SCP-1801
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アイテム番号: SCP-1801

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-1801の複雑性から、宿主の外での隔離は現在不可能であることが証明されています。SCP-1801の全患者は武装生物収容エリア-14にあるSCP-1801専用の生物研究医療施設に収容されます。建築物全体がLevel4生物災害収容プロトコルの下に置かれており、100mセキュリティ周囲は一定の警備員の下で建築物の周囲で保たれることになっています。職員によるセキュリティ周囲への無許可の出入りは即座に処分され、死体は焼却されることになっています。

生物資料をSCP-1801生物研究医療施設に残すことにはなっていません。全実験は例外なく現場において実施されなければなりません。

SCP-1801生物研究医療施設への物理的入場はサイト監督官に承認され、最適のLevel4収容装備を完備した職員に限られています。セキュリティ周囲への後退が許された職員は事前退場として72時間の現場での施設専用殺菌エリアでの検疫が義務付けられています。

SCP-1801に感染した全対象は隔離され、SCP-1801生物研究医療施設の個々の部屋にて監視されます。 事案I-1801-24により、SCP-1801の感染者は制御された実験以外で他の感染者と接触することは許されません。

SCP-1801自体は直接の血液感染または性的接触による感染のみ見られますが、構成要素の多くは通常危険であり何気ない接触や空中伝染によって感染することができます。SCP-1801の全感染者は感染性の高い存在として取り扱わなければなりません。

説明: SCP-1801は隔離中に異常特性を示さない媒介の複合体を通じて伝染することのできるようにみえる伝染性の症候群です。現在までに財団研究員はSCP-1801の構成要素が█種の細菌病原体、█種のウィルス病原体、█種のプリオンを含んでいると特定しました(█種はSCP-1801以外で哺乳類の宿主はこれまで確認されていません)。全病原体は既知のものであり、SCP-1801感染への参加以外はその症状は文書化されています。SCP-1801感染に参加すると、その症状はもはや通常の疫学および徴候学には当てはまりません。

SCP-1801感染の症状は感染の媒介物と感染者がその後他人に感染させたかどうかに基づき変化します。感染者は3種に分けられます:

  • SCP-1801-1: SCP-1801-2と接触、または[編集済]を通じてSCP-1801に感染した個人はSCP-1801-1になります。通常致命的な感染になるバクテリアとウィルスの宿主になるにもかかわらず、SCP-1801-1は別の個人にSCP-1801を感染させるまで健康な状態です。
  • SCP-1801-2: SCP-1801-1またはSCP-1801-3に接触してSCP-1801に感染した個人はSCP-1801-2になります。感染の24時間以内はSCP-1801-2は黄色ブドウ球菌またはクロストジリウム菌の感染に類似した症状が示し始めます。しかし、液化と壊死するよりもむしろ感染した組織は完全に消えます。組織が消えて血管が閉じてしまうため失血は最小限です。このため、犠牲者は毒血症または失血性ショックにはならずに、生存に必要な神経または器官が影響を受けるまで、通常感染によってこのように組織が破壊された場合よりも長く生きることができます。(人工心肺と透析の補助によりあるSCP-1801-2は筋肉、全ての四肢、胃、腸、腎臓、肝臓、下顎骨、舌、食道の80%が損失しても16日間生存しました。脳が30%損失した後にこのSCP-1801-2は死亡しました。)
  • SCP-1801-3: 一旦SCP-1801-1がSCP-1801を別の人間に移すと、SCP-1801-1は症状が止まり、SCP-1801-3へと移行します。SCP-1801-3は発達した不規則な奇形腫の症状を示し始めます。この奇形腫の発症は伝染前のSCP-1801-2の感染症状と一致します。SCP-1801-3の奇形腫の量と成長率はSCP-1801-2での組織破壊の量と率に一致します。SCP-1801-3が新たにSCP-1801を感染させると、腫瘍の成長率は加速度的に増加する可能性があります。この場合、SCP-1801-3の奇形腫の量と成長率は感染させた全てのSCP-1801-2の組織破壊の総体的な量と率に一致します。奇形腫の遺伝子検査はSCP-1801-3よりもむしろSCP-1801-2の遺伝物質を示します。これにもかかわらず、組織拒絶は観察されませんでした。

SCP-1801-3で成長する奇形腫は通常よりも非常に複雑な器官発達を発生させます;目、歯、髪に加え完全な腎臓、肺、完全に独立した動きを見せる左手、舌、[変種済]が観察されています。この成長は不規則に見えますが、それぞれ互いに連結しており、症状が進行すると循環、内分泌、[編集済]システムの対応とSCP-1801-3本来の人体からの独立が示されます。SCP-1801-3は腫瘍の成長が通常の器官機能を妨げるまで大抵は生き残ります。(死亡の55%は気道が塞がれたことまたは肺の陥没による窒息です。)SCP-1801-3の腫瘍が生命危機に関わるほどの大きさになる前に関係したSCP-1801-2が全員死亡すると、腫瘍の成長が止まり、SCP-1801-3は新しいSCP-1801-2感染者が現れて腫瘍の成長が再開するまで生き残れる可能性があります。

補遺1: SCP-1801-3の検死に関する事案報告

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