SCP-2030
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人気のあるオンデマンド動画配信サイトに出現したSCP-2030。

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姿を現したSCP-2030-1の隠しカメラ映像のスチル写真。

アイテム番号: SCP-2030

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: 財団操作のウェブ解析BOTデルタ-09(『ラフストップ』)は常に動作状態を保ち、週2回、操作に精通したレベル2職員1名が欠陥をチェックしてください。機能状態において、BOTはSCP-2030をファイル共有及び動画配信ウェブサイトの広範囲にわたって検索し、発見されたあらゆる出現を削除します。

SCP-2030の発生点の発見と隔離は、デルタレベルの優先事項として扱われます。SCP-2030が撮影されているスタジオを見つけるための努力が進行中です。

説明: SCP-2030はシリーズ物のテレビ番組として出現する異常現象です。SCP-2030の媒体は、現在使用されている最も人気のある形式に応じて変化します。2014年現在、SCP-2030は自動レンタルDVDキオスク、ファイル共有サイト、有料オンデマンド動画配信サービスに紛れ込んでいます。2012年以前のSCP-2030はもっぱらレンタルビデオショップにDVDセットとして出現しており、2003年以前はVHSテープでした。これまでのところ、SCP-2030の出現が1993年の発見以前に起こったことを証明する証拠はありません。しかしながら、番組は第38シリーズまで存在することが知られており、SCP-2030が1976年以降ある程度活動状態にあったことを示唆しています。

シリーズのタイトルは一般に『笑いは楽しい(Laugh is Fun)』ですが、『笑いは人生(Laugh is Life)』『笑いは笑い(Laugh is Laugh)』のような名称のバリエーションも珍しくありません。シリーズは対応するパッケージイラストを持っておらず、他のテレビシリーズのデザインを模倣します。これは多くの場合、視聴者が別の番組と間違えて選択する原因になります。

番組は奇妙で、不穏で、しばしば異常な状況に対する様々な人の率直な反応を公開する、隠しカメラ形式のドッキリ番組です。エピソードは通常10~12分で行われ、前置きと閉幕のコーナーを隠しカメラ映像の前後に備えています。現在まで、エピソードはエンドクレジットを持っていません。

SCP-2030-1は番組のホストを務める(おそらく)人間の成人男性であり、オープニングとエンディングで解説を提供するとともに、「ターゲット」の前に現れてテレビ番組の撮影であることをネタばらしする役割も担っています。SCP-2030-1は必ず、白黒のウイングチップの靴とロイヤルブルーのスリーピース・スーツを着用しています。撮影シーンにおいてSCP-2030-1は首から下しか映らないため、個人の特定は困難です。彼は自身を”ラフィ・マクラファーソン(Laughy McLaugherson)”と称します。

番組に登場する人々は、多くの場合、目撃した出来事にパニックや苦痛という形で反応しますが、SCP-2030-1 が姿を現すと直ちに平静を取り戻します。これは問題の人物が重大な身体的危害を加えられ続けている、あるいは極めてトラウマ的な出来事を目撃した場合も同様です。加えて、大多数の記録されている人々はSCP-2030-1についてある程度精通しているようであり、何人かは番組のファンである旨の発言を行いました。SCP-2030が視聴者からターゲットを選択しているか否かに関する研究は進行中です。

エピソードは、それぞれのドッキリが仄めかす特定のテーマに準じます。SCP-2030-1は現在のところ未特定の撮影スタジオで、色とりどりに飾られた特大の幾何学的な形状で飾られた明るい黄色のステージの上に立ち、これらのテーマを各エピソードの開始時に紹介します。エピソードのテーマは「浜辺」「ペット」「キャンディ」などのありふれたものから、「郵便詐欺」「放火」「テロ」などの奇妙で暴力的なものまで多岐に渡ります。SCP-2030-1は番組を〆るにあたって、各エピソードの最後に同じようなスピーチを行います。

各エピソードの終了時、カメラは引いてSCP-2030-1のステージ周囲を回転し、通常はエピソード中に登場した人々からなる観客を映します。この時、「スタジオのお客様の前で撮影 YWTGTHFT1との共同作成」というメッセージが映像の上に白い文字で重なります。番組のドッキリコーナーで登場した個人の素性に関する調査の結果、彼らは全員、番組に出演した年に、公式には死亡または行方不明として記録されていることが判明しました。

SCP-2030に出演した死亡者に関する徹底的な調査は、数字的な不一致と、死亡の状況に関する事項の矛盾を明らかにしました。加えて、個人の遺体を発掘したところ、記録された全ての参加者の死体は現在消失していることが判明しました。SCP-2030に配属されている研究者たちの総意は、ターゲットはおそらく番組への出演後に拉致され、可能な限り失踪が隠蔽されたというものです。しかし、番組映像以外に、個人の死とSCP-2030を結びつける具体的証拠はまだ発見されていません。

以下は、番組の閉幕コーナーの一つにおいて、SCP-2030-1が発した典型的なスピーチの転写です。

シーズン: 32 (2008)
エピソードのテーマ: プリンター
転写: ハハッ! いやぁ凄かったねぇ、みんな! 人喰いプリンターからプリンター喰い人間まで盛りだくさんだ! 君のオフィスにある古臭いポンコツのありがたみが分かったんじゃないかな? そうさ、プリンターなんて君が望む時にいつでも動いてくれるとは限らない、でもそこには確かに素敵な喜劇の生まれる余地があるってもんだ。そして、それこそが僕らがここに居る理由でもある。喜劇。僕らは君たちを笑わせるためにここに居る。君たちが笑ってくれたことを願っているよ。僕らと一緒に笑ってくれてありがとう。これこそ僕らがここに居る理由ってもんだ、そうじゃないかい、みんな? 次回も一緒に笑いにきておくれ! そして、忘れないでおくれ…笑いって…いうのは…楽しいもんだ! おやすみ! そして笑おう! 笑おう! ひたすら笑おう! 僕らは笑わせるのが大好きだ。笑いのためにもっともっと笑いを作ろう。僕らと一緒に笑おう。僕らと一緒に笑おう。(スタジオの観客が唱和に加わる)僕らと一緒に笑おう! 僕らと一緒に笑おう!僕らと一緒に笑おう! 僕らと一緒に笑おう! 笑おう! 笑おう! 笑って僕らの仲間になろう!
注: ビデオは唐突に途切れ、暗転した画面が30秒間表示される。番組が終わる前に、笑い声と、やわらかい湿った音がバックグラウンドに聞こえる。

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