SCP-204-FR
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SCP-204-FRの実例

アイテム番号: SCP-204-FR

脅威レベル:

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: 未使用のSCP-204-FR実例はサイト-Kybianの保管室S-301に保管されます。記名済みのSCP-204-FR実例は保管棚ARCH-204のアーカイブ部門に貯蔵されます。保管室S-301と保管棚ARCH-204へのアクセスは最低レベル2職員に割り当てられます。実験段階を除いて、SCP-204-FRの未使用の実例の研究に割り当てられた職員は筆記具、ラベル類または印刷物を利用してはならず、保管室S-301に入室する前に所持品を検査されます。

SCP-204-01実体が発見された場合、SCP-204-FR-01は逮捕、尋問され、開放する前にクラスB記憶処理薬を服用させます。SCP-204-FR-01が所持するSCP-204-FR実例は押収し、保管します。SCP-204-FR-02に分類される物品および場所は追加の収容方法を必要とせずに回収または位置を特定されます。

He-204地帯はその性質のため、効率的に収容できていない恐れがあります。異常性質は限定されているため、この地帯に関する収容プロトコルは探索と尋問時にSCP-204-FR-01により指定された区画SCP-204-FR-02の調査に制限されます。

機動部隊ラムダ-12("夜警")はグループBに属するSCP-204-FR-01実体の特定と身元識別のため、ドイツ連邦共和国の情報機関や諜報機関と協働します。そのうえ、機動部隊ラムダ-12はドイツの政治的主要人物と国家の象徴的政治的建造物の保護、内密な監視を滞りなく行うためにもこれらの機関と協働します。SCP-204-FR-LEADの可能性のある実体に関するすべての情報は速やかにSCP-204-FR研究責任者(現任者はK.ミューラー博士)に報告されます。

説明: SCP-204-FRは2318冊の旅券群(未使用████例、記名済███例)を指します。大部分の実例は青ですが、印刷された年代に応じて異なる色の実例も存在します。旧式の旅券と同じく、SCP-204-FR実例には肩書に関する情報欄があります。この欄には姓名、生年月日と生誕地、簡潔な身体的特徴ならびに署名、有効期限が含まれます。SCP-204-FRの異常影響はこれら情報が正確で完全な場合適用されます。旅券に本人の署名がある限り、第三者は異常影響を受けることなく情報欄に記入できます。

対象となる人間(SCP-204-FR-01に指定)が未使用のSCP-204-FRに当人の情報を記入した際、SCP-204-FR-01はおそらくドイツ連邦共和国バイエルン州南部を領域(He-204地帯に指定)とする未知の国家「ミッテルハイム公国(principauté de Mittelheim)」の市民であると主張します。SCP-204-FR-01実体は流暢なドイツ語で自分の考えを述べることができ、独立からプレスブルクの和約1 下の時代、1909年2月21日のドイツ第二帝国による侵略と被害までの正確で一貫性のある知識を有します。

SCP-204-FR実体は多くの場合、その国家の存在を証明する証拠となるような実体が使用している装飾品や硬貨、切手、新聞の切り抜き、その他…(SCP-204-FR-02に指定)いくつかの物品を所持しています。これら物品の正確な起源は明らかになっていません。SCP-204-FR-01実体はミッテルハイム公国の臣民としての帰化が最近であるにもかかわらず、これら物品が長年にわたる家族の思い出の品であると主張します。

そのうえ、SCP-204-FR-01実体はモニュメント、文化建造物、公共建造物、または天然の地形や小村のようなものでさえ、公国を象徴する場所(同じくSCP-204-FR-02に指定)としてHe-204地帯の中に作り出すことができます。 これらの場所は近隣の活動的な人物を含む、誰からも気づかれておらず、いかなる地図やデータベースにも記載されていないにもかかわらず、指定の場所に展開するフィールドエージェントはこれらの場所に実際に問題なく入ることができます。

SCP-204-FR-01実体はドイツ連邦共和国からのミッテルハイム公国の独立と承認、並びに辺境伯ルドルフ3世・フォン・ノルデンショーン(Margrave Rudolf III von Nordensöhn)のR████████伯爵また神聖ローマ帝国選帝侯への復位を要求します(SCP-204-FR-LEADに指定)。この人物は未だに身元が確認されておらず、その実在も確実には証明されていません。

