SCP-200-KO
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アイテム番号: SCP-200-KO

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-200-KOは、財団で運用されている機密物品保管庫のうち、最も高いクラスであるクラスA保管庫で保管されます。現在はエリア-██最下層のクラスA保管庫に保管されており、有事の際に収容場所を移動する場合も同じクラスの保管庫で保管します。オブジェクトが存在する保管庫は、地震、津波、火山の噴火などの自然災害に対して安全か、自然災害による被害に耐えることができる必要があり、通常の兵器や核弾頭、EMP、スタックスネット攻撃に対しても機能を喪失してはならず、また保管庫ではインターネットと物理的に接続されていないイントラネットを使用します。オブジェクト自身は異常現象を発生させることができないため、保管の際には標準Safeクラスオブジェクト収容容器を使用してください。SCP-200-KOの内部には、超小型発信器兼自爆装置を取り付け、24時間常時位置を把握することができなければならず、敵対的な勢力に握られたことが確認された時点で即座に自爆装置で爆破して無力化します。

SCP-200-KO-1は、SCP-200-KOと同じ場所に保管します。SCP-200-KO-1の確保の優先順位はSCP-200-KOよりも低く、有事の際には全て焼却処分することになっています。民間からSCP-200-KO-1が確保された際、その内容が民間に広まっていない場合には、発見されたオブジェクトは焼却し、オブジェクトを扱った人物とその関係者に局所的な記憶処理を施して、歪曲された記憶を削除してください。もしその内容が民間に広まった場合には、公表された内容の波及力と影響を受けた人物の知名度などを考慮して、隠蔽工作を行うかどうかをO5評議会が決定します。

クラスA保管庫の管理規定に基づいて、2週間に1度収容スペシャリストたちがSCP-200-KOが収容されているエリアを含むクラスA保管庫の施設全体を点検します。些細なものであっても異常が発見された場合には、ただちにエリア最高責任者に報告し、すぐに原因を特定します。クラスA保管庫を警備する職員には、事前に保管庫を訪問する人物に関する全ての情報が提供され、保管庫管理職員と事前に訪問する予定のある人物を除いた人物が保管庫に接近する場合、その人物の身分やクリアランスを問わず接近を阻止した後、監禁してこのことを施設の最高責任者に報告します。もしその人物が武力で抵抗してきた場合には発砲が許可されます。監禁あるいは射殺された人物の処遇はO5評議会が決定します。

SCP-200-KOの使用にはO5評議会の許可が必要であり、事前にO5評議会に対して直接自分の身元と使用目的が含まれている申請書を提出しなければなりません。申請書は、財団特級暗号化プログラム"プロトコルΩ"を使用して暗号化する必要があります。

オブジェクトを使用する人物は、使用許可メールで通知された場所で事前に待機していれば、対応チームがその人物の身元を確認した後に薬物を使用して気絶させ、その後保管庫内部に移動させてから使用させます。SCP-200-KOの使用は指定された部屋で武装した職員の監視の下に行う必要があり、もし事前に通知した目的とは別の目的で使用した場合は、即座に制圧の後拘禁し、有事の際には射殺が許可されます。オブジェクトを使用する部屋の入口は、全ての人員が部屋に入った瞬間から使用終了時まで封鎖され、内部には人員制圧のための高濃度の睡眠ガス散布装置が配置されています。

SCP-200-KOが収容された保管庫に関連する業務を行う全ての職員には、3ヶ月に1度心理カウンセリングや財団忠誠度検査が行われ、この過程で異常が発見された場合すぐにクラスA記憶処理を施した後に別の場所に転出させます。この検査工程には、自白剤の使用が含まれます。また、保管庫の属する施設に勤務する職員のうち、保管庫と直接関連付けられている業務をしていない職員の場合はオブジェクトに関する情報は提供されず、保管庫に関連する業務をしている職員もオブジェクトの詳細に関しては報告書の"この段落"までが提供されます。それ以上の情報へのアクセスを試みようとする職員は、ただちにクラスA記憶処理の後他のサイトに転出させます。当該施設に勤務する職員のうち、オブジェクトの特性に関する情報が提供される職員は、施設の最高責任者と保管庫警備隊隊長、そして部隊長が直接選抜した警備隊隊員の一部(SCP-200-KOを使用する人物の監視役)のみです。

20██/█/██より、財団に確保されたもの以外に追加で存在する可能性があるSCP-200-KOが財団職員に影響を及ぼすことを防ぐため、定期的に高位職の職員に実施する"精神影響有無検査"によってSCP-200-KOによる記憶歪曲の有無の調査を追加で実施します。

