SCP-1821
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アイテム番号: SCP-1821

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-1821は、カリプソ級DOCCシステムを備えた12×12×7メートルの鉄筋補強海水槽に収容されます。水槽は完全な暗黒下に置き、4℃まで冷却して78.6メガパスカルまで加圧してください。SCP-1821封じ込めエリアへの可視光の進入は許されません。SCP-1821は受動赤外光センサを介して観察することができます。

SCP-1821とのコミュニケーションのため、規定の音列デジタルライブラリを収録した音源1を封じ込めチャンバー内に設置し、マイクロフォンとスピーカーによって水槽に接続してください。

毎月の初日に24時間をかけて、SCP-1821が回収された地域で漁獲された生のエビや魚の死骸からなる、70キログラムの細かく刻んだ餌をSCP-1821に与えてください。食べ残しは5日後に除去してください。許可された実験以外では、SCP-1821をあらゆる生物、特に生物発光を発するものの下に導入してはなりません。

現在SCP-1821を収容しているサイトの近くに、次の基準を満たす貯水池を建設してください:円筒形、直径140メートル、深さ10メートル、海水で満たす。貯水池上空の飛行はドローンのみに制限されます。船乗りの間に伝わるSCP-1821-2に関する知識は、抑制され妨害されるべきです。

説明: SCP-1821は1個体の雄の雑食性硬骨魚類です。遺伝子検査によって、対象はフウセンウナギ目 (Saccopharyngiformes) に近縁だと確認されました。全長はおよそ8メートル、重量は20キログラムです。SCP-1821の小さな目は、白く輝く網膜タペータムを有しています。この目とSCP-1821-1を除けば、SCP-1821の体は可視光の99.5%を吸収します2。SCP-1821は、仮にかなりの年齢だったとしても老化しているようには思われません。

SCP-1821-1は人間の口と喉に似た疑似餌で、SCP-1821の尾の先端から伸びています。SCP-1821はSCP-1821-1の動きを自発的に制御しており、会話は不可能であるものの、開閉やある程度の発声を行うことができます。SCP-1821-1の唇、歯、舌は通常は柔らかなピンク色の光を放っていますが、SCP-1821に餌が与えられると鮮やかな赤に輝きます。

可視光域の放射を発する何らかの光源に曝された場合、SCP-1821はSCP-1821-1で光源にキスするという形で反応します。この行動は放出された光を消去、無効化し、光源は現存する限りその機能を停止します。その後、SCP-1821は本来の口で消去した光源の摂食を試みることがあります。SCP-1821が摂食した様々なオブジェクトをどのように消化しているのか、そもそも消化が行われているのかは不明です。排泄物はその大きさを除いて典型的なフウセンウナギ目のものと同等です。

SCP-1821-2実体(かつてはフォート級超常現象RLM-19.39/64-RBと分類)は、SCP-1821に最も近い水塊の、岸から少なくとも20メートル離れた水面上または水面の近くで発生する現象です。SCP-1821-2実体は水平に高速回転する車輪状の光という形状をとり、直径は11メートルから114メートル、高さは3メートルから8メートルです。SCP-1821-2実体はSCP-1821が光を消去した5秒後に発生し、水中に降下して消散するまで最大で10分間残留する可能性があります。固体物質はSCP-1821-2実体を透過することができず、事実上、桁違いに高い摩擦係数を有する研削面と接触したように振る舞います。流体は容易にSCP-1821-2実体を透過します。SCP-1821の回収以前には、SCP-1821-2実体は明確な原因のない独立の超常現象だと考えられており、数えきれないほどの難破船の原因となってきました。

SCP-1821が知的存在かどうかは確認できていませんが、その知能は複数の音列を学習し、自身が曝露された物体や事象と関連付けるのに十分です。SCP-1821はSCP-1821-1の口からの発声によって音列を模倣することによる応答に成功しています。このシステムによってコミュニケーションが可能で、SCP-1821はこれを原始的な感情を表現することに用いています。コミュニケーションの60%は食物の要求、30%は触れられることに対する要求に関するもので、1%は明確な意味のない持続する単独の音、残る9%は単純な感情を表したもので、通常は餌の与えられていない際の悲しみを表現したものです。SCP-1821は水槽外の研究員の存在に気付いていないようで、音源のスピーカーに直接発声する傾向があります。

19██年██月██日、███洋の██████海溝において8個のSCP-1821-2実体が互いに1キロメートル圏内で報告されました。SCP-1821はその直下の水深8.2キロメートル地点から無傷で回収されました。直近からは未知の小さな木製の残骸と共に、SCP-1821と同種の死亡した8個体がSCP-1821-1を欠いた状態で発見されました。死因は重度の放射線障害でした。

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