 研究者の手記、事件1720-014

1961年3月21日、ソビエトの偵察衛星を用いた近接通過によって、SCP-1720の詳細な写真が撮影された。近接通過中、いくつかの異常な事象が発生した:

  • パイオニアP-3の本来の推進システムではそのような正確な機動は不可能だと見なされているにもかかわらず、SCP-1720は偵察衛星と速度を合わせ、およそ1,200kmの距離を並んで飛行した。
  • SCP-1720側面の衝突孔の一つから、広範囲の"成長"が観察された。視野角の問題で詳細な調査は不可能だったが、この塊は移動や"脈動"が観察され、有機体または生物学的構成物の可能性が示唆された。
  • SCP-1720は偵察衛星から離れてゆく前に、その周囲を周回して研究するような挙動を示し、これは好奇心と一致するものである。発信が検出されていないことはSCP-1720が外部の制御を受けていることを示唆し、これはおそらく知覚力のある生きた実体の存在を示唆しているのかもしれない。

R. L. W████████博士

補遺1720-02: 研究者の手記、事件1720-021

1961年5月11日、明らかにSCP-1720を起源とする指向性の発信が合衆国の衛星[編集済]で検出され、この2つの衛星は互いに200 km以内に位置していた。その後数分間に渡って反応は得られなかったが、SCP-1720は衛星に接近して接触し、その後離脱した。

記録された発信内容は解析中で、[編集済]からのテレメトリーは異常な活動の兆候がないか監視されている。

R. L. W████████博士

補遺1720-03: 研究者の手記、事件1720-022

1961年5月18日、[編集済]との接触が失われた。地上局からの観測によって、[編集済]がもはや自律しており、SCP-1720と並んで飛行していることが確認された。[編集済]はSCP-1720-2と指定された。

SCP-1720の潜在的な機密違反とさらなる軌道上資産の侵害への懸念のため、Keterへの再分類の提案が行われた。

R. L. W████████博士

補遺1720-04: 研究者の手記

1961年7月5日を以って、SCP-1720はO5評議会指令によりKeter級地球外脅威と再分類された。対衛星ミサイルのプロトタイプを用いて、実験目的でSCP-1720実体を無力化または軌道離脱させる試みが許可された。

R. L. W████████博士

補遺1720-05: 研究者の手記、事件SCP-1720-029とSCP-1720-33

1961年9月8日、1本の対衛星ミサイルがSCP-1720に発射された。全4個のSCP-1720実体はミサイルを回避したのみならず、それを無力化して解体し、自身にその構成部品を統合し始めた。軌道上資産への継続的な脅威から、合衆国は次に、一連の高高度核実験である"フィッシュボール作戦"において、高核出力弾頭をSCP-1720群に送り込んで無力化する試みを選択した。

R. L. W████████博士

補遺1720-06: 研究者の手記、事件SCP-1720-038

1962年7月9日、"スターフィッシュ・プライム実験"と指定された合衆国の高高度核実験は、SCP-1720の中心から2 km内で成功裏に実行された。被害評価は進行中である。

R. L. W████████博士

補遺1720-07: 研究者の手記

1962年9月8日、溶融した残骸の広範な観察により、全7個のSCP-1720実体全てがNeutralizedに再分類された。核出力が強化された弾頭を用いた結果、予想外に高強度の電磁パルスとその後の物的損害が発生し、これに関しては合衆国政府との交渉が行われている。

R. L. W████████博士

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