SCP-183-JP
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SCP-183-JP

アイテム番号: SCP-183-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-183-JPは分解された状態でサイト-8161の低危険性物体保管ユニットに収容されます。SCP-183-JPに関する一切の実験は許可されません。

SCP-183-JPによって異常性を獲得した人物は発見次第確保し、サイト-8161の人型生物収容ユニットに1年間拘留します。性的興奮状態が鎮静化した後、記憶処理を施した上で対象人物の周辺にカバーストーリー「拉致被害からの生還」を適用し解放します。SCP-183-JPが要因と思われる妊娠をしている女性が確認された場合、該当女性をサイト-8161の人型生物収容ユニットへと収容した後、ミーム殺害エージェントにより終了します。終了後、女性の周辺にはカバーストーリー「行方不明」が流布されます。

新たなSCP-183-JP類似実例が確認された場合は、機動部隊ぎ-0("夢幻泡影")が派遣されオブジェクトの撤去/収容が行われます。この機動部隊は性器を喪失している、または除去された人物のみで構成されます。

説明: SCP-183-JPはオブジェクトより発される光を浴びた人間に対し、複数の異常性を発現させる街路灯です。██県██村にて広く設置されている街路灯と同一の外見的特徴を持ち、照明としての性能も該当する街路灯と差異はありません。SCP-183-JPは稼動に際し電力の供給を必要とせず、その詳細な仕組みは判明していません。

SCP-183-JPの発する光を浴びた人間(以下"対象")に発現する異常性は以下の通りです。

対象者 異常性
全ての人間 長期的に性的興奮状態に陥ります。これは異常性を発現してから1年程度継続します。対象の脳内からはエストロゲンのような卵胞ホルモンに類似した未知の物質1が検出されており、この物質が対象の脳内の受容体と結合し、強い覚醒状態と興奮状態が維持される事により長期的な性的興奮状態に陥ると考えられています。ただし、生殖器を喪失している対象からはこの物質は検出されません。
生殖能力を持っていない人間 生殖能力が発現、または再生します。この異常性は勃起障害の男性や閉経済の女性が生殖能力を再獲得する2ことに留まらず、妊娠中の女性あるいは胎児にまで影響を及ぼします。ただし、性器を喪失している対象には影響は及びません。
妊婦とその胎児 胎児を出産するまで続く、異常な耐久性が付与されます。この耐久性が付与された対象は物理的な耐性の他、致死性の毒や、極端な栄養失調状態でも死に至らず、一部例外3を除き如何なる要因によっても死亡することはなくなります。特に子宮の耐久性は非常に強力であり、あらゆる方法で堕胎などの試みが行われましたが、どれも成功には至りませんでした。
胎児 胚発生の過程において性器の形成が優先されます。また、前述の生殖能力が付与される異常性により、妊娠12週ごろの胎児は妊娠/射精が可能になります。

SCP-183-JPの異常性に曝露した女性が性交を行う事により、母体となる女性と胎児に対し異常性による妊娠が連鎖的に発生し、以降の胎児は全て同様の異常性を有した状態で発生します。このことから、母体の性交や胎児の性別により多岐に渡る複雑なプロセスが示されます。また、この連鎖的な妊娠は結果的に近親交配となる場合が多い為、新生児が先天的な障害を所持しているケースが多数報告されています。ただし、致死性遺伝の発現は確認されておらず、それによる流産のケースも確認されていません。

対象者 異常性による妊娠への作用
母体 妊娠中に性交をする事により更に胎児を受胎します。複数の胎児を受胎した状態での出産においては、成熟した胎児のみが出産されます。SCP-183-JPによって獲得した異常耐久により母体は出産を終えるまで死亡する事はありませんが、その多くは激しい苦痛を訴えます。
男性の胎児 妊娠12週目ごろより、夢精に酷似したプロセスによる射精を行うようになります。放出された精液により、母体並びに他の女性の胎児は妊娠します。
女性の胎児 妊娠12週目ごろより、母体の性交または異常性を発現した男性の胎児が要因の妊娠が可能になります。受胎した状態で母体より出産された場合、胎児が成熟し次第自身の出産を行います。この際、新生児の身体は出産の負担に耐え切れず、異常耐久を獲得しているにも関わらず下半身に重篤な裂傷を負います。子宮内に胎児が残っている場合は出産直後に裂けた下半身が即座に回復しますが、胎児が残っていない場合は程なく死亡します。

補遺: SCP-183-JPは、██県██村にて発見されました。当時発見地域では少子高齢化による過疎化が深刻化していましたが、特に要因が存在しないにも関わらず出生率が急増したことにより財団の注目を引きました。異常性による妊娠が確認された後もその原因特定は難航し、結果的に一般人ならびに財団職員から多くの犠牲者が発生しました。以下はSCP-183-JPが要因となった異常妊娠において、特に重篤であった症状の報告です。

事案: 20██年に行った日本生類創研への襲撃作戦にて、SCP-183-JPに関すると思われるデータの収集に成功しました。このデータにより、SCP-183-JPに類似した未収容のオブジェクトが存在している可能性が浮上したため、それらの捜索が開始されました。
 
日本生類創研襲撃作戦-183戦利ドキュメント(要レベル3セキュリティクリアランス)

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