SCP-1814
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脱酸素環境下でのSCP-1814。

アイテム番号: SCP-1814

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-1814は実験時を除き、常に減圧された密閉箱に保管しなければなりません。またこの箱は脱酸素化しなければなりません。部屋に入るための唯一の入り口には二重のエアロックがあります。箱の壁面はひび割れ等の損傷をセキュリティーカメラで常に監視しなければなりません。損傷が検知された場合、即座に箱の上部に設置されたエアタービンによってガスを排出し、加圧耐火服と防毒マスクを装備したDクラス職員に箱の修理を行わせてください。呼吸の障害ないし疾病を持つ職員は、クラス4かそれ以上のクリアランスを持つドクターによる許可証がない限り、SCP-1814の収容室への進入は許可されません。有酸素状態でSCP-1814-2に晒された職員は、たとえそれが死につながるとしても直ちに、徹底的な脱酸素処理を行わなくてはなりません。用心のため、SCP-1814の収容室に入った職員は全員、放火癖の傾向を調べる心理査定を受けてください。傾向が見られた職員は解雇されます。

説明: SCP-1814は二つの部品からなります。通常それらは接触しており、それぞれSCP-1814-1、SCP-1814-2とします。

SCP-1814-1はおよそ高さ7cm、幅18.5cmの化石化したトウヒで作られた三角形の台座です。角とその中間に一つずつ、6つの足があります。中国の████王朝の芸術様式に似た装飾が彫られています。それにもかかわらず、放射測定ではその様式から想定されるより、少なくとも█████年は古いものであるという結果が出ました。SCP-1814-1はSCP-1814-2の効果の影響を受けないようです。触ると常にわずかなぬくもりを感じます。

SCP-1814-2は酸素がない状況では、複雑かつランダムに配置された燃える炎のような形状の軽石です。酸素が存在する状況ではSCP-1814-2は実際の炎と酷似した激しい分子運動の状態になるまでビキビキと大きな音を立てて、砕けては再び繋がって動き、変形します。この状態でのSCP-1814-2は触ると熱を帯びていますが、その熱は可視光や赤外線としては検知されません。この時、SCP-1814-2は通常の炎と同じように拡大します。まるで燃焼しているかのように、SCP-1814-2は雪崩やグラインダーのような音を発します。この音はSCP-1814-2が大きく増えるにつれ低くなっていきます。生物を含む、SCP-1814-2に晒された被験者はすぐに"石が燃え移り"、覆われて消費されます。被験者は███°Cの炎に晒されたのと同じ深刻な熱傷を負います。加えてSCP-1814-2の多量の粉塵は呼吸を患う被験者に喘息の発作を誘発し、さらに肺や、時には[削除済]までもを内側から焼くことさえもあります。この過程において、SCP-1814-2は軽石と同じ質量、体積を保ちますが、徐々に重くなっていきます。

SCP-1814-2は一般的な軽石の特性に一致した振る舞いも見せます。SCP-1814-2の変形速度では、被験者の皮膚に掻き傷をつけ、時にそれは筋肉組織にまで達し、骨さえも傷つけます。しかしながら、高温で焼灼されるため傷からの出血はほとんどありません。被験者は最終的に過度の苦痛や鈍的外傷、窒息、皮膚の喪失の組み合わせによって死亡します。

全ての酸素を取り除かれるか使い切った時、SCP-1814-1に接していない全てのSCP-1814-2が減衰し"残り火"となり、その後軽石の塵へと変化します。この軽石に危険性はなく、再びSCP-1814-2になることもありません。SCP-1814-1に接していた物のみが元の状態、形状へと戻ります。この時、SCP-1814-1とSCP-1814-2はどちらの損傷もなく分離することはできなくなります。酸素の添加の後除去することでSCP-1814-2の損傷は修復されますが、SCP-1814-1はこの方法では修復できません。

SCP-1814-2は軽石で出来ており、すぐに水面に浮かび収容容器に燃え移るため、SCP-1814は水中で保管することが出来ません。初期の試みにおいてSCP-1814-1がネオンに似た怪しい光を発したため不活性な希ガスの中で保管することもできません。

補遺: SCP-1814は20██/█/██の考古学遠征の際、化石化したヒューマノイドの痕跡が見つかった、ロシアのA████ K███にある███████洞窟の未踏地域で見つかりました。かつて未知のヒト科亜種と考えられたおよそ3人の物と見られる骨は[削除済]でしたが、ごく少量の軽石が傷跡に見られました。その地域に軽石は産出しないため考古学者は困惑しました。この発見の論文は科学ジャーナルが刊行される前に財団の情報エージェントによって接収されました。考古学者は拘置、保護され、クラスAの記憶処理が施されました。洞窟は"致命的な放射線量"であると偽装し閉鎖しました。エージェントはSCP-1814が数千年をかけて洞窟内の酸素を消費し尽したために鎮火したのだろうと述べました。洞窟を開放した時、SCP-1814は再び燃焼をはじめ、急速に拡散しました。SCP-1814-2は標準的な消火器で酸素を奪い、間に合わせの真空容器でサイト19へと持ち帰りました。

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