SCP-1735
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アイテム番号: SCP-1735

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-1735は、その天頂、天底、子午線の部分に工業用塗料を用いて太さ70ミリメートルの印が付けられています。砂浜一帯には電気柵と2人の警備員が配置されています。区域一帯はつねに監視されなくてはなりません。現在付けられている印には触れることが出来ないため、再度印が付けられることは決してありません。

説明: SCP-1735は、ニューファンドランド島の砂浜(北緯██.0000°、西経██.0000°)に存在するレジ袋を囲む、静的で移動不可能な目に見えない障壁です。障壁は球形で、レジ袋の周囲の半径0.70メートルに広がっています。あらゆる手段でSCP-1735を突破する試みが行われましたが、すべて失敗に終わりました。障壁内からレジ袋を取り出す試みは現在も進行中です。

SCP-1735の掘り出しによって、障壁内の砂などの内容物はすべて落下しましたが、レジ袋はそのままでした。その後、砂を障壁内へ再度入れる試みが行われましたが、失敗に終わりました。内部のレジ袋は常に浮かびながら風の影響を受けているかのように揺れます。時折レジ袋がSCP-1735の端に近づきますが、外へ出てくることはありません。

SCP-1735は2004年に起きたダートバイクの死亡事故の科学捜査を地元警察が行っている最中に発見されました。捜査に関わった民間人にはAクラス記憶処置が施されました。さらなる調査により、SCP-1735との衝突によって生じた死亡事故は複数あり、最も過去のものは1823年3月12日になることが分かりました。さらに、漁船の転覆事件も過去に遡ると1738年に発生していることが報告されました。超常的であるということを示す報告は2004年までなされませんでした。

SCP-1735内に常にレジ袋が入っていたかどうかは不明です。

補足: SCP-1735の周辺の収容エリアは2010年1月27日にもう一つのレジ袋によって突破されました。新たなレジ袋が風に乗ってSCP-1735内へ抵抗なく進入しました。かつてのレジ袋は新しいレジ袋とともに障壁内に存在します。新しいレジ袋が進入した環境の再現は失敗に終わりました。このレジ袋の発生源の調査は現在進行中です。

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