機動特務部隊ラムダ-18("記者団")は、確保できていないSCP-200-KO-1を捜索し、追加で存在しているかもしれないSCP-200-KOを確保する任務に当たります。彼等はSCP-200-KOの情報や研究結果、リアルタイムで更新される世界中のオンライン、オフライン上の新聞、放送記事データベースを無制限に提供され、アルゴリズム200-KOを介してこれを分析し、SCP-200-KO-1を判別します。また、このように確認されたSCP-200-KO-1を、使用者によって変更されると確認された8点の情報を中心に綿密に分析し、使用者を特定します。また、万が一財団内部の職員を対象にオブジェクトの"公表"機能が動作したことが確認された場合には、"歴史歪曲"作戦を実行して幅広い記憶処理、そしてSCP-200-KO-1とそれを基にした全てのニュースの確保および削除を実行してください。作戦実行の可否はO5評議会で決定しますが、もしセキュリティクリアランスレベル4以上の職員を対象としていたり、記事で精神影響についての情報が流出していた場合には任意に実行することが可能です。

説明: SCP-200-KOは、米国クロス社から販売されているものとほぼ同一の万年筆です。物理的特性もまた市販で入手可能な万年筆と全く同じであり、異常性を発現させる条件を満たしていない場合には、一般的な万年筆と同様に使用することができます。

オブジェクトの異常性は、A4用紙以上の大きさの紙にオブジェクトを利用して人間の名前を書く場合に発生します。名前を書いた場合、一定時間が経過するとその名前を持つ人物の記事(SCP-200-KO-1)が名前を書いた紙に作成されます。この記事は実際に存在する新聞や週刊紙の形式を借り、まるでその新聞社から発行されたものの記事のように作成されるため、SCP-200-KOの使用者、あるいは記事で扱う人物の国籍、居住地、使用言語などによって記事が借りる新聞の形式や作成される言語が変化します。記事では、名前を書いた人物が殺人、麻薬流通、児童強姦、虐殺などの凶悪犯罪や不倫、不正、売春、スパイ活動、集団内における苛酷な行為などの社会的に非難されるに値する物事を行ったと主張されています。これに対する証拠資料として写真、あるいは匿名希望の関係者の証言などが共に記載されますが、このような方法によって書かれた記事の内容は虚偽であり、提示された証拠も全て存在しないか捏造されたものです。しかし、この記事で提示された証拠が捏造されたことを証明する方法は、財団などの団体が所有している各種異常性検出装置でSCP-200-KO-1を検査するか、当該記事において提示された文書のソース(もし存在するならば)と比較する方法のみであり、一般的な画像解析などの方法ではこれらが捏造されたことは分かりません。また、記事が書かれた直後にその記事で扱う対象と関連する人物に対して記事に書かれたことが実際に行われたという偽の記憶が植え付けられるため、SCP-200-KOを介して作成された記事が公表された場合、通常は事実として受け入れられます。オブジェクトを介して作成されたことが確認された全ての記事の中で、議論が持続し大衆に忘れ去られた事例はありましたが、濡れ衣が明らかになった事例はありませんでした。

紙に名前だけを記入する場合、その名前を持つ全ての人物から無作為に選ばれた1人の記事が書かれるため、特定の人物に関する記事が記録されるようにするためには、性別、国籍、居住地などの付加的な個人情報を記載しなければなりません。名前の代わりに、個人を特定することのできる肩書きやインターネット上のニックネームも名前と同じ効果を発揮しますが、この場合にも同名の人物のような問題が発生することがあります。記事の分量が多くなる場合、SCP-200-KOを用いて文字を書いた紙以外に新たな紙が生成され、複数にわたるページの記事が作成されます。

記事が作成された後に[編集済]と署名すると、該当記事が最大限の波及力を持つ人物に伝達されるか、場所に掲示されます。伝達される経路は、手紙や小包、電子メールなどで直接伝達されるというものの他、SNSやインターネットコミュニティサイトにアップロードされるなど、記事で扱われる人物によって異なります。また、このように公表された記事や掲示物の作成者は全て[編集済]と記録されます。

SCP-200-KOは、大韓民国[編集済]市にあるインターネット新聞社の記者の自宅で発見されました。当時財団でSCP-███の新しい収容プロトコルが提案され、収容に必要な土地の所有者であった企業家███と交渉している最中に、その企業家が犯した脱税についての記事が広まった(後SCP-200-KO-1であることが判明する)ため、その記事を隠蔽することで私有地移譲に対する合意が行われました。その後記事の執筆者を追跡したところ、SCP-200-KOの持ち主であった記者を見つけたため自宅を捜索し、その過程でオブジェクトが発見されました。

記者の自宅では署名されたSCP-200-KO-1が多数発見され、記事で取り上げられていた人物は政治家や企業家、芸能人などの各界有名人でした。既にSCP-200-KO-1による社会的影響が非常に大きかったため、これらの隠蔽工作は行われませんでした。特異な点として、いくつかの記事は署名されていないままで発見されており、記者は当初オブジェクトの"公表"機能を知らなかったものの、後に探り当てたと見られています。記者は適切な処分を受け、その記者の前にSCP-200-KOを利用した個人、あるいは団体が存在していないかを確認するために、機動特務部隊ラムダ-18が任務を遂行中です。現在、財団がオブジェクトを確保した20██/█/█以降に追加のSCP-200-KO-1と財団内部の人員からSCP-200-KOの影響と確認された精神操作は確認されていませんが、これは追加のSCP-200-KOが存在する可能性が完全に否定されたことを意味する訳ではない可能性が高いと予想されています。

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