SCP-1992-J
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アイテム番号: SCP-1992-J

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-1992-1の存在が確認された場合、財団エージェントが乗客に下車を促すことになっています。財団職員は乗客の言い分にどれだけ説得力が有ろうとも、列車には乗車しないよう忠告されています。

財団職員がSCP-1992-1実体を激突から回避させられなかった場合。機動部隊ガンマ-5(「燻製ニシン1」)が事故現場の安全を確保し、当該事故の情報を拡散し、すべての乗客の身元を確認します。生存者は財団傘下の病院へ搬送され、治療期間の後に解放されクラスB記憶処理を受けます。死亡者のカバーストーリーは機動部隊ガンマ-5の自由裁量で偽造されます。

説明: SCP-1992は小説、音楽、映画、TV番組、ビデオゲーム、コミック、ネットメディアといったものを含む、様々なメディアを中心とした世界規模の事象です。
SCP-1992は物理的には自律旅客列車の形態をとって出現します(これをSCP-1992-1と指定します)。
SCP-1992-1は同時に複数の存在が可能です。

SCP-1992イベントはあるメディアについて、広範な人気を博しているという(移り気な研究者が試みに「誇大広告(hype)」と呼ぶ)発表と共に始まります。SCP-1992-1実体は、あらゆるメディアに先んじて出現することはありません。SCP-1992がどういう基準で出現先を選択しているかは不明ですが、最もダメージを与えられるメディアを選択するという仮説が立てられています。法則化できているのは、SCP-1992-1がこういったメディアに先んじて出現するのが、公開に際してネガティブな反応が多数を占めている場合のみであるという点です。これが事実だとして、SCP-1992が公開前のメディアのクオリティを予測可能なのか、あるいは出現やメディアの公開からさかのぼって、まるで当該メディアのクリエイターがしばしばネガティブな反応に混乱するようにソースに影響できるのかは不明です。

出現に際し、当該発売前メディアに興味を持つ個人が列車に乗車したくなるほのかな衝動に駆られます。SCP-1992-1は駅から出発直後に消失します。SCP-1992-1に乗車した人間が多いほど、衝動の範囲と強さは増します。SCP-1992-1乗客は水や食料といった典型的な栄養源より「誇大広告」で生命維持することが理論立てられています。

メディアの公開時、当該SCP-1992-1はメディア発祥国の鉄道のどこかに出現します。SCP-1992-1は乗客数に応じたスピードで運行します。運行は次の駅に着くか、速度超過で脱線するまでレールに沿って続行されます。

補遺:確認済みの顕著な出現例:
メディア 種別 公開年 結果
スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス 映画 1999 脱線による大損害。古臭い画面効果がオリジナルの三部作を破壊した可能性あり。生存者は自ら記憶を消去し、「前日譚三部作などなかった」と主張。
マトリックス・リローデッド 映画 2003 脱線時、列車は短い時間が突然スローダウンする、俗に「バレットタイム」と呼ばれる奇妙な時間異常に遭遇。数回転の後列車はどうにかレール上に着地。次の駅に到着するも列車は爆発、乗客と駅にいた全員が死亡。
ソニック・ザ・ヘッジホッグ ビデオゲーム 2006 通常の乗車量にも関わらず、列車は脱線時のスピンや音速を超えたスピードへの加速が可能であった。特筆すべきは、列車のいくつかの車両が数千匹の昆虫や数キログラムの糞便で埋め尽くされていたことである。生存者なし。
インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国 映画 2008 SCP-1992-1の形式は極めて時代遅れであったが、塗装だけは最近行われたようだった。SCP-1992事象の一環と思われる未確認飛行物体が出現し、列車のアブダクトを試みた。UFOは給水塔に激突し、列車は脱線、乗客は全員死亡した。事故現場から数キロメートル離れた場所で発見された一人の乗客は、見たところ列車内の冷蔵庫をシェルターとして利用しようとしたようだが、やはり死亡していた。
メトロイド アザーエム ビデオゲーム 2010 SCP-1992-1実体の速度は推奨よりはるかに速かったにもかかわらず、約2時間の間脱線することはなかった。発生元不明の男性の声が列車に事故の許可を与えると、列車は脱線し乗客は全員死亡した。
デューク ニューケム フォーエバー ビデオゲーム 2012 約10年の不活性の後、当該SCP-1992-1は突然再出現。動力車には大きなギヤボックスが備え付けられていた。公開後、列車は即座に最大速度まで加速。警笛はけたたましくはるか昔の(見当違いな)メディアの参照を喧伝。脱線するも脱線位置の関係から建造物への被害は無し。乗客の80%が生存。
ディアブロIII ビデオゲーム 2012 他の実体化と異なり、当該SCP-1992-1は[削除済]の駅を引き込む形で実体化した。乗客は下車を申し出たが、「技術的問題」のため待機することになった。報告によれば列車にはなぜか乗客のための座席が十分に無かったことが示唆されている。ようやく乗客を乗せ出発したところ、オークションハウス付近で即座に脱線し、そして軌道を外れていたにもかかわらず数キロメートル先のソニー社屋までの自走が可能であった。奇妙なことに乗客の生存率は高く、彼らはその不評にもかかわらず同じ機関士の別の列車に乗ることになった。
プロメテウス 映画 2012 国内エリアに脱線による深刻なダメージ。報告書によると、生存した住民はただ「斜めに逃げた」ことで死を免れたという。
Half-Life 2: Episode Three/Half-Life 3 ビデオゲーム N/A SCP-1992-1は特徴的で、現状唯一の蒸気機関車(steam-powered locomotive)であった。現在予測されている公開時の速度は光速に近いとされており、ゲームリリース時にはXK-クラスシナリオの発生が仮定されている。
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