自分の立場を表明するために、実体は攻撃的活動もしくは平和的活動に参加します。様々なインタビューや実験から対立する二つの政治集団の存在が確認されています。

  • 「穏健派」 と呼ばれる集団Aは平和的です。彼らの活動は主として民間人にSCP-204-FRを配布すること、ビラを配ること、請願書への署名もしくは政治活動への参加を促すことです。財団が集団Aの存在に気付き、彼らにクラスC記憶処理薬を服用させる以前に、[削除済]や20世紀後半のドイツの主要政治政党の上層部の20%以上が集団Aで構成されていることが確認されたことは興味深いことです。集団は非常に大きく、確認された実体は███に上り、そのうち50体程度は未だに拘束されていません。
  • 「過激派」と呼ばれる集団Bは重要度は低いですが、活動に対し極めて急進的です。集団Bに属する実体はドイツ国籍の人物、特に政治的重要人物また帝国貴族の家系、圧政者また侵略者と見なされる人物に対し極めて敵対的です。集団の構成員は彼らに対しテロ、暗殺、拉致し身代金を要求することを厭いません。この集団に属する███体のSCP-204-FRの実例が確認されており、このうち30体程度が未だに拘束されていません。

補遺204-a:経緯

SCP-204-FRの最初の実例は198█年10月13日、ベルリンの国会議事堂の地下においてドイツ警察が明らかに手製の爆発物の雷管を抜こうとしている人物を発見した後に回収されました。爆弾はドイツ警察の職員によりすぐさま停止され、この人物は尋問のため拘留されました。尋問時、彼は未知の政治集団(集団Aに指定)の責任者であり、ルドルフ辺境伯の宰相を務めていると主張しました。彼の住居(後にSCP-204-FR-A1に指定)は地元警察により家宅捜索され、多数の未使用のSCP-204-FR実例並びに後にSCP-204-FR‐02に割り当てられた物品が多数発見されました。

地元警察に潜入していたエージェントB████████は物品の奇妙な見た目や容疑者による奇妙な主張からオブジェクトの異常な性質を疑い、財団へ通報しました。機動部隊デルタ-0("メン・イン・ブラック")はSCP-204-FRとSCP-204-FR-02の押収と容疑者の財団監視下への移送を関税業務を口実に担当しました。

補遺204-b:インタビューの転写

補遺204-c:一部の文章の転写

補遺204-d:SCP-204-FR-02に指定された主要な物品および場所

  • 1805年から19██にかけて鋳造された739枚の硬貨。表面には歴史を通じてSCP-204-FR-01の共同体を指導した辺境伯や辺境伯妃のようなSCP-204-FR-01実体と識別される様々な人物の横顔が描かれています。
  • 2009年に鋳造された45枚の2ユーロ硬貨。SCP-204-FR-LEADらしきSCP-204-FR-01実体と識別されるの横顔が描かれています。
  • 50%以上が無人でSCP-204-FR-01実体のみが住んでいるHe-204地帯、[削除済]のほど近くに位置する小村。住民はクラスC記憶処理を受けさせ、転居させました。
  • [削除済]の町の中央に位置する宮殿もしくは公共建造物らしき巨大な建物の廃墟。注意が喚起されるまで、この建物の存在に沿道の住民はまったく気づいていなかったことが明らかになっています。
  • 寸法310×150cmのカンバスに描かれた19世紀前半の絵画。ナポレオン・ボナパルトが辺境伯オットー1世・フォン・ノルデンショーンに公国の独立を認めている様子が描かれています。
  • 多数の古いドイツ語の新聞の切り抜き。4
  • 逮捕時のSCP-204-FR-A1の所持品から発見された多数のポスター、政治宣伝のパンフレットおよび請願書。 実験中、これら文書に接触した人物はミッテルハイム公国に関して強い興味と好奇心抱き、その歴史と文化についての情報を探し求めることが確認されています。軽微な異常性の影響か単なる好奇心かは未だ確信的な結論に至っていません。
  • SCP-204-FRの初めの回収時に差し押さえられた印刷機と製本機。SCP-204-FRの作成に使われたと考えられます。異常影響は検出されていません。
  • 1820年ごろのHe-204地帯の周辺が描かれた地図。レベル3クリアランスにより、写しはアーカイブ部門で閲覧可能です。
  • おおよそ20世紀初頭の様々な由来を持つ一揃いの軍服。軍服の構成要素は当時の様々な軍隊で一般に利用されていたものとまったく一致しなません。
  • 1855年に出版された短編小説集と長編小説。ルートヴィヒ・ツヴァイシュタイン(Ludwig Zweistein)なる著者は公国の文壇の象徴的人物でした。レベル2クリアランスにより、写しはアーカイブ部門で閲覧可能です。
  • 19世紀末に著された公国の歴史を詳述する初学者向け歴史書。レベル2クリアランスにより、写しはアーカイブ部門で閲覧可能です。
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