SCP-1830-JP
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以下の文章は貴方達の理念に基き、我々の手によって意図的に残した物です。


アイテム番号: SCP-1830-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-1830-JPはサイト-81██内の一般低脅威度生物収容エリア内に、現在約8kgの米糠と合わせて約200 60匹が収容されています。SCP-1830-JPの要求に応じて定期的に米糠を補充し、SCP-1830-JPの個体数を維持して下さい。収容されていないSCP-1830-JPに対してはフロント企業「せやま清掃慈善団体(Seyama Clean Philanthropy)」より日本各地の無人精米機他米糠の密集している地点を探索・回収を行って下さい。

説明: SCP-1830-JPは異常性を備えたトビイロウンカ(Nilaparvata lugens)1です。一般的な種類とは異なり、卵の外見・翅はアジアイネ科の籾殻を擬態した形状を示し、米糠を主な食事として摂取します。成虫は十分に種子に栄養が行き渡った収穫期の稲穂に対して、種子1粒につき1つの卵を植え付けます。卵は収穫時に周囲に米糠が存在する場合に孵化します。今特性から卵を植えつけられた稲穂が無人精米機によって脱穀された場合以外は、SCP-1830-JPが孵化する可能性は極めて低いと予想されています。また、脱穀機の作用により産み付けられた卵が孵化するのは全体の約30%程です。孵化したSCP-1830-JPは年に4~5回の脱皮を繰り返し、米糠内に辿り着いてから翌々年の初夏に同米糠内でのSCP-1830-JPと交尾、雄は交尾後雌により捕食されます。その後雌は近辺の水田・畑へ飛来、卵を産卵後死亡するプロセスを繰り返します。
同じ米糠内に辿り着いたSCP-1830-JPの個体数に応じて、SCP-1830-JPの動作は明確に変化します。
個体数 確認出来る動作
約30体以下 特に目立った異常行動は確認されない。
約40体以上 食事・休息等の時間をグループ(凡そ2~20体)でずらして行動する。
約100体以上 米糠内の生息範囲の巡回・排泄物を一箇所に集め始める。
約200体以上 平坦に均した米糠表面に文字を浮かべる事で、此方との意思疎通が可能となる。
約500体以上 インタビューログ-2を参照。

SCP-1830-JPは蒐集院によって1700年代には現在の新潟県内部にてその存在が確認されており、譲渡された文献内には「籾殻欺き」として定期的な駆除・総数の管理作業が行われていたとされています。今駆除作業によって財団に吸収されて以降から200█年現在、生息地域は新潟県██市、並びにその近隣の地域に限られていると予想されます。

補遺: 第2世代以降、SCP-1830-JP内に生殖機能を持たない、生殖器自体が存在しない個体が数多く確認され、財団内で飼育、生存していたSCP-1830-JPは現在60匹まで減少しました。死体解剖の結果遺伝子内の異常によるものと予想され、蒐集員が管理していた時にも同様の個体数減少が発生していた事から、当時から今まで定期的なSCP-1830-JPの散布・または生成措置が大々的に行われていた可能性があるとして、現在調査が進められています。

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