SCP-1892
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SCP-1892

アイテム番号: SCP-1892

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-1892は現在、マサチューセッツ州の██████████にある████████病院に収容されています。警備員を装った3人のエージェントは一般人が立ち入らないように、1日2回所有地をパトロールすることになっています。████████病院の建物(SCP-1892を収容している部屋への入口だけでなく)へのすべての入口には、財団標準キーカード・ロックを取り付けます。実験は、D-クラス職員のみを使用して行われることになっています。定期的な実験を除いては、職員は常にSCP-1892から最低5メートル以内の領域に留まっていなければいけません。

説明: SCP-1892は、████████病院の側面に位置する椅子です。2mより外の範囲ではSCP-1892は異常な性質を示しません。この範囲に入るとSCP-1892-1に属する高齢男性の声を認識するようになり、その声は椅子に座るように促し、約束に遅れたことを咎めます。

SCP-1892に座ってしばらくすると、被験者は視覚的にSCP-1892-1を知覚することができます。一貫して1940年代初期における医師のための適切な服装を身に着けている高齢男性としてSCP-1892-1を知覚します。実験の結果、SCP-1892-1は、1944年より後の薬学と医療技術の知識を有していない形跡があるのにも関わらず(実体は知らないように振る舞います)、かなりの医学知識を有していることが明らかになりました。

SCP1892-1の被験者に対しての行動は、主に被験者の精神医学的な病歴に依存します。実体は被験者が精神障害で本当にに苦しむかどうか測定します:本当の精神障害を装う96%の事例は実験を含み、SCP-1892-1による正しい診断がなされるという結果に終わりました。これは類似実験での財団の精神科医よりかなり高い確率です。

精神医学的な病歴がない被験者は、退院する前に定期身体検査を受けるように告げられます。しかし被験者が精神医学的な病気の軽度から中度の症例で診断されるならば、SCP-1892-1は懸念を示します。そして連続した核心的な質問をして、数種類のオピオイド(1950年代より前で抗うつ薬として一般的に用いられるもの)1のうち1つに対する処方箋を書きます。被験者がSCP-1892-1によって処置を施されて退院した後、被験者に異常はなく、処方箋が被験者の上に表示されます。そして深刻な精神障害(大うつ病、聴覚/視覚の幻覚など)だと診断されたことを告げます。その後、SCP-1892-1は文句を言いながらため息をついて、その状態の被験者を拘束しようとします。さらに代わりの治療法はないと述べます。拘束するために必要な装置が存在しないにも関わらず、被験者は矛盾しない方法で直ちに頭と足首が固定されます。次に被験者は5~7分の間、最大の苦悩を声に出した後、SCP-1892-1によって退院させられます。

曝露後、被験者は感情性、意欲、関心の著しい低下を示します。被験者は苦悩からの逃避欲求(または計画を立てる能力)がほとんどみられません。毎月の終了の後、被験者を分析したところ、経眼窩式ロボトミーと同様の前頭葉の障害がみられました。

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