SCP-1801-JP-RE 跋扈する巨乳
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アイテム番号: SCP-1801-JP-RE

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: 現在管理下にあるSCP-1801-JP-REはサイト-81KAの特別危険生物収容室に収容されます。収容室内の気温は常に-12.3℃以下を維持しなければなりません。野生のSCP-1801-JP-REは機動部隊け-9"風営法"により捜索、捕獲されます。SCP-1801-JP-RE-Aは発見次第収容し、SCP-1801-JP-REの摘出手術1後、記憶処理を施し解放します。現在、カバーストーリー"違法薬物"が流布され、SCP-1801-JP-REへの感染を減少させる試みが行われています。SCP-1801-JP-REを用いた実験はクリアランスレベル4以上の担当職員2の承認が必要です。

概要: SCP-1801-JP-REはヒトを宿主とする寄生生物です。DNA鑑定によって紐形動物(Nemertea)に近い種であることが判明していますが、その生態は一般的な紐形動物と大きく異なります。SCP-1801-JP-REのキャリアとなるのは主に女性ですが、これは感染経路によって発生する偏りであり、男性にも寄生可能なことがDクラス職員を用いた実験によって判明しています。


感染経路: SCP-1801-JP-REの感染者候補者は、"販売員ミヨコ"を名乗る人物3の訪問を受けます。"販売員ミヨコ"は候補者に対し"胸を大きくする錠剤"の購入を勧めます。金額はおよそ500円前後で、ほとんどの候補者は錠剤を購入します。候補者は購入した錠剤を服用した時点でSCP-1801-JP-REに感染し、SCP-1801-JP-RE-Aに指定されます。SCP-1801-JP-RE-Aの自宅から回収されたパッケージには、"イワナガ美容組合・日本生類創研共同開発"と記された、錠剤の取扱説明書が封入されていました。


第1形態: 服用された錠剤が胃に到達し、胃酸によって錠剤の表面が融解すると、中から2体のSCP-1801-JP-REが出現します。このときSCP-1801-JP-REは線形動物(Nematoda)と酷似した形態を取ります。このときのSCP-1801-JP-REの全長の平均は32.4μmで、酸に対し強い耐性を持つことが明らかになっています4。SCP-1801-JP-REは胃壁に微小な穴をあけ、血管内に侵入します。血液中のSCP-1801-JP-REは高い遊泳能力を持ち、血流に逆らって移動することも可能です。SCP-1801-JP-REはそれぞれ左右の乳房付近に到達すると、血管を抜け、乳腺葉内に侵入します。このプロセスは服用から約3時間程度で完了します。以下のプロセスは全て2体のSCP-1801-JP-REに共通で、ほぼ同時に行われます。


第2形態: 乳腺葉内に侵入したSCP-1801-JP-REの体は、一部の神経系とみられる組織を残し全て溶解します。このプロセスは蛹が形成されないことを除き、昆虫の蛹化に酷似しています。溶解した体は乳腺葉に付着すると、組織内に浸潤し、徐々に乳腺葉の組織をSCP-1801-JP-REの体と同じ組成に変化させ、同化していきます。この同化は乳腺葉1つの組成が全て置き換わるまで継続します。同化の完了後、溶解せず残った神経系が同化した組織と癒着します。この時点から、SCP-1801-JP-REと同化した乳腺葉全体をSCP-1801-JP-REとして扱います。乳腺葉侵入から同化完了までは、20時間程度を要します。


第3形態: SCP-1801-JP-REはいくつかの管を発生させ、付近の血管と結合します。SCP-1801-JP-REはそれらの血管から血液を体内に取り入れ、血中のグルコースを吸収し養分とします。SCP-1801-JP-REはエストロゲン、プロゲステロン、ヒト成長ホルモン、その他4種の未知の成分、周期的な電気信号を発生させ、SCP-1801-JP-RE-Aの乳腺、大胸筋の発達、クーパー靭帯の強化、修復5を促し、SCP-1801-JP-REにタンパク質を摂取することに対する欲求を生じさせます。また、乳腺の発達に合わせて脂肪組織の生成も行ないます。結果として、SCP-1801-JP-RE-Aの乳房は肥大化します。このプロセスは乳腺葉への同化完了から約1年間をかけて徐々に進行し、最終的にSCP-1801-JP-RE-Aの乳房は片方のみで2000g程度6まで肥大化します。


第4形態: 肥大化が始まって約1年後に、第4形態への変態プロセスが開始します。SCP-1801-JP-REは日が沈み、SCP-1801-JP-RE-Aがリラックス状態に入ったことを感知すると、メラトニンの分泌を開始し、SCP-1801-JP-RE-Aの睡眠を促します。SCP-1801-JP-RE-Aが睡眠状態に入ると、SCP-1801-JP-REは周囲の血管との結合を全て解きます。その後SCP-1801-JP-REはクーパー靭帯をすべて破壊した後、多数の管を発生させ、周囲の乳腺葉を1カ所に集合させます。SCP-1801-JP-REは各乳腺葉の接触部分の壁を破壊し、1つの組織として集合させます。SCP-1801-JP-REは全ての乳管を1つに結合させ太い管状の組織を形成します。その際、各乳管の乳頭における開口部は1カ所に集合し、開口部周囲には筋組織が形成されます。これにより、SCP-1801-JP-REが自由に開口部を開閉させることが可能になります。

これらの作業完了後、SCP-1801-JP-REは乳房内にヒトの皮膚を生成し始めます。皮膚はSCP-1801-JP-REの存在する乳頭側と、大胸筋側を隔てるように生成されます。この皮膚の生成の最中、大胸筋側の空間にSCP-1801-JP-REの一部が侵入し、通常のヒトの乳房内の組織を生成します。生成完了後、SCP-1801-JP-REは体の一部を大胸筋側の空間に残し、その他の大部分が乳頭側の空間へと移動します。移動完了後、SCP-1801-JP-REは生成中の皮膚上に乳頭及び乳輪を形成します。この状況は、乳房内にもう1つの乳房があるように見えます。皮膚の生成が終了すると、その皮膚の上にさらに厚い皮膚が生成されます。最初に生成された皮膚とこの厚い皮膚の間には0.1mm程度の薄い空気の層が存在し、2つは完全に隔てられます。その後、SCP-1801-JP-REの含む空間が厚い皮膚とともに離脱し、楕円球状の形態をとります。SCP-1801-JP-RE-Aに残された部分は一般的な乳房として機能します。これ以降、SCP-1801-JP-RE-Aから離脱した乳房全体をSCP-1801-JP-REとして扱います。SCP-1801-JP-REの離脱によりSCP-1801-JP-RE-Aに残される乳房の重量は、SCP-1801-JP-RE感染前よりも200g以上重くなるように調整されます。このプロセスは約3時間で終了します。

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SCP-1801-JP-REとSCP-1801-JP-RE-Aの分離の模式図


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隆起開始時の模式図

第5形態: SCP-1801-JP-RE-Aと分離したSCP-1801-JP-REは脚部の形成を始めます。SCP-1801-JP-REは乳頭を上部として静止し、側面に左右各3つの隆起を発生させます。隆起は徐々に肥大化し、やがて各隆起はヒトの肩から手までと酷似した形状の脚部を形成します。これらの脚部の筋組織の構造はヒトのものとほぼ同一であり、非常に発達しています。特に上腕二頭筋と腕橈骨筋にあたる筋組織の発達は顕著です。脚部の形成後のSCP-1801-JP-REの外見は、"体のつくりはカニのようだが、胴体は乳房で、足の代わりにヒトの腕が6本ある"と形容されます。この脚部の生成をもってSCP-1801-JP-REは成体とみなされ、これ以上の変態及び成長は見られなくなります。変態が完了したSCP-1801-JP-REはSCP-1801-JP-RE-Aを離れます。脚部の形成は約20分程度で完了します。


再感染: SCP-1801-JP-RE-Aの乳房内に残されたSCP-1801-JP-REの一部はやがて第2形態へと移行し、以降同じ経過を経て成長します。


生態: 野生のSCP-1801-JP-REは夜行性で、夜間は主に捕食行為を行ないます。SCP-1801-JP-REは動物性のたんぱく質を主食とし、ネズミや猫などの動物を捕食します。捕食対象を発見したSCP-1801-JP-REは音をたてないようにゆっくりと対象に近寄り、十分近寄ったところで対象に向かって跳躍、6本の脚部で対象を拘束します。その後、乳頭から紐形動物(Nemertea)の吻に似た、枝状に分かれ伸縮するピンク色の組織(これ以降"吻"と呼ぶ)を伸ばし、対象に絡みつかせます。その後吻から消化液を分泌し、対象を体外消化しながら吻を通して吸収します。SCP-1801-JP-REの脚部による締め付けの力は、最大で0.8tになることが確認されています。SCP-1801-JP-REは1週間に2回程度の狩りを行ないますが、小動物などが見つからない場合はヒトを含むより大きな生物を対象に狩りを行うようになります。1度狩りに成功した対象には、以降積極的に狩りをおこなうようになります。SCP-1801-JP-REは少なくとも秒速24m以上の移動と3m以上の跳躍が可能であることが判明しています。

昼間、SCP-1801-JP-REは巣の中で睡眠に近い状態を取ります。巣が形成されるのは暗所の空間7で、1つの巣につき平均で██体のSCP-1801-JP-REが生息しています。巣に対し過度な接近や攻撃が行われた場合、巣の中のSCP-1801-JP-REは全て活性化し、対象の排除のために、集団で捕食時と同じような行動に出ます。

異なる宿主から生まれた2匹のSCP-1801-JP-RE同士が遭遇した場合、稀に生殖行為が発生します。一方のSCP-1801-JP-REはもう一方のSCP-1801-JP-REを脚部を使い拘束します。その後両個体は乳頭から吻を出してお互いの吻を絡めさせます。その状態で15分ほど経過すると、両者は吻から白い粘性のある液体を噴出します。噴出後、SCP-1801-JP-REは液体が付いたままの吻を乳頭から体内に格納します。生殖行為後3日が経過すると、SCP-1801-JP-REは乳頭から錠剤の形をした卵を産み落とします。産み落とされた卵は、その後吻によってSCP-1801-JP-REの体内に格納されます。

SCP-1801-JP-REは高い弾力性によって衝撃に強い耐性を持ちます。また低温環境にも一定の耐性を示しますが、-12.3℃以下で行動を停止し、-50℃以下で生命活動を不可逆的に完全停止させることが判明しています。

現在までに███体のSCP-1801-JP-REが収容されましたが、都市部を中心にSCP-1801-JP-REによるものと思われる行方不明事件が未だに多数発生しています。

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