SCP-1723
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SCP-1723の写真

アイテム番号: SCP-1723

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-1723は、いかなる無線放送も遮断するようファラデー箱1として機能するよう改造した人型用収容個室に収容されねばなりません。SCP-1723は高齢であることに起因する持病があり、突発的な内科救急措置の可能性があるため、医師を常に部屋の内部に配置せねばなりません。SCP-1723は常時この個室内に拘束せねばなりません。

説明: SCP-1723は94歳前後のウズベク系の人間の女性です。身長は1.4m、体重39.2kg、白髪です。SCP-1723は脊椎と脳を受信機として機能させることで、300m以内を通過するあらゆる無線電波の内容を受信することが可能です。SCP-1723はこれを姿なき者の声として「聴き」ます。SCP-1723は88MHzから245MHzの範囲の周波数のあらゆる無線電波を拾うことができます。全てリアルタイムで聞き取ります。暗号化のレベルに関係なく、SCP-1723はあらゆる放送を拾うことができます。SCP-1723はウズベク語、英語、ロシア語、フランス語、ドイツ語、そしてモールス信号で発信されたメッセージを理解できます。

ロシア連邦内の精神病院で彼女はアルツハイマー病および解離性同一性障害として治療を受け、1996年に退院しました。現地軍に潜入していた職員が、携帯電話の送信内容を聴くことができる患者の報告書に辿り着いたことで、SCP-1723は財団の注意をひきました。職員がSCP-1723調査のため到着したとき、対象は職員へ向けた機密扱いの無線通信の内容を復唱し始めました。SCP-1723は収容され、Safeに分類されました。

対象はアルツハイマー病、骨関節炎、白内障、右耳の難聴に加え左耳の全聾などいくつもの疾病に悩まされています。全聾は対象の電波通信内容を「聴く」ことには何ら影響しないことを注記します。加えて、SCP-1723は過去適切に治療されなかったことにより、何箇所かの骨折といくつかの軽度の脳機能障害を負っています。SCP-1723の解離性同一性障害は、冷戦期の[削除済]を含む著名な政治家・軍人の人格の模倣を示します。

対象の頭蓋をfMRI(機能的磁気共鳴画像法)スキャンしたところ、前頭葉にいくつかの小さな「不感帯」が見つかりました。これらはSCP-1723の無線能力と関係し、電波受信時に「起動」するもののようです。

補遺: SCP-1723の確保をもたらした調査の間に、対象の部屋から小さな備忘録が発見されました。SCP-1723がGRUによって監禁されている間、対象が日記として使用していたようです。ほとんどが不明瞭ですが、うちわずかな書き込みは重要です。

…どれくらい監禁されてるかわからない。私の名前は█████ █████████で、およそ3週間はこの施設につかまっています。私が地区監督に「声」のこと、そしてあの鉄塔が建ってからというものずっと聞こえることを話して以来、ずっとここにいます。お腹がすいた、怖い、あの人たちは私をどうするつもりなのか。これを読んでる人がいたら、助けを呼んでください。私の母に私はまだ生きていると伝えてくさだい。

…あの人たちは私が現地工作員として訓練を受ける栄誉を受けると言った。私に「服従訓練」を受けさせねばならないと言った。その意味がわからないけど、少なくとも私は死なずにすむようだ。あの人たちが課すのがなんであれ、私はそれをやり遂げよう、そうすれば村に帰れる。

あの人たちは私をドイツ、ポーランド、トルコへ連れていき、そこで聴いたことを書かされた。私は声だ。声が何もかも教えてくれる。時には声がたくさんあるし、ときにはわずかしかない。私は大使館の一等書記官だ。私は大使だ。私は頭の中にいる全ての人だ。私はさらに誰になるの? わた

私は心を病んでいるようだ。頭のはっきりした期間がどんどん短くなってきて、もやもやがかかってる間があまりにも長すぎる。任務を遂行できず、あの人たちに殺されるのが恐ろしい。どうすればいいかわからない。このもやもやを止めるようにしなければ、治さなくては。母のために。

あとどれだけこうしていればいいか分からない。あれは私の心に喰い付いて、私をぼろぼろにしている。私に靴をはかせたがっている、あの声は。声はどこからでもやって来る。大事なことが無い限り鉄塔の近くを歩けない。私が通り抜けるものを誰もわかってくれない。あの人たちは私を家に帰そうとしない

これ以降、記述は解読不能となります。これ以外で判読可能な記述は備忘録の裏に書かれていたものだけで、これはGRU"P"部局の職員によって書かれたもののようです。

現在、プロジェクトS33は中止されている。オブジェクトS33はもはやいかなる電波通信も書き取ることができず、基本的な生命活動すらできない。我々はかなりの額で彼女を引き取りたいというあるアメリカの組織の接触を受けた。それまでの間、彼女は精神病棟に拘禁する。プロジェクトS33に割り当てられていた担当者は異動となる。この日記のようにS33に関係する文書は、オブジェクトとともに引き渡される。

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