SCP-2028
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アイテム番号: SCP-2028

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: サイト-91は影響を受けた████ ██████の家の周囲に建てられました。SCP-2028の実体はサイト-20にある標準収容ロッカーに収容します。SCP-2028に関わる実験は最低1人のLevel3研究員の許可が必要です。

説明: SCP-2028は258個の空のスノーグローブの集まりです。"オネイロイ・コレクティブ1の友だちと一緒に、キミの心からのネガティブな気持ちと考えを捨て去ろう。30日に3回以上使わないで。危ない時は、絶対にガラスを破らないで。"の言葉が各SCP-2028の実体の底面に書かれています。この実体の構造分析からは異常は見られませんでした。

SCP-2028の異常特性は1人以上の人間の対象者は実体の4m以内でREM睡眠に入ると表れます。対象者は必ず鮮明な悪夢を体験します。起床すると、対象者は強烈な安心感を覚えます。その後の3日間、対象者は幸福感と社会環境に参加した気持ちが増加すると報告します。

使用された実体は対象者の悪夢のイメージで満たされます。これを持ち上げて3秒以上振ると、対象者は極僅かの間に悪夢に関する不規則な幻覚を体感します。使用済の実体の隣で睡眠をとっても効果はありません。"リセットして"という言葉を使用済実体の4m以内で発すると、中のイメージは消え去って再び異常特性が使用できるようになります。

30日に3回以上SCP-2028の実体を使用するとガラスに罅が入る原因になります。1個の実体は30日に約6回使用する、または衝撃で壊してしまうとSCP-2028-アルファ事象が即座に発生します。この事象は壊れた実体周囲の可変的な規模での局地的現実再構成です。この再構成は平均250m2の範囲で、壊れた実体の中に"保存"されていた悪夢の出来事と物理法則に類似します。ほぼ全ての2028-アルファ事象は対象者の睡眠期間に等しい時間が経過した後に消えます。

SCP-2028は[編集済]の農家である████ ██████の下で発見され、偶発的に使用済の実体は破壊されました。彼の家の全体は2028-アルファ事象の影響を受けていました。農家は彼が適当な教育を受けていない為に粗末な悪夢を度々見ていたと報告しました。影響を受けた構造物の不動の性質により、サイト-91はこの家の周囲に建てられました。この中で確認された異常現象は以下の通りです:

  • 構造物の殆どは白と黒以外の色が欠落しています。
  • 数冊の本の様々な性質が不規則に表れたり、消えたりします。本を拾い上げると、それは生気を帯び、本を読み終えないと歯のような物体が生えて、持っている人間に対して噛み付こうとします。
  • 数台のロッカーは学校の通路に置かれている物と類似しています。これらを開くと、中には通常学校のロッカーで見られる内容が不規則に明らかになります。しかし、ノートにはいじめや勉強に対する不満の言葉で満たされています。
  • 構造物の中に入った動物は物体に変形するか、近くの面から現れた人間の腕に拾い上げられてその面の中に引きずり込まれます。このようにして消えた動物は全てその後発見できません。
  • 学生、教師、管理人、警備員に類似した数体の人型実体はその職業に関係のある活動を行います。しかし、実体の解剖学的特徴は時折モップ、ペン、チョーク、本、椅子等の物体と入れ替わっています。彼らは低音域の理解不能な言葉を通じて単独で意思疎通を行います。
  • 農家と同一の特徴を持つ個人が不規則に構造物の中に出現し、あてもなくホールを歩きます。この農家を見つけた人型実体は他の人形実体を呼んで集まり、農家を笑います。
  • 1体の人型実体は家の中を歩きまわり、████ ██████の名前を叫んだり、独り言を話します。この実体は赤いバックを背負った思春期の男性に類似していますが、彼の指はペンに置き換わっています。この実体は構造物内で唯一明確な意思疎通のできる存在です。この実体は████ ██████の幼少期の親しい友人であるJ███ ████████と同一です。この実体は████ ██████の複製実体を認識できません。

補遺: 19██/██/██、SCP-2028に関わる最初の実験が試行されました。実験で使用されるD-クラス被験体は████ ██████と同じ恐怖症を持った者から選ばれました。使用済のSCP-2028実体は制御された環境内で破壊されました。この結果、120m2の2028-アルファ事象が発生し、8時間後に消えました。様々な恐怖症を持ったD-クラス職員により更に実験を重ねましたが、全ての2028-アルファ事象は一時的なものでした。████ ██████が引き起こした永久的な2028-アルファの原因の研究は進行中です。

補遺B: インタビュー記録

回答者: J███ ████████、このインタビューでは"J"と呼びます。

質問者: ██████博士

<記録開始>

██████博士: 貴方のお名前は?

J: オレはJ███ ████████。アンタは?████ ██████には会ったかい?アイツとオレはそっくりだが、アイツは背が高くてブロンドの短髪だ。

██████博士: 私は██████博士。ご安心を。彼とは会った事はありますし、彼は大丈夫です。

J: そいつは良かった。アイツについてまた聞けるとは思っていなくてね。ここには会話できるヤツがいないんだよ、訳の分からないことばかり言ってて。

██████博士: 貴方自身の事について教えてくれますか?どうやら貴方だけがこの中できちんとコミュニケーションを取れる存在のようです。この事についてどう思っていますか?

J: 自信はないが。多分は他のヤツらの殆どはアイツにとって意味が無いんじゃないかな、だからヤツら全員が訳の分からないことを話す。オレはと言うと、オレが知っている全ては、とにかくオレがこことはとても異なる場所に居たんだ。それからガラスが割れる音がして、ここに来た。

██████博士: 元々居た場所とはどんなところですか?ここはどんなかんじですか?

J: 分からない。そこは同じ時間なのに明るく、そして暗い、オレはこの暖かい、湿った毛布にいつも包まれているような感じだ。時々オレはオレが理解できない事、その事について見たり聞いたりできなくなる。ここの全てがどんどん現実的に見えるんだ。はっきりと音が聞こえたかもしれないことは分かっているんだが、とにかくそれはオレにとって大きな変化だった。何かが生まれたかのような感じだと思う。今、オレは全てを見たり、聞いたり、触ったりできる。正直に言うと、少し恐ろしい。

██████博士: 他にこの場所について知っていることは?

J: オレはここから離れられない。出口を全て見つけたが、見えない壁か何かせいでオレや他のヤツらはそこを通れないんだ。これがオレが知っている全て、本当だ。

██████博士: 貴方と████ ██████との関係は?

J: アイツは一番の親友さ、これまで会った中でも、オレはアイツの唯一の友だちだよ。オレたちは互いに問題や感情について話し合って、多くの時間を共に過ごした。

██████博士: 質問にお答えいただきありがとうございます。他に何か言いたいことはありますか?

J: ああ。もしまた████に会ったのならアイツに言ってくれ、ヤツらは卒業したが、誰もオマエより良い状態のヤツは居なかった。オマエは家族を世話する素晴らしい人間だ、それが重要なんだ、と。

██████博士: 伝えましょう。

<記録終了>

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