SCP-1806-JP
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アイテム番号: SCP-1806-JP

オブジェクトクラス: Thaumiel

特別収容プロトコル: SCP-1806-JP-Cの定着のため、手順1806-70Eの継続的な実施が必要です。手順1806-70Eは各国の風土/風俗に合わせたカバーストーリーで流布され、全国の大使館へ派遣された選任エージェントにより実施状況が常にモニタリングされます。
また、世界各国へ点在するSCP-1806-JP-Bは最重要監視対象となっており、面積の変化、新たなSCP-1806-JP-Bの出現は直ちに担当職員を通じO5評議会へ通知されます。SCP-1806-JP-B内の住人は、その土地の性質上、段階的な立ち退きまたは定期的な入れ替えを行う必要があります。

説明: SCP-1806-JPはSCP-1806-JP-A、SCP-1806-JP-B、SCP-1806-JP-Cの総称です。
SCP-1806-JP-Aは、人類にSCP-1806-JP-Cを定着させる為の一連の儀式手順です。1日に1度、特定の要素を含んだ儀式的動作(手順1806-70E)を地球上のどこかで行う必要があり、その効果は地球のどこで行われていても全人類へ及びます。以下は手順1806-70Eに含まれる構成要素の抜粋です。

  • 13人以上の人員で特定の誰かの生誕を祝う
  • 3人以上で先祖の碑を目前に黙祷を捧げる
  • 閉所においてウリ科の植物を用いたアーティファクトを設置する
  • 篝火を中心に、10人以上で輪を作り踊りを捧げる
  • 隣人と対話を行う

SCP-1806-JP-Bは、SCP-1806-JP-Aの影響を受けづらい特定の範囲が指定されます。これまでに全国で███箇所が発見されており、そのどれもが陸上です。SCP-1806-JP-B内で生活する人間はSCP-1806-JP-Cの定着が次第に弱まり、個人差にもよりますがおおむね10年程度で完全にSCP-1806-JP-Cの定着から脱します。SCP-1806-JP-Cが定着状態でない人間(乖離状態)は主に以下の状況になります。

  • 言語能力の著しい低下
  • 熱調理された食料の忌避
  • 瞳孔の拡大
  • 他者への著しい攻撃性

この状況はSCP-1806-JP-Bから連れだし、SCP-1806-JP-Aの影響下に置くことで徐々に改善へと向かいます。乖離状態であった人間はその際の記憶はありますが、口をそろえて「実感はなかった」旨の発言をしています。

SCP-1806-JP-Cは、古来よりヒトに定着している意識的存在であり、今日において広く「自我」と呼ばれている物とおよそ等しい存在です。これは人類とその他生物を決定的に差別化する要素ですが、SCP-1806-JP-A以外での人為的な定着、剥離には成功していません。SCP-1806-JP-Cの存在が初めて確認されたのは、粘土板ほか考古学的証拠によりおよそ20万年前まで遡ります。SCP-1806-JP-Cの定着が先か、SCP-1806-JP-Aの偶発的実行が先かは議論が分かれていますが、ホモ・サピエンスへの定着後に爆発的な進化を遂げ、今日に至ります。
ヒト個体からSCP-1806-JP-Cの定着が外れた場合、前述の乖離状態に陥り、古くは「キツネ憑き」「悪魔憑き」と表現される行動を見せます。人類の歴史は乖離状態への対処の歴史であるとしても過言ではありません。SCP-1806-JP-Aの策定にはおよそ1万年の年月を費やしており、現代では乖離状態のほぼ根絶まで至っています。

補遺: 近年、ヒトDNAにおいてSCP-1806-JP-Aの効果を阻害する遺伝子コードが発見されています。該当の遺伝子コードは劣性遺伝であるため現状では大きな混乱は見られませんが、大規模な遺伝子インプリンティングなどの対策を講じる必要があります。現在これについて大きく11の手順が研究されていますが、未だ確立には至っていません。

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