SCP-1947-JP
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アイテム番号: SCP-1947-JP

オブジェクトクラス: Anomalous Thaumiel

特別収容プロトコル: SCP-1947-JPに関する情報は、セキュリティクリアランス4以上の職員にのみ公開されます。SCP-1947-JPは、専用の収容サイト-81DCに収容され、サイトは機動部隊は-5("墓守")によって防備されます。SCP-1947-JPの針の動きは常に記録され、財団活動履歴検索クローラーによって財団の活動と照合されます。針の変動を引き起こした事象が特定された場合、最優先での調査対象に指定され、より適切な対処方法が模索されます。

説明: SCP-1947-JPは「世界終末時計」として知られる仮想上の時計1を象った物品です。SCP-1947-JPの文字盤の直径は約1mで、下部の台座と一体になっています。SCP-1947-JPには稼働する分針に相当するパーツが備わる一方、時針に相当するものは文字盤上のイラストで表現されています。非破壊分析によって、内部機構と言えるものは存在しないことが判明しています。SCP-1947-JPは未知の合成樹脂によって構成されており、この合成樹脂には微細な損傷を修復できる程度の自己修復能力が存在します。SCP-1947-JPの台座底面には「真夜中の先に」(POR POST NOKTOMEZO)というエスペラントの短文が刻まれています。その文章が意図する所は不明です。

通常の終末時計が表す人類文明の「残り時間」が午前0時まで残り17分から2分の間で表現されるのと同様に、SCP-1947-JPの針は確認された限りでは17分前から8分前 5分前 2分前 40秒前までの間を移動しています。SCP-1947-JPの針の動きは必ず6°刻みであり、針の動きを外部から制御する試みは成功していません。

これまでの統計的調査から、SCP-1947-JPの針の位置はその時点での世界終焉シナリオの発生の危険性を反映しており、午前0時に近い程差し迫ったKクラスシナリオ発生のリスクが存在する事が判明しています2。財団はこの性質を利用し、収容するオブジェクトが世界終焉シナリオに直結しうるか、またそういったオブジェクトに対する収容プロトコルが適切か否かを判断しています。

以下は、SCP-1947-JPの針の挙動を記録したものの抜粋です。(ただし、初期の情報に関しては厳格な監視体制が敷かれていなかった事から、不完全な情報である事に留意して下さい)

記録日 針の移動前後の位置(0時基準) 関連すると考えられる事象 備考
19██/██/██~██ 8分前→12分前 財団での、スクラントン現実錨の量産体制の構築とそれを組み込んだ収容体制への更新 SCP-1947-JPの存在が注目されるきっかけとなった最初の事象
同年/██/██ 12分前→13分30秒前 観測時点では不明 後の調査で、SCP-████の収容体制が更新されたタイミングである事が判明した
同年/██/██ 13分30秒前→11分前 SCP-████の収容体制が更新 本事象からSCP-████の異常性の再調査が提言され、提言は了承された
同年/██/██/00:00 11分前→13分30秒前 SCP-████の収容体制が再更新 再調査結果はSCP-████報告書を参照
19██/██/██/04:44 13分30秒前→12分前 観測時点では不明 本事象の数日前からGoI-███の活動が活発していた事が着目され、予測される拠点に機動部隊が派遣された
同日/20:32 12分前→13分40秒前 GoI-███の壊滅 GoI-███の実行していた儀式の詳細は調査中である
同年/██/██/13:02 13分40秒前→14分前 観測時点では不明 針の変化が観測された時間帯での、財団含む複数の団体の把握される限りの活動について調査が行われた
翌██日08:33 14分前→17分前 SCP-████(旧AO-█████)の収容体制を構築 前日収容されていたAO-█████への調査を開始した所針の後退が確認され、更なる研究から未知の特異性の存在が判明し、特別収容プロトコルが構築された
[詳細な情報の閲覧にはセキュリティクリアランスレベル5が必要です]
同年/██/██/20:31 17分前→15分40秒前 SCP-████の確保・収容 財団活動履歴検索クローラー(財団の全活動をリストアップし、SCP-1947-JPの観測結果と照合する事で迅速にKクラスシナリオリスク事象を割り出すシステム)の初稼働。
同年/██/██/19:09 15分40秒前→16分30秒前 SCP-████の収容体制が更新 前述のオブジェクトが、発見場所に存在する事で特異性を安定させる事が判明した結果、オブジェクトの定義範囲及び収容体制が更新された

