SCP-2084
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特別収容プロトコル: SCP-2084は全体をゴム製のテントで覆われ、内部に危険な生物学的資材を収容していると標識づけされます。SCP-2084に侵入する全ての人員は、退出前に除染処置を経なければなりません。レベル3承認およびレベルCハズマットスーツのない全ての人員は立ち入りを禁じられます。

説明: SCP-2084はフロリダ、█████、████ ██████近辺に位置するミドルスクールです。内装は1~60秒の間持続する聴覚および視覚的幻覚を引き起こす病原体を含んでいます。試験は校内に存在する未知の抗原により病原体が無力化されたことを示し、幻覚はSCP-2084自身に伴うものであることを示唆しています。幻覚の内容は個人間で一貫しており、幻覚事件の記録は下で整理されています。

199█/██/██以前、ハリケーン██████により顕著な損傷を受ける前には校舎は使用されていました。学校は欠陥があるとされ、200█/██/██まで放棄されたままでした。その日は取り壊しが予定されており、SCP-2084は以前に存在していた構造物の痕跡を残すことなく前夜に出現していました。

SCP-2084は最近放棄されたように見え、再接続すると電気系統はまだ機能しました。間取りは████ ██ ███ミドルスクール―以前、取り壊されて別の校舎に建て替えられるまで区画を██年に渡って占有していた―に類似していると形容されます。建築様式の時代錯誤性1を他にすれば、建物自体には特筆すべき特徴はありません。

SCP-2084に関連する記録:

注: 相互参照性のために、エージェントらはいずれも4つの記録全てが書類上に掲載されるまで他人の記録を聞いておらず、また転写を読んでいません。現場のエージェントからの音声記録は相互に一貫しておらず、精神操作の可能性が認められています。しかし、エージェントらは報告のどの部分がこれらの効果を反映しているかについては同意を得ていません。

補遺D-4: エージェント・パイパーにより"エージェント・ロック(Locke)"という人物の代理として報告書が提出され、その時点で他の全エージェントがよく知っていると報告しました。財団の記録はどの時点でも、提供された描写に一致する"エージェント・ロック"が現場に配置されていなかったことを示しました。未知のエージェントの記録内容はレベル3以上のセキュリティアクセスをもつ人員により利用可能です。転写はファイルの最後に記述されています。

補遺D-5: SCP-2084の5度目の探索が予定されましたが、建物内の幻覚剤に関わる懸念のため遅れました。ほどなく5度目の探索は実施されました。無傷のコンピューターハードドライブが1つ回収されましたが、異常な幻覚は発生しませんでした。ドライブから発見された資料は以下に記録されています。

2084-1: Eメール通信
2084-2: 日付のないIM通信
データ削除済

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