SCP-1722
評価: +7+x

アイテム番号: SCP-1722

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-1722はサイト-19内部の標準保管ロッカーに収容します。これ以上の保安措置は必要ありません。

事前承認した実験道具以外の書類またはコンピュータを実験室に持ち込む事は許可されません。実験完了後、全データはビデオから複写します。実験でSCP-1722の影響区域内にカメラを持っていく必要がある場合、実験の監督官はアメリカ手話で意思疎通を取ります。

説明: SCP-1722は長さ約1.7mのホワイトオークの枝です。SCP-1722は様々なアクリル絵の具、色付きダクトテープ、革の切れ端、シジュウカラガン(Branta canadensis)の羽根で装飾が施されています。部分的に完成しているストリングブレスレットがこの物体に付けられています。取り外した装飾自体に異常特性はありません。

SCP-1722が人間に保持された場合、5m圏内にある全ての物理及びデジタルの文書に手書きの論評と校正が書き加えられ、たびたび原文の閲読が困難な程の量になる事があります。ビデオ映像と音声記録には文書の場合の編集と同様に、音声による論評が加えられます。この声は成人の男性の物であり、60歳程度と推定されています。

影響を受けた記録に含まれる情報は削除される事なく、また新たに情報が加えられる事もありません。筆跡、語彙、構文は全ての修正で一貫しています。

付録-01: 顕著な論評例:

18世紀の英国議会の議員である███████ ██████████の原稿。

さて、ふむ、良い線しとるのう、だがちょっと内容について考えてみようか。入植者を踏みにじるのは、政党が絡んでいる事を鑑みればただ醜態を晒す事になりそうじゃ。最良の選択は、彼らを準自治体として抑え、その地域の知事を自由選挙で選ばせ、そして副知事の地位に議会の代表者を送り込ませることじゃろう。それと、その縮れ毛みたいなfはやめてくれんか。読むのに鬱陶しくてたまらん。

二次創作、"深きに沈む"の抜粋。

これで5つ目のアポストロフィじゃ、この巫山戯た段落にこれだけ見つかったぞ。気付いとらんのか?愚か者が。もうこれ以上は読まん。[残り71頁は未編集。]

"お手軽便利な洗濯カゴ"のCMの録画。

自分の服を仕舞えない愚図なんぞおるのか?きっとその愚図は、巨大で太ったロブスターの爪のような手をして、服を仕舞ったり畳んだりできないような、文字通りとんでもない無能なんじゃろうな?莫迦にしとるのか?

んー…それを考慮すれば、2個で20$がいい値段じゃろう。それならばクリスマスの贈り物にしてやらんこともない。

スマッシュマスター!、単一のコミック。

待て、何じゃ?待ってくれ、何なんじゃ?何故この男はこんな事をしとるんじゃ?この女は何故あんな事を?この男の腕はどうなっとるんじゃ?この女の胸は何じゃ?誰がこれに金を払うと?一体何処のどいつがこんなのを読むのに金を出すと?何故小奴らは北極でタイツを着とるんじゃ?作者は芸術学校に行ってすらないのか?この独白に一体何の意味が?何故こんなのが存在しとる?なぜじゃ?

米国の個人所得税申告書、Form1040

どうすれば多額が手に入るか知っておるか?売上税率の均一化じゃ。既に富のレベルで等級分けされておる特例が無くなる事でより多くの税収が手に入り、そしてお主はIRSの全てを破壊できるじゃろう。

ははは、待っておれよ、アメリカ。

スパイスの王様、ロマンス小説。

そうして奴らはファックしました、それにしてもまあ、この散文は美文調じゃな。[1頁毎に1文字ずつ書かれています。]

ボブ・ディラン作"ライク・ア・ローリング・ストーン"の録音。

[声は曲全体を通して一緒に歌っています。声は非常に音痴です。歌は時折"イエーイ!""まさに、ボブじゃ!"という叫び声で中断します。]

ハムレット第一幕・第二場、王子ハムレットの独白。

愚図が、黙らんか。

フランスの芸術映画、Joyeux Fromage(幸せなチーズ)

[物語と演技を批判していますが、映像は評価し、評論すべてを流暢なフランス語で行います。]

SCP-1722実験のビデオ記録。

ああ、棒を持った男を見てみろ。面白い、素晴らしいのう。別の男が入ってきた、"やあボブ、それをどうするんだい?""あー、そうそう、ただここでこの棒を持っているだけさ。""まあ、それはとても興味深いね!ほら、この本を持ってごらん。なんて凄いんだ、フランク、今僕は棒と本の両方を持っているぞ、ってああもう、既にやってるよ!

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