SCP-182-JP
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アイテム番号: SCP-182-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-182-JPはサイト-81██にあるパスワード付きのロッカーに保存されます。現在SCP-182-JPを用いた追加の実験を行う場合、セキュリティレベル3以上の職員3名以上の承認が必要です。SCP-182-JPの影響を受けていると思わしき人物が発見された場合、速やかに対象にBクラス記憶処理を施してください。また、被験者に情報を与えないように作業中の会話は禁止されています。

説明: SCP-182-JPは約300ページからなる、A6判サイズの書籍です。白色の和紙で装丁されており、表紙、裏表紙共に白紙ですが、本の背に「一見の本」というタイトルと思わしき文字列が記載されています。SCP-182-JPは巻末を除いたほぼ全てのページが白紙です。SCP-182-JPにはいかなる液体、筆記用具を用いても記述をすることができず、またSCP-182-JPに既に記載されている文字はいかなる手段を用いても消すことができません。
SCP-182-JPの内容を一瞬でも肉眼によって認識した、日本語を母国語とする人物(以下、被験者と表記)は、あらゆる科学的な根拠に基づいた事柄に対して懐疑的になります。この状態の被験者はクラスB記憶処理を施すことによって完治させることが可能です。表紙や裏表紙のみの閲覧、およびカメラなどを通して内容を認識した場合は、この影響は起こりません。その後被験者は可能な限り自らの体を用いて、その事柄を「証明」しようとします。この時、被験者が事柄について証明に成功した場合、被験者は「納得」をします。この時、SCP-182-JPの一番手前の余白のあるページ内に未知の手段によって、被験者が「納得」した事柄が規則正しく上から順に記述されます。また、被験者には他に異常な特性が見られないため物理的な拘束をすることが可能ですが、拘束手段についての証明行為により拘束具が破壊、無効化される可能性があることに留意してください。
現在、SCP-182-JP内に記載されている内容は以下の通りです。


被験者は、暴露時にSCP-182-JP内に記載されている内容についてあらかじめ「納得」をしています。この特性によって、被験者は同じ事柄についての証明を2回以上行うことはありません。
SCP-182-JPは、██県██市の図書館スタッフから「収納した記録の無い本が存在する」という報告を受け、発見されました。発見時には図書館スタッフ1名がSCP-182-JPに暴露しており、エージェントの到着時には窒息で死亡していました。その後、図書館内の全員に記憶処理を施し、カバーストーリー「持病の発作」が施行されました。その後、SCP-182-JPはエージェント・██によって当初「読むと窒息により死ぬ本」として回収されました。
遠隔アームと監視カメラを用いた調査の結果、SCP-182-JPの巻末に以下の文章が書かれていることが判明しました。

我々は知的生命体である。知識、すなわち我々と言っても過言ではない。だが我々は実に多くのことを知らなすぎる。学校の教授の言葉や根も葉もない噂をただただ受け入れ、その内容について一切の疑念を持たない。本当にそれは「知識」と呼ぶべき物なのか?「血は赤いものである」というただの言葉ではなく、実際に抉り出して目で見たその血の赤さこそが「知識」なのではないのか?人間は多くの知識を間違えている。私はそれを証明するために本書を執筆した。百聞は一見に如かず。良い人生を。―████

現在調査を行っていますが、████という人物は発見されていません。

SCP-182-JPを用いた実験記録は、下記を参照してください。

補遺-182: SCP-182-JPの特性の特定、解明作業が進むに伴い実験の回数が増加傾向にあったことを受けて、SCPオブジェクトの収容違反に繋がる可能性が阿桜博士によって指摘され、現在進行中の実験の延期、及び収容プロトコルの改訂が提言されました。提言は承諾され、実験の延期処置の実施及び当該オブジェクトの特別収容プロトコルが改訂されました。

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