SCP-2002
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SCP-2000_wreckage.png

破片をSCP-2002の事故現場から回収しているサウジアラビア人員

アイテム番号: SCP-2002

オブジェクトクラス: Neutralized (20██/██/██より、Keter分類廃止。)

特別収容プロトコル: SCP-2002の封じ込め手段として、(移動性の)天文学的な物体の発見、追跡、研究、議論のいずれか、またはその複数に関わった全組織、全個人に対する組織的な誤情報の散布を行っています。それら周辺組織を巧妙に操作し、SCP-2002の性質を混乱させる事に特別な焦点があてられています。

公衆漏洩したSCP-2002の画像はすべて、電子改竄により除去され、陰謀論者の仕業であるとします。この目的を果たすため、関連するメディアに財団が雇った専門家を外的調査プロジェクトのコンサルタントとして推薦して下さい。

現在、過去、あるいは将来予定されている偽情報流布作戦についての具体的な情報は、ドキュメントSecInf/2002-D/DepDI:rev2.41を参照して下さい。致死的な武力行使については、SCP-2002に関する情報がどんな形であれ公開されることから保護するために、認可されています。

SCP-2002の破片、その乗組員の残骸は、サイト-102へ収容され、更なるSCP-2002の起源調査のために用います。現プロジェクト主任アースリンジャー(Aeslinger)博士にコンタクトを取り、このプロジェクトについての情報を得て下さい。

Rem/AESL1/20060217: SCP-2002が無効化されているのにもかかわらず、これらの取り扱い方は無期限に実施されることに注意して下さい。

説明: SCP-2002は地球と直接衝突する軌道にある宇宙船でした。発見の後、財団深宇宙調査資産は幾つかの画像を何とか中継し、SCP-2002のデザインと開発中[データ削除済]のある時点で確立されたデザインとの間に数多くの類似点がある事を示しました。この事実に照らして、残骸から得たデータを考慮し、SCP-2002は時間連続性異常と分類されましたが、現行の現実連続体で発生した物であると考えられました。SCP-2002の無効化が行われた結果、プロジェクトスタッフがこの仮説を実証することは困難になりましたが、それでもSCP-2002の破片からこの仮説の裏付けとなる証拠が得られています。

SCP-2002は推定直径450mの球状船殻を保有していました。この中央殻には、推定直径1.7mの小殻が3000個ほど付随していました。SCP-2002には、如何なる推進装置、外部発電装置も見受けられず、また個々の区分室、コックピットのようなシステム、居住に適切な空間、貯蔵庫、その他識別できるシステムもありませんでした。

財団SETI観測施設を用いたあらゆる交信の試みには、財団の通信網に特定した無線周波数によるSCP-2002からの自動放送が応答されました。非財団の施設より送信された信号は、SCP-2002の応答を誘発しませんでした。これは歓迎信号の発信源を認識できるということを示唆しています。自動放送の写しについては、補遺2002-A-03を参照して下さい。

調査によれば、SCP-2002から放送されたメッセージは、SCP-2002が独力で地球への帰還を促進するシステムを保有していることを示唆していると見られます。いずれにしても、万一その仮定が誤りだと証明された場合、着陸による潜在的な影響が懸念されるため、SCP-2002はKeterに分類されました。SCP-2002は秒速12.5kmを維持したまま、20██/██/██に地球の大気圏内に再進入すると予想されていました。SCP-2002の帰還の結果として、ありうるK-クラスシナリオの全てに対処するためのプロトコルが草案されました。

19██/██/██、財団衛星の遠隔探査システムによって、SCP-2002は地球から15.8天文単位離れた位置にある所を初めて見つけられました。SCP-2002軌道の推定、またその軌道が全く変わらないと仮定した場合、SCP-2002は少なくとも██年前には発見されているはずでした。これはSCP-2002またはそのクルーの意図的な試みではなく、偶発的な時間転移であることを示唆しています。SCP-2002の自動放送の内容は、この仮説の信頼性を高めています。

補遺2002-A-01: 無効化報告2002/D/NeutRpt-01:rev1.01からの抜粋

19██/██/██、SCP-2002が地球の月を通過した日、以前は未確認機であった世界オカルト連合の衛星(強力なCO2レーザー積載)がSCP-2002に砲撃し、中央殻を破壊、少殻を広範囲に分散した。更にいくつかはレーザー光線で破壊されるも、中央殻破裂時に、大部分が宇宙空間に漂うこととなった。少数の小殻は地球に連続的に飛来。20██/██/██、これらの小殻及び船殻の大きな破片が地球大気圏に進入した。

世界オカルト連合による不当なSCP-2002の破壊に関する調査により、サイト-102のワークステーションから送られる一連の暗号化された電子メールを発見。メッセージの解読で、GOCの漏洩情報を発見、GOCがカバーしていたSCP-2002の基本的であるが詳細を得た。内部の誤情報がいくつか漏洩していたのに加え、SCP-2002に関する事実上の正確な情報も漏洩していた。