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20██/██/██/05:55 15分10秒前→13分前 観測時点では不明 財団活動履歴検索クローラーでは当該時刻における異常は確認できなかった
同日14:54 13分前→10分30秒前 観測時点では不明 直前のものと合わせて観測上最大の針の前進であったため、O5評議会は緊急対策室を発足、原因に関する調査を開始した
同日18:05 10分前→7分30秒前 観測時点では不明 対策室によって改めて、財団の認知する範囲で直ぐさまKクラスシナリオに繋がる危険性は存在しない事が確かめられた
同日19:11 7分30秒前→4分前 観測時点では不明 財団が利用可能な限りの情報網と交渉材料を用いて、財団とコネクションを持つ要注意団体及び準要注意団体への調査が行われたが、いずれも自身らの利益や活動に不利益であるとして事案への関与を否定した
更にその内██団体から調査協力の申し出があり、最終的に対策室をGOCなど█団体との共同で運用することが決定された
同日20:17 - - 対策室によって、各要注意団体への警告が実施された
また、他団体への抑止力を期待し、本警告に対して反発する意思を見せた7の準要注意団体に対する急襲作戦が実行される事が決定された
同日21:42 - - 7の準要注意団体の内、4団体に関してGOCとの協働で本拠地の特定と強襲作戦を実行、計██名の損害を出しつつも作戦は成功した
しかしいずれの団体も世界終焉に繋がるオブジェクトの所持・使用は行っていない事が確かめられた
同日23:17 4分前→2分30秒前 観測時点では不明 7の準要注意団体の内、3団体に関してGOCが[検閲済み]との合同作戦により鎮圧したと報告された
しかしいずれの団体も世界終焉に繋がるオブジェクトの所持・使用は行っていない事が確かめられた
同日23:52 2分30秒前→40秒前 観測時点では不明 為すべき事は全てした。だが、針は戻らない。
同日00:00 40秒前→22分前 事案記録を参照

補遺/事案記録-1947-JP: 20██/██/██、SCP-1947-JPの針が0時部分を通り過ぎて前進し続け、0時の22分前の位置まで移動する事案が発生しました。これによって、SCP-1947-JPの針が0時へ到達する事はKクラスシナリオの発生を意味するというこれまで信じられてきたSCP-1947-JPの特性が誤りであった事が明らかとなり、現在SCP-1947-JPの特異性に関する再調査が実施されています。尚、事案の前後で座標[検閲済み]において複数の異常現象が観測された為、緊急対策室は当該地点に機動部隊を派遣、そこで何らかの儀式を行なっていた未知の存在を終了した事が報告されています。しかし、遺体を解体した結果これらが非異常性の人間である事が判明しており、この報告の齟齬が発生した原因は不明です。

尚、事案の前後で以下の複数の異常現象が発生しており、本事案との関連性が調査中です。

  • ヒト特異的に異常性を発現させていたオブジェクト群の、前兆のない不活性化/無力化
  • ヒトに類似した特性を持っていた複数のオブジェクトの、水及びリン脂質を主成分とした有機的実体への改変(改変されたオブジェクトらはいずれもその大規模な組成の変化にも拘らず問題なく活動しており、また自身が改変された事を認識していない)
  • 事案時に提携していた団体を含む、複数の要注意団体の活動休止(特に、生物学方面に特化した団体が、深刻な機能不全に陥っていると主張している)
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