SCP-1889-JP
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アイテム番号: SCP-1889-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: 戦争状態にある国家の指導者は潜入しているエージェントにより監視を行います。SCP-1889-JPが確認されるか、対象国の指導者の動向に異常があった場合、機動部隊を派遣し拘束、調査を行ってください。その後、関係者にAクラス記憶処理を適用してください。SCP-1889-JPの助言が行われていた場合、助言の範囲外の軍事行動に関しては介入を行いません。SCP-1889-JPに関する実験はSCP-400-JPの介入時を除き許可されていません。SCP-400-JP介入下で実験又は戦闘を行う場合、SCP-1889-JP及びSCP-400-JPが影響を及ぼす範囲外に介入することは許可されていません。

説明: SCP-1889-JPは"アドルフ・ヒトラー"に外見が酷似した存在です。SCP-1889-JPは戦争状態に入っている各国の指導者の前に突如出現し、「私はアドルフ・ヒトラーであり、優れた戦術家である。貴国が現在行っている戦争に関して助言をさせて頂きたい」などと発言します。SCP-1889-JPは対象国の公用語を使用しますが、例外として対象国の指導者が公用語以外の言語を使用する場合、指導者が最も多く使用する言語で会話を行います。SCP-1889-JPの発言に強制力はないため、殆どの場合不審者として報告、拘束されます。SCP-1889-JPが助言する事が不可能な状態に陥った場合、出現から二日以内に消失します。出現対象国の指導者がSCP-1889-JPを信用し助言を求めた場合、SCP-1889-JPは対象国が行っている戦争行動に関する助言をします。これまでに財団監視下外でSCP-1889-JPが助言した例は、ドイツ国の"アドルフ・ヒトラー"に対する1件のみで、財団監視下内でSCP-1889-JPが助言した例はアメリカ合衆国の"ジョージ・ウォーカー・ブッシュ"に対する1件のみです。SCP-1889-JPは国家間で行われている戦争にのみ出現し、内戦などの2か国以上で行われない戦争には出現しません。

SCP-1889-JPの助言通りの作戦を遂行すれば、対象国を確実に勝利に導くことが可能であり、後述の事件記録1889-JP-2ではSCP-400-JPに対しても勝利を収めているため、想定外の敵軍の出現に対しても対応が可能であるとみられています。

SCP-1889-JPの助言は主に指導者からの質問に回答するという形で行われます。SCP-1889-JPが自ら進んで現行の作戦に助言することはありません。例として、A地点の攻め方について尋ねた場合、A地点を攻め落とす事が可能な、最も効率の良い戦術を回答します。戦争に関する質問以外には基本回答せず、また対象国指導者以外から質問された場合も回答しません。
戦闘が終了し、相手の軍隊、部隊が戦闘不能と判断される状態になった時点でSCP-1889-JPは消失します。

事件記録1889-JP-1

対象国: ドイツ
対象指導者: アドルフ・ヒトラー
SCP-1889-JPは1940年の5月に出現し、財団がSCP-1889-JPの存在を確認した1940年6月13日までSCP-1889-JPによる助言が行われた。
アドルフ・ヒトラーはSCP-1889-JPにフランス侵攻においての助言を求めたと見られ、当初アドルフ・ヒトラーはマジノ線に正面から衝突することを考えていたが、SCP-1889-JPはマジノ線を迂回しアルデンヌの森を突破することを提案。アドルフ・ヒトラーがこの提案を受け入れ、計画の変更が行われた。計画変更が唐突であった事、アドルフ・ヒトラーの作戦方針から想像しにくい事から、ドイツ陸軍内で監視を行っていたエージェントがSCP-1889-JPの関与を疑い財団へ報告。機動部隊アハト-8(別名"アーネンエルベ")が派遣され、SCP-1889-JPを補足、対象の拘束を行ったため、SCP-1889-JPは拘束から18時間後に消失。アドルフ・ヒトラー本人に尋問を行ったものの、上述の内容以外は得られず。その後、関係者にAクラス記憶処理を適用し、事態の終息を宣言。
その後、SCP-400-JPの出現以外にドイツ軍の侵攻に異常性は見られず。

事件記録1889-JP-2

対象国: アメリカ合衆国
対象指導者: ジョージ・ウォーカー・ブッシュ
SCP-1889-JPは2003年の3月に出現し、出現と同時に迅速に拘束された。しかし、拘束から2時間後にSCP-400-JPが出現。イラク戦争に介入したためSCP-1889-JPの実験が許可された。SCP-1889-JPは拘束の解除後、消失することなく助言を行う姿勢を見せた。SCP-1889-JPはSCP-400-JPの介入に対し、勝利が可能であると回答。"ジョージ・ウォーカー・ブッシュ"がSCP-1889-JPに戦術の質問をする形で戦闘が継続された。3時間の戦闘の末、財団機動部隊に3名の死者、多国籍軍に15名の死者を出したもののSCP-400-JPの制圧に成功。戦闘終了後、SCP-1889-JPは消失。関係者にAクラス記憶処理を適用した他、カバーストーリー「現地のゲリラ部隊」を流布し事態の終息を宣言。
その後、多国籍軍の侵攻に異常性は見られず。

補遺: SCP-1889-JPは1804年のナポレオン戦争の最中に、"ナポレオン・ボナパルト"への助言を目的とし出現、その際フランス軍内に潜入していたエージェントによって初めて財団に捕捉されましたが、当時"アドルフ・ヒトラー"と同姓同名の人物は存在しておらず、後にドイツ国の指導者となった"アドルフ・ヒトラー"との関連性も確認できませんでした。また、"アドルフ・ヒトラー"本人に異常性は確認されていません。

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