SCP-1806
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実験前のSCP-1806

アイテム番号: SCP-1806

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-1806はサイト-19の安全な、光を通さない異常物品用ロッカーに収容されます。承認された実験で使用する際を除き、SCP-1806に直射日光を当ててはいけません。財団職員は実験中、自分の身とSCP-1806の間には少なくとも10mの距離を維持し、SCP-1806と光源の間には入らないでください。

SCP-1806-1個体は標準的なヒト型実体収容室に無期限に収容します。

説明: SCP-1806は引き伸ばしたような人間の頭部を象る様式的彫刻であり、高さ0.8m、重さ300kgです。彫刻の構築に使用された素材の分析は、第III型鉄隕石に見られるものと一致する鉄とニッケルのミクロ構造および凝集性を示します。SCP-1806の異常性質は、直射日光、または同等のスペクトルと強さを有する任意の光源に曝露した時に発現します。

SCP-1806が十分に照らされている状況で、生きている人間の影がSCP-1806を、またはSCP-1806の影が人間を横切った場合、その人間はSCP-1806-1個体と化します。

SCP-1806-1の症状は、曝露後の4つの主要段階を経て進行していきます。

  • 第1段階: 曝露直後、SCP-1806-1の影は異常性を見せ始めます。これは主に、周囲の照明状況から考えて不自然なほどに暗くなり、もはやSCP-1806-1の輪郭と一致しない形状へと変化することによります。
  • 第2段階: 曝露から6~12時間後、SCP-1806-1は他の物体が投じる影の内部に、何らかの物体や実体を知覚し始めます。この知覚の明瞭さは影を投げかけている直接光、並びに周辺照明の強さに比例します — 即ち、SCP-1806-1の見る影が“暗い”ほどに、前述の物体・実体の知覚は明瞭になります。SCP-1806-1個体の大多数はこれに苦痛を表しますが、魅了されていることを表明する者も少数ながらいます(~10%)。SCP-1806-1個体は、曖昧な言葉による表現を除き、これらの知覚内容の性質を明確に述べることは滅多にありません。
  • 第3段階: 曝露から24~48時間以内に、SCP-1806-1は視覚で物を区別する能力を失い始め、機能的には盲目となります。実験により、SCP-1806-1は光の存在を特定し、投じられる影の輪郭を基にして物体を描写することは可能であるものの、照らされている物体そのものを知覚することはできないということが示されています。影の中の物体・実体はこの時点でSCP-1806-1から極めて明確に見えるようになり、あらゆる暗闇は別世界へのポータルであるかのように描写されるようになります。
  • 第4段階: 第3段階の開始から24~48時間以内に、SCP-1806-1はある種の失語症を示し始めます — これは不適切または不合理な言葉を時たま選択することから始まり、最終的には意思疎通能力の完全喪失にまで進行します。財団職員の話す言葉を理解する能力も同様に低下していきます。第4段階の発症から24時間以内に、SCP-1806-1と影響されていない人物の間では、意味の通る相互作用が不可能になります。

第4段階後、SCP-1806-1は無意味かつ無作為に会話を行い、観測不可能な現象に対応して移動・反応するようになります。この段階に至ったSCP-1806-1は自己保全行動が不可能であり、偶然による自傷を防ぐために拘束する必要があります。

補遺:
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