SCP-181-JP
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アイテム番号: SCP-181-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: 現在SCP-181-JPはサイト-8125のsafeクラス保管用ロッカーに被覆して保管されています。実験の際には担当レベル2職員の許可を得てください。SCP-181-JP-1はDクラス職員以外によって視認されるべきではありません。

説明: SCP-181-JPはB0サイズのポスターです。全体として白地で、上部に大きいゴシック体で「あなたの視力、落ちていませんか?」という記述があり、中央にSCP-181-JP-1が印字されています。右下部に、「視力回復は、███会の視力回復センターへ!」という記述と、連絡先と思しき住所が記載されています。これらの団体は確認されていません。SCP-181-JP-1を除いて、異常な特性は見受けられません。

SCP-181-JP-1はランドルト環と認められる何らかの記号です。直径はおよそ7cm、太さは1cmと推測されています。このランドルト環の切れ目を確認する試みは、現在まで成功していません。

SCP-181-JP-1は、本来であれば切れ目を判読できる距離から判読できる視力で視認された場合、視認した者の視力を「判読できない」ものにまで低下させます。この近視は永続的なものであり、至近距離からSCP-181-JP-1を視認すると、著しい近視・弱視に陥ります。これらの視力低下は軸性近視によるもののため、急激な眼球の変形により網膜剥離などの病気を併発する危険性があります。カメラなど焦点を合わせる機構が存在するものでSCP-181-JP-1の撮影を行うと、その機構部分が破損します。破損した状態では完全な撮影が行えないためか、写真によって写されたSCP-181-JP-1に異常な特性はありませんでした。

SCP-181-JPは通勤中の財団職員が███████駅において発見したものです。当職員は良好な視力を持っていましたが、SCP-181-JP-1を接視しようとしたため、完全な治療を行うことが出来ませんでした。SCP-181-JPはすみやかに回収されましたが、このポスターの存在について情報を知るものは確認されませんでした。回収される前にSCP-181-JPの影響を受けたと思しき市民(現在判明時点で6名)については、簡易の治療とAクラス記憶処置が行われました。

補遺-181-甲: SCP-181-JPに印字された住所を調査したところ、パチンコチェーンの店舗のみが確認されました。これらの店舗に異常は見受けられませんでした。

補遺-181-乙: SCP-181-JP-1に影響を受けた職員が当該住所を訪れたところ、「『███会』と書かれた病院が確認できる」と発言、店舗に近づいた瞬間に消失しました。所有していた携帯電話のGPSも消失したままで、現在も職員は発見されていません。SCP-181-JP-1を撮影したカメラによって該当パチンコ店を撮影したところ[削除済]、撮影者の両腕は切断されました。これらの現象と『███会』については現在調査中です。

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