SCP-1946
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被験者導入前のSCP-1946のキッチン

アイテム番号: SCP-1946

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-1946はサイト-116のAVB(異常車両ベイ)・ロット#1542/Aに収容します。如何なる職員も実験手順の進行中以外の状況でSCP-1946への入場を許可されず、これらの手順においてSCP-1946へのアクセスを許可されるのはDクラス職員のみです。複数回の繰り返しで示されているように、SCP-1946の主要異常効果は後々回収すべき被験者に対して極めて急速に影響を及ぼし、生理学的に停滞した状態へと陥れます。そのため、SCP-1946の実験台に使用される職員は恒久的にこのプロジェクトに割り当てられます。SCP-1946内部で利用可能な空間は異常性を持っておらず有限でもあることから、実験要請にはその実現可能性についてのスクリーニング検査が行われます。SCP-1946内部の探査は、必要であれば、偵察用ロボットを用いて実行します。

説明: SCP-1946は、小規模な移動食堂に改造された1986年製エアストリーム・エクセラⅡトレーラーです。対象には完全に備品が揃えてあり、後方に位置する3m×1.5mのキッチンには(数ある中でも) 食器洗浄機、揚げ鍋、グリル、コンロが備え付けられています。加えて、このエリアにはSCP-1946-1、-3、-5が収容されています。SCP-1946の前面は伝統的なアメリカン・ダイナー風の座席空間(定員10名)であり、赤い革張りのバースツールがSCP-1946の左側に沿って伸びる壁面取り付け型の高いテーブルの隣に対置されています。ここにはSCP-1946-2、-4、-6、-7、-10も収容されています。SCP-1946の正面部にはトレーラーのトイレがあり、中には化学処理式トイレとSCP-1946-11があります。キッチンと座席空間は小さなカウンターで区切られており、このカウンターの上にレジとSCP-1946-9があります。

SCP-1946-1から-11は、以前にSCP-1946の異常な影響に曝露した被験者たちです。SCP-1946-8を除く全員がSCP-1946内部に留まっています。SCP-1946-8は死亡しており、被験者の生理機能が変化しているか否かを断定するために調査を受けました。発見はありませんでしたが、SCP-1946-8の遺体は死後も腐敗していない点が注目されています。

SCP-1946の異常効果は、人間が内部に入ると発現します。SCP-1946に曝露して約3分以内に、被験者は以前に確立されていたアイデンティティと人格を喪失し始め、SCP-1946のインテリアの要素を模倣し始めます。この過程は急速に完了し、最長のサイクルでも開始から終了までおよそ2分です。被験者はまず動揺と混乱を見せ、次いで筋の通った発言をする全ての能力を徐々に失います。しかしながら、影響者は音を出すための基本的能力を喪失することはなく、複数の被験者がSCP-1946の要素をより近い形で真似るために発声するのが記録されています(例は1946-A-01を参照)。異常な処理の完了後に被験者と口頭で意思疎通する試みでは成果が得られませんでした。しかし、(デジタルもしくはアナログの)操作性を持ったインテリアを模倣している対象者の反応は遠隔操作機器を使用すれば誘発可能です。SCP-1946の影響者は生理的に停滞しているように思われ、栄養を必要とせず、正常な生理学的プロセスを伴っている様子を示しません。

被験者がSCP-1946の影響を受けても、模倣されるSCP-1946内部のインテリアが消失しない点に留意してください。SCP-1946影響者はただ単にオリジナルとなる要素の近くで静止位置を保つのみであり、可能な限りオリジナルの場所に近寄ろうと試みます。より正確にオリジナルを模倣する機会を知覚した場合、被験者は移動します。

現在、SCP-1946の効果からの救済策は判明していません。影響半ばでSCP-1946から連れ出された被験者は変容プロセスを継続したため、収容を容易にするためにSCP-1946に再導入されました。

補遺1946-A-01:

指定 模倣要素 注記
SCP-1946-1 揚げ鍋 SCP-1946のオリジナルの揚げ鍋の油を全て除去・摂取しました。オリジナルの網籠を口に挿入しようと頻繁に試みます。
SCP-1946-2 バースツール 腰を落とした状態で屈んでおり、肉体的に可能な限り頭を横向きに回転させようと不定期に試みます。
SCP-1946-3 食器洗浄機 ガラガラという音を発し、口中で大量の唾液を回転させているように思われます。調理器具や食器類を食べようと試みます。
SCP-1946-4 ネオンサイン 現在、最初のドアに一番近い位置にある短い壁に背を向けて直立しています。体をねじって文字を作る事と、SCP-1946の最も近い壁のコンセントに自身を差し込むことを試みます。
SCP-1946-5 グリルプレート 頻繁に空中に唾を吐きます。SCP-1946のガスボンベと相互作用を試みています。
SCP-1946-6 壁掛け時計 カチカチと音を発するのが20██/██/██まで聞こえましたが、その後の発声は記録されていません。
SCP-1946-7 額縁 オリジナルの額縁に入っていた写真をおつまみ用の楊枝で顔面に固定し、SCP-1946の右壁に自身を貼ろうとしています。
SCP-1946-8 バースツール SCP-1946-2参照。模倣行為において、首を破砕点より先に回すことに成功し、死亡しました。
SCP-1946-9 レジスター SCP-1946のオリジナルのレジに入っていた現金を全て摂取しました。稀に硬貨または紙幣の残骸を再生成します。
SCP-1946-10 黒板 全裸。SCP-1946で見つかったマーカーを使い、身体にメニューを書いています。このメニューには“舌岩カスタード”、“大腸針スープ”、“頻繁にボーイング足麺”などの無意味な項目が含まれます。現在、SCP-1946の壁に取り付けられたテーブルの上に立っています。
SCP-1946-11 化学洗浄トイレ [データ削除]であり、頻繁に洗浄音を模倣します。
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