SCP-1950
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トンプソン一家 – 現存する唯一の写真。

アイテム番号: SCP-1950

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-1950の影響のため、一棟の倉庫が、不測の事態による影響力拡大に備えた20mの緩衝地帯を設けて周囲に構築されました。倉庫に近付く者に警戒するために、防犯カメラと人感センサーが施設周辺に設置されています。武装警備員2名が常に待機状態を保ちます。何者もSCP-1950との相互作用を許可されません。これを行った職員や侵入者はSCPの一部と看做され、位置が記録されると共に、影響力の効果径が調整されます。

説明: SCP-1950はテキサス州██████にある、地下室含め3階建ての、ベッドルームが2つある一軒家です。家は最寄りの町からおよそ20マイル離れており、周辺エリアは不毛の砂漠で他の住宅がありません。家はやや劣悪な状態(例として屋根瓦や外部塗装が剥がれ、前庭の植物が枯れ掛けまたは既に枯れている)ですが、未だ居住可能です。家の郵便受けには“149、トンプソン家”とあります。

サーモグラフィによる画像診断は、家屋内にトンプソン一家と思われる4名の人物が居ることを示唆しています。トンプソン氏と推定されるSCP-1950-1は、非常に高温な物体(後述する爆発の原因)と共に地下室にいます。SCP-1950-2のトンプソン夫人は、台所と思われる場所にいるのを窓から確認できます。SCP-1950-3ことジュニア・トンプソンは、トンプソン夫人に何か言いながら台所に入っていくのを網戸越しに確認できます。幼児であるSCP-1950-4は、一階の寝室にあるベッドの上です。SCP-1950の異常特性のため、屋内および地下の更なる調査は、効果範囲の外部からの観察に制限されています(完全な解説は補遺1950-01を参照)。

SCP-1950は、クライマックスで開始地点に巻き戻る4秒間のタイムループに陥っています。4秒間のタイムラインは次のような流れです。

0-1秒: SCP-1950-2は台所の流しで皿洗いをしている。彼女はこの4秒間を通して同じ位置のまま。SCP-1950-3が入室。SCP-1930-1は何かを放り投げるような急速な動きをする。

1-2秒: 1950-3は部屋を横切り、1950-2と軽く会話しながら裏口に向かう。1950-1が階段に向かって急速に移動。

2-3秒: 1950-3がドアを開け始め、1930-1が階段を半分まで登る。

3-3.5秒: 地下の巨大な熱源の温度が10%上昇。

3.5-4秒: 地下で発生した爆発が家中を走り抜け、巨大な火球群が全ての窓を破壊する。生存者なし。爆発が2~4m広がった後、同速度でタイムループが巻き戻る(したがって完全なループは8秒)。

SCP-1950とのあらゆる相互作用は、効果範囲(現在は爆心地からの直径40m)に追加されます。4秒の間に効果径を通過した生物または物体は、クライマックスで巻き戻る4秒ループに囚われることになります。例として、何者かが2秒時点のトンプソン家に接近した場合、その人物は爆発の時点で、例えループ開始時に効果範囲の外に居たとしても4秒前の位置まで巻き戻ります。これは本質的に効果径への加算であり、効果距離はその人物/物体が4秒ループ開始時点に居た地点まで拡大したと看做されます。

補遺-1950-1:

SCP-1950-1– トンプソン氏 – の外見は地下室の窓から見える範囲に制限されています。彼は白人男性であり、年齢は約30~40歳、中肉中背、身長およそ180cmです。

SCP-1950-2- トンプソン夫人 – は白人女性であり、身長およそ175cmです。彼女は赤白の花柄ドレスと、それに似合う円形のイヤリングおよびヘアバンドを着用しています。化粧には欠点がありません。

SCP-1950-3- ジュニア・トンプソン – は約4~6歳の白人男性です。彼は野球バット・グローブ・ボールを持って裏口に近付いていきます。デニムダンガリーを着用し、野球帽を後ろ向きに被っています。

SCP-1950-4- 約2~3歳の女児であり、ピンク色の夜着とリボンを身につけ、主寝室で眠っています。

研究者の覚え書き – この一家は1950年代スタイルの典型例です。私たちに見える範囲のインテリアや家族構成は、極めてステレオタイプな”核家族”のそれです ― 主婦・父親・2人の子供…年上は男の子。インテリアは明るくカラフルで、1950年代の家庭にお馴染みの家電製品が数多くあります。これは、この事象が過去60年間にわたって続いてきたことを示唆するものです。私たちよりも前にこれを発見したり相互作用した者が誰一人いなかったのは驚くべきことですが、不幸中の幸いでもあります。そして、この特性上、どのようにタイムループが繰り返されているかをこれ以上探ることはできないでしょう。唯一役に立つとすれば、時計を合わせる時ぐらいですかね。

補遺-1950-02
トンプソン一家が何者であったかについての更なる研究が進行中です。地元の町の国勢調査記録の調査では、トンプソン一家は███████通り149番地に住んでいる旨が記載され、記録写真が添付されていました。一家や当時の出来事に関する他の記録は存在が確認されていません。

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