結局、メッセージの送り主は█████ ████████と特定。レベル4研究員としてサイト-102で雇用されていたが、SCP-2002プロジェクトには関わっていない。問題の人員はサイト-102施設から脱出しようとしたため勾留された。尋問され、その結果[データ削除済]、対防諜活動において有効活用されている。情報の受取人の身元を特定する努力は失敗に終わったが、世界オカルト連合の取扱者であると推定される。その後、財団資産はその組織が非常に基本的な情報をカバーするだけとはいえ、19██年という早い時期にSCP-2002についての知識を備えていた事を確認した。

この事件の結果、内外部のコミュニケーションに関するプロトコルは検討し直され、必要な部分は更新した。さらに、オペレーション・カーボンを始動。現在、将来における人員向けの標準的忠誠テストが開発できるまで無期限におく。

世界オカルト連合の衛星機は最終的に破壊、20██/██/██にブラジルの熱帯雨林に墜落。財団武力によって鹵獲。財団が保管。多数回に渡る世界オカルト連合の返還要請にもかかわらず留め置かれている。この件に関する組織間コミュニケーションの詳細は、補足ドキュメント2002 / C / DipInc-8:rev.1.12を参照のこと。

補遺2002-A-02: GOCから確保したSCP-2002のドキュメント

KTE-0481

脅威ID: KTE-0481-Typhon "地球衝突軌道上の巨大未確認物体"

認可レスポンスレベル: 4 (重度脅威)

概要: 地球との衝突進路上にある未確認の不自然な天文物である。財団がKTE(SCP-2002と指定)を未知の理由で追跡しているとの事実が秘密工作員██████による諜報から示唆されている。しかしながら、具体的行動も進展を止めるための措置も未だ実行していない。当KTEに関して入手可能な情報については、秘密工作員██████からの実地報告、附則書類001-016を参照せよ。

対象は球形であり、推定直径450m(~1,476 ft)、未知の目的で付けられた複数の球状節を伴う。これらが兵器である可能性は無視できない。推進装置は物体の表面上には見られない。発電装置も同様に不在であるようだ。地上GOC施設、USS(米海軍艦船) ███████████から歓迎メッセージを定期的に送るも、対象は応じず。

現段階での衝突時間計算、██:██ GMT, 20██/██/██。もし妨げられることなくKTE-0481が現軌道上での進行を続けた場合、持続的な土砂降下物の推定から、Eternal Winter Class ── 無間冬級シナリオの到来が予測される。

交戦規定: 対象が0.00269天文単位内に到達した場合、全地球生命の絶滅を防止するために、終了は正当化される。GOC軌道資産Thor-AXIIを、この目的を達成するために永久警戒状態に置く。秘密工作員██████はKTE-0481を終了させた後、即座に奪回する。

補遺 2002-A-03: 回収報告2002 / D / RecRpt-14:rev1.15の管理概要

20██/██/██、巨大なSCP-2002の中央殻と小球が着陸した37分後、機動部隊ゼータ-40(”デッド・エンド・クリーナーズ”)と数人の現地ガイドが、サウジアラビア首都リヤドから約240km離れた地点の破片に接近。数日の行進の後、全破片と、損壊した人間の残存物(見積もり、5人の成人男性、142人の男性新生児、21人の成人女性、377人の女性新生児)の大部分が財団輸送車に積まれ、Site-102に戻された。DNA鑑定により、O5を含む現在の財団職員と部分的に一致すると示された。

補遺 2002-A-04: SCP-2002の自動放送の部分的写し

音声合成、英語:
これは財団船SCPSメンデルです。私達はあなたの通信を受けました。停滞プロトコル実施のために、現在、人員はあなたの信号に反応することは出来ません。予め録音してある自動放送を待って下さい。

女性の声、英語:
こちらはアグネス・ヨーント博士です。SCP-█████のL4プロジェクトを率いています。このメッセージを受け取っているのなら、私は嬉しい。この任務は不要だったといえるから。SCP-█████の最終収容違反が21██年に襲った時、私達はこの状況を回避する方法を見つけようと、長い時間を費やしました。最初、私達は再配置が解決となるかどうか検証してみました。私達は軌道を作りましたが、結局動かなかったので、月に施設を作りました。しかし感染はどうしてかいつも続きました。100%の無菌性率で、感染をさせないように、胚を受精させる方法を見つけました。少なくとも、その時は、彼らが停滞していたわけではありませんでした。計算上、影響が消失するのはデイ・ゼロから███年かかります。選択肢はないですから、選ばれた彼らの胚と、世話を課される人員とともに宇宙に送り出しました。この船とクルーと貨物は蘇生して、地球に帰還する用意ができています。彼らははるばるやって来ました。

音声合成、英語:
現在の予想到着時刻:警告、時間不整合エラーを検出。セクター-512A1を我々の到着に備えて開放してください。

音声合成、中国語(北京官話):
このメッセージはこれより中国語で繰り返されます。

中国語の後、メッセージはスペイン語、ヒンディー語、アラビア語で最後まで繰り返されました。

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