SCP-195-JP
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アイテム番号: SCP-195-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-195-JPは現在、サイト-81██として指定されています。サイト-81██は工事用フェンスで囲い、外部との行き来は遮断されます。また、一般家屋に偽装された監視棟が隣接して建てられおり、サイト-81██へは乗用車が不法投棄されないよう監視されています。

SCP-195-JPよりSCP-195-JP-Aが発生した場合、サイト-81██外へ出る前に機動部隊にて無力化して下さい。無力化されたSCP-195-JP-Aの車両部分もSCP-195-JP-Aの発生条件を満たすため、適宜撤去をしてください。SCP-195-JP-Aが周辺住民から目撃された場合、数人であるならば拘束後記憶処理を行ってから解放して下さい。大人数に目撃された場合、または実験に付随する追跡調査の場合、財団フロント企業「サプライズ・コミカル・パレード」によるカバーストーリー「真夜中のパレード」を流布して下さい。

更新: SCP-195-JP-Bの発生防止のため、2週間に1度のペースでSCP-195-JP内へ廃車を設置して下さい。設置された廃車は10日以内に回収して下さい。

説明: SCP-195-JPは、██県██市の郊外に位置する、元自動車解体工場の廃材置き場です。工場部分は解体され、SCP-195-JPのみが取り残されていました。

SCP-195-JP内にて4輪の乗用車が14日以上放置されていた場合、放置されていた乗用車はSCP-195-JP-Aとなり、以降の深夜3時前後に活性化します。活性化したSCP-195-JP-Aのホイール部分からは動物の足が生え、4足歩行にて移動を始めます。SCP-195-JPから出たあとのSCP-195-JP-Aは、公道を道路交通法を守った上で歩行をします。信号や道路標識を正確に守りますが、外見からは搭乗者が見当たらず、どのように検知しているかは不明です。数回の追跡により、本体となった車両の、車体番号が初めて登録された住所へ「帰宅」を試みている事が判明しています。

SCP-195-JP-Aは一般的な破壊行為で問題なく無力化ができます。無力化されたSCP-195-JP-Aのドアや窓からは、ホイール部へ生えていた足に応じた生物の死体が、十から数十程あふれ出てくる事に注意して下さい。分析の結果、死体は何ら異常な特性を持たない事が判明しています。

SCP-195-JP-Aが無事「帰宅」を果たした場合、10秒間クラクションを鳴らし続けます。その後周囲200m範囲の中古車が一斉にSCP-195-JP-Aとして活性化し、「帰宅」を始めます。「帰宅」時、実家に既に他の車が存在する場合、激しく対象を排除する傾向があります。

以下はSCP-195-JP-Aから確認された足の例です。本体となる車種とは関連性はありませんでした。

  • キリン
  • 象(ただし長さが3m)
  • 蜘蛛

事案195-呂にて、SCP-195-JP-Bに指定される新たな実体が明らかになりました。詳細は事案195-呂を参照して下さい。SCP-195-JP-Bが発生した事案は、現在までに事案195-呂の1件のみです。

補遺: 事案195-呂

放置自動車が存在しない状態で30日が経過後、SCP-195-JP内よりSCP-195-JP-Bが実体化しました。SCP-195-JPは96式装輪装甲車を本体に、ホイール部からは人型種の右手が4対、2mの長さで生えていました。機動部隊にて無力化された後、ボディ自体が[編集済]の死体として分割され、また後部ハッチより17体の[編集済]。現れた検体をDNA検査したところ、そのうち1体は██県在住の████氏のものである事が判明しました。財団エージェントが現地へ急行し確認をしましたが、████氏は存命で家族と生活をしており、サイト-81██周辺へは立ち寄った事がないと証言しています。

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