SCP-2088
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アイテム番号: SCP-2088

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-2088への入口は現時点では要注意団体“マーシャル・カーター&ダーク社”が所有しています。収容プロトコルは現在、一貫性のある観測の維持と、当該施設への惑星間移動任務の実現可能性の評価に注力しています。イギリスを活動拠点とするフロント企業で勤務中の財団職員は、SCP-2088イベントに定期的に出席するため、マーシャル・カーター&ダーク社とのビジネス協定を結ぶものとします。

財団の後ろ支えを持つ観測者を出席させられなかった場合、盗聴器を出席者のバッグの中に設置します。

説明: SCP-2088は土星軌道上の衛星パレネに位置している施設です。この施設の目的は、コンサートホールや一般的なイベント会場の役割を果たすことです。見たところ、顧客基盤は天の川銀河に居住している知的種族から成り立っています。得意客たちは大きく隔離されており、11種類の異なる種族のために個別の座席エリアが設けられています。各分割エリアにはその種族に合わせた座席・売店が設けられ、ステージの視界が確保されており、大気があります。

地球におけるSCP-2088の入場ポイントは常にMC&D社のクラブハウスです。会場内でチケットを購入した全ての人物は、イベント開始30分前にSCP-2088に瞬時にテレポート移動し、イベント終了10分後に帰還します。アクセスは一般的に1回あたり45人までに制限されていますが、これは必ずしも固定人数ではありません。イベントは毎月少なくとも1回は発生しますが、通常は1ヶ月あたり3~5回あります。

SCP-2088で行われるパフォーマンスは25秒から3週間までの長さが記録されています。

MC&D社は座席を1区画しか所有していませんが、アリーナの命名権を買い取ったと見られ、同社のロゴマークが施設全体で目立っています。このブランド戦略によって、SCP-1683を監視していた財団衛星がパレネ地表面における異常な特徴を検出した結果、SCP-2088は発見されました。

財団フロント企業を通したMC&D社への照会でSCP-2088の詳細が明かされ、2002/10/18に現在の収容プロトコルが実装されました。

補遺2088-A: 選択されたSCP-2088観測記録

イベント説明: 天体観測。 建物の屋根が透明になり、スポットライトが様々な星の集合を照らし出して、それらの星々がどのような経緯で将来破壊されるかを解説した。これは最終的な宇宙の熱量死についての長々とした説明で終了した。

演目: 簡潔な天文学の講義と、それに続く星の鑑賞。

時間: 4時間。

注記: 無料のTシャツが配布された。回収されたのはヒト用のシャツのみ。通常でない特性は帯びておらず、マーシャル・カーター&ダーク社のロゴが正面にプリントされていた。


イベント説明: 音楽。 数グループの異常実体1が音楽演奏を行った。幾つかのグループは全く音を出さず舞台上にも姿を現さなかったが、音波の代わりに重力波で演奏を行う遠隔地の種族であると宣伝された。

演目: 演奏スケジュール上において地球語に翻訳されたバンド名は“ジャズ・ラグド”Jazz Ragged“反復的な哺乳類”Repetitious Mammal“奴らは間違いなく小人”They're Certainly Dwarvesの3つだけだった。

時間: 11時間45分。

注記: 最初のバンドのボーカルの英語翻訳者は、対象がショーを見に来た天の川銀河の住民たちに感謝の意を表していると繰り返し述べた。他のバンドの紹介においては“高位惑星領域”、“高位太陽区域”、“企業の落ち着いた人々”についての言及があった。


イベント説明: 漫談。 もつれて湿っている毛だけで全身が構成されていると思しき演者が、技術者としての仕事の様々な側面を説明するスタンダップコメディを行った。ショーが進むにつれて当該実体の毛は抜け始め、ジョークは伝わり辛くなっていった。毛が完全に抜けて実体が消失した後、ショーは予定よりも早く終了した。

演目: 'DAMP'によるスタンダップコメディ。

時間: 1時間13分。

注記: 演者が所属するグループの他メンバー数名は、建造物の運営ポリシーにおける許容範囲より大きな空の体腔を有するという理由で入場を拒否されていた。他のイベントに参加した数名の人物が同様の理由で返されているため、これは恒久的な規定であると思われる。


イベント説明: サーカス。 20世紀初頭にアメリカで行われたバーナム・アンド・ベイリー・サーカスの公演の再現。異常現象は見られなかったが、ショーの全ての演者はMC&D社のロゴ入り衣装を着用していた。加えて、全ての動物は背中に“MC&D”という文字の焼き印が押されていた。

演目: 動物ショー、アクロバット、道化芸。

時間: 5時間30分。

注記: イベント中に売られていた商品は全て、七面鳥の腿肉やキャラメル掛けリンゴなど、カーニバルの