SCP-1837
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初期実験中のSCP-1837。

アイテム番号: SCP-1837

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-1837はサイト-77のSafeクラスSCP棟にある液体収容ユニットに浮かべます。このユニット内に流れを形成することによって、対象が常にユニットの中央地点に浮かんでいるように保ちます。機械的エラーが発生しないことを確実にするため、日常的にメンテナンスを行います。SCP-1837の収容違反が発生した場合、再収容が成されるまでホースを装備した保安チームが対象に水を噴射します。場合によっては消火システムも起動します。

分泌物の希釈サンプルはサイト-77のケミカルハザード研究センターに収容されており、実験に際して利用可能です。また現在SCP-122の収容に使用されています。

説明: SCP-1837は、柄が木材、モップ部分が羊毛布で構成された清掃用モップです。

SCP-1837の先端は絶えず酸性の液体を分泌しています。この酸と直接的に接触したあらゆる固体は、その組成にも依存しますが、数時間かけて崩壊します。他の液体と接触するとSCP-1837の酸の効果は減衰していき、10000ppmで完全に希釈されます。

分泌物の影響を受けている環境に曝露すると、SCP-1837は生命を宿し、酸が引き起こした損傷を修復しようと試みます。滑らかな表面に沿って自律的に滑走することで移動を行います。SCP-1837は単純なバリケードを通過できないものの、その酸の影響によってほとんどの障害は最終的に破壊されます。

時折、SCP-1837は他の行動 ― 自らが固体と接触するのを防ごうとする・酸を除去するために洗剤を取得する・自らを発見した人間から身を隠すなど ― を取るのが観察されています。加えて、SCP-1837は自身の効果や外部要因によって発生した瓦礫やその他の損傷を清掃する様子も観察されています。

SCP-1837は████/11/14に発生したSCP-039SCP-1957、およびE-4250の収容違反後に封じ込めされました。再収容作業中、SCP-1837は巨大な分泌物溜まりに囲まれているのが発見されました。収容スペシャリストたちは、SCP-1837が異常効果への相互曝露によって作成された、あるいは収容違反時に外部勢力によってサイト-77へ持ち込まれたと理論上想定しています。SCP-1837は████/2/13に収容され、Safeに分類されました。

補遺: ████/11/16、サイト-77は[編集済]グループに属すると思われる集団から攻撃を受けました。保安記録の事後分析は、Safeクラス収容棟への強制突入の一環として行われた[編集済]によって意図せずSCP-1837の封じ込めが破られたことを示しています。SCP-1837は瓦礫の上に浮かび上がった後、侵入者が後に残した瓦礫を除去すべく、急速に彼らを追跡し始めました。SCP-1837は侵入者とサイト保安部隊が交戦中の[編集済]に到達し、上階の床を酸に変換して死者11名、負傷者6名を出しました。これを以て事件は事実上終了し、機動部隊プサイ-7による再収容が行われました。

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