SCP-181-DE
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アイテム番号: SCP-181-DE

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-181-DEの入口周辺には建物が建設され、そこには24時間体制で武装した治安部隊が配備されています。SCP-181-DEから出現した全人物は拘束されてその場で尋問され、再び送還されます。同一人物が2度目にSCP-181-DEから出現した場合、現場に駐在している治安部隊全てに自動的な殺害命令が出されます。

説明: SCP-181-DEは████████森林内の2本の樹木の間の空間を通り抜けることによってのみ到達することのできる不明確な広さの森林地帯です。 以前の探査によって転送された映像は、SCP-181-DE内部の領域が入り口の約300メートル北に位置するレンガ造りの建物で構成された集落を除いて、すぐ外側の領域と異ならないようであることを示しています。以前の探査によるとこの集落には少なくとも420名が生活しています。

SCP-181-DEの領域ではこれまでのところ活発な異常事件や効果は観察されていません。唯一の例外はSCP-181-DEの住民の宗教です。

SCP-181-DEの住民は"喜びと多産の神・ブラマルバス"と呼称される実体に祈ります。これまでのところ住民はSCP-181-DEに立ち入った全員を招待し、この実体に敬意を表す祝祭に出席しました。最初の探査では、Dクラス職員の映像と音声の転送が暫くしてから途絶えたため、この祝祭についての正確な情報を収集することができませんでした。その後の探査でDクラス職員が先行者に何が起こったのか尋ねた際、SCP-181-DEの住民は以前に"部外者"との接触があったことを否定しました。

付加された隠しマイクを使用することで、Dクラス職員による更なる探査においてある種の"祈祷"の一節を聞き取り、後で統合することができました。文書181-DE-17-Dを参照してください。

"ブラマルバス"を讃える祝祭の正確な情報を収集するために、機動部隊DE6-オラフがSCP-181-DEに送られ、数台の送信用ドローンが同伴して様々な隠しカメラが装備されました。これによってこの祝祭の全プロセスを記録することができました。それは以下の通りです:

  • 最初に"長老たち"の数人が演説をし、茶色の革表紙の本からある種の祈祷を読み上げる(文書181-DE-17-D参照)。
  • その後出席者全員にお茶の入った木製のコップが提供される。注記: Dクラス職員とMTF DE6-オラフは同様にこのお茶を飲まなかった。
  • その後水と油がそれぞれ約80リットルの鋳鉄製の容器内で加熱される。
  • 次にゲスト(この場合はMTF DE-6-オラフ)はこれまでに確認されていなかったガスの放出によって麻痺する。未知の理由によって住民はガスの影響を受けていない。これは恐らくお茶を介した免疫や解毒の予防手段を示している。
  • その後住民は目の反応のテストによって麻痺したゲストがまだ意識があることを確認する。
  • 次にゲストの腕と足が手鋸で切断され、傷口を燃えた金属片で焼灼する。
  • 切断された手足は様々な根菜と共にお湯の入った容器の中に投げ入れられる。
  • 男性のゲストは強制的に数回遺伝物質を取られる。
  • "長老たち"の要求に応じ、数名の若い女性が遺伝物質の入った容器を持ってレンガ造りの建物の1つに戻る。
  • ゲストは眼球と舌が取り除かれる。この舌は水に投げ入れられ、眼球は油に入れられる。
  • 約7分後に油から眼球が取り出され、"長老たち"によって食べられる。
  • 次に生きたままの"ゲスト"が沸騰している油に入れられる。
  • ゲストの舌が入ったお湯が木の皿によそわれ、出席者に振る舞われる。
  • 約40分後にゲストが油から取り出され、分解され、木の皿に盛られた後に次のゲストが沸騰している油に入れられる。このプロセスはゲストがいなくなるまで繰り返される。

祝祭の残り時間は祈祷と用意されたゲストで作られた食事のみで構成されています。更なる探査は自動操縦ドローンのみで行われました。これらはSCP-181-DEの住民によって大部分は無視されました。

補遺、20██/08/17
グリップアームを備えた自動操縦ドローンが建物内に侵入し、茶色の革表紙の本を盗み出すことに成功しました。これはサイト-DE14でシュヴァルツ博士によって分析され、完全な写しが作成されました。[検閲済]を参照してください。

補遺、20██/08/26
SCP-181-DEの住民1名がそこから出現し、現場で駐在していた治安部隊に拘束されました。その後対象は調査のために最寄りの財団サイトに移送され、SCP-181-DE-01として指定されました。

調査プロトコル181-DE-01-A

調査実行者: ハネス・シュタイン博士

シュタイン博士: こんにちは。

SCP-181-DE-01: ブラマルバスは貴様の肉をお喜びなさるだろうな。

シュタイン博士: 好みでしたらね。名前を聞いてもよろしいでしょうか?

SCP-181-DE-01: 肺が沸騰した油のみで満たされた時、貴様は無礼を働いたことを後悔するぞ。

シュタイン博士: そしてあなたが質問に答えないならば後悔することになるでしょうね。

SCP-181-DE-01: ブラマルバスの選民をあえて脅かそうとするのを止めろ。彼はその存在を見守り、不信心者の肉を喜ぶからな。

シュタイン博士: 本当でしょうか? ですが、むしろあなたとその隣人たちが我々の身内の肉を喜んでいたように見えました。

SCP-181-DE-01: 信者でない者は家畜だ。家畜だ、その腕と足はスープとなり、その目と舌は彼の栄光を我らの胃へ導き、その種はより多くの信者をもうけるために取られる。

シュタイン博士: イカれてる… (咳払い) まあ、とにかく。あなたの宗教と偶像についてもっと教えてください。

SCP-181-DE-01: 偶像などではない、不信心者め! 彼は神だ! 唯一真の神、食べる喜びをもたらすもの、そうして彼は不信心者を我らの胃へと導くのだ、我らが貴様らの体を食べられるようにとな!

シュタイン博士: ああ。かなり気になるのですが。あなたの村で不信心者がちょうど迷い込まないときは何を食べているのでしょうか?

SCP-181-DE-01: 野菜だよ。

シュタイン博士: ははっ! …すみませんでした。

SCP-181-DE-01: 何が面白い?

シュタイン博士: 私は専ら他の人間を食料とする宗教の信奉者が、大抵の場合はベジタリアンなことが非常に興味深いと思っただけですよ。

SCP-181-DE-01: ベゲタニン? 俺はその言葉を知らん。

シュタイン博士: 重要でもないですよ。さて、村から離れた理由を教えていただけますか?

SCP-181-DE-01: 盗みだ。俺はブラマルバスによって我らの神聖なる本の1冊を取り戻すために選ばれた。

シュタイン博士: あー…どうやってブラマルバスはあなたを選んだのでしょう?

SCP-181-DE-01: 彼は新生児を通して我らに語りかけた。

シュタイン博士: そしてあなたの名前を言ったと?

SCP-181-DE-01: もちろん違う。新生児は私に向かって泣いたんだ。

シュタイン博士: 教えてください…あなたは今までにブラマルバスの栄光に対する真の証拠を目撃したことがありますか? 何か、そう偶然の可能性もないものを?

SCP-181-DE-01: 不信心者の肉の味だ。

シュタイン博士: 今までに人間以外の他の肉を食べたことはありますか?

SCP-181-DE-01: いや…ブラマルバスはそれを禁じている。

シュタイン博士: ふぅん。教えてください、あなたはブラマルバスがただのおとぎ話ではなく神だと確信していますか?

SCP-181-DE-01: 無礼な。ありえない。そんなの同じことだ。ブラマルバスは俺を、この発言を見ている。彼はどこにでもいて、我らもそうだ。世界中に…この惑星全体に。どこにでも、全ての森に、我らはいる。信心者。これは、ブラマルバスに奉仕し、不信心者の肉を介して彼の栄光を我らの中に受け取る者だ。我らはどこにでもいる、我らは永遠だ。我らは選ばれる。

シュタイン博士: それなら話す準備ができるまで、あなたはこの部屋に留まるのをきっと気にしませんね。

SCP-181-DE-01: むしろ俺は飢えている。

シュタイン博士: 心配しないでください、素敵なローストポークを持ってこさせます。

SCP-181-DE-01はうんざりした表情で床に唾を吐く。

SCP-181-DE-01によるブラマルバスの信奉者が世界のどこにでもいるという情報は、現在追及されています。森林近くの国際サイトは予防的に通知されました。

シュヴァルツ博士によるメモ
私はこの祈祷の本の内容とSCP-181-DEから転送された全音声の両方を研究しました。そこからは"ブラマルバス"への信心がどこから来ているのかを得られませんでした。この宗教がSCP-181-DEの外部に存在するかを証明するために相互参照を作成する全ての試みは失敗しました。はい、プロト・サーキック・カルトとは幾つか重なるところはありましたが、ブラマルバスと崇高なるカルキスト・イオンの間に重要な類似性はありません。更にブラマルバスに関する全てのテキストには、上述した神やクラヴィカルの単一の言及はありません。そしてサーキシズムの基礎的な支柱の言及もありません。そして全ての利用可能なサーキックのテキストには、ブラマルバスに十分な類似性を持つ人物/実体の言及はありません。

何の意味もありません。この神、"ブラマルバス"の名前でさえも。これは"自慢屋"を意味する古いドイツ語の単語で、人食いの神にはまったくふさわしくありません。この本のテキストは、彼が神へ至った人間だった、または人間になって再び神になった神であった、常に神であって直接人間と接触したことのない神であったと、たびたび矛盾しています。そして私は、アブラハムの宗教において何千年にもわたり、何百人もの異なる宗教指導者を介して生じた説明可能な矛盾について話しているのではありません…この宗教には何の意味もありません。

補遺、20██/10/11 その後の調査は更なる知見をもたらさなかったため、SCP-181-DE-01は祈祷の本1と共にSCP-181-DE内に送り返されました。そして加えて、将来"不信心者"がSCP-181-DEにもう侵入することはないと通知されました。しかしながらSCP-181-DE-01はそれを信じることを拒否しました。

シュタイン博士によるメモ
私は調査プロトコルを何度も読み、同様にシュヴァルツ博士が祈祷の本から引き出すことのできた全ての結果も読みました。その全てはこの人々が人食いの悪性実体を崇拝していることを指し示しています。邪神以外に、人間がそれほど残忍で残酷かつ広範な手段で他人を殺し、食べさせるものがありますか?

しかしこの邪神が本当に存在することを示すものは何もありません。私は…私はSCP-181-DEで発見される唯一異常なものは入口だと思います。これらの人間は…ただの人間であり、誰からも、何からも影響を受けていません。ただの人間です。

どういうわけか私は、我々が邪神の存在の証拠を発見することを願っています。

補遺、20██/02/22: SCP-181-DEの無力化に関する幾つかの要求は拒否されました。O4評議会の命令により、"ブラマルバス"と呼称される実体が存在するか、及び/またはこの実体がどのような能力を所有しているかが完全に明らかになるまではこの種のさらなる要求は受け入れられません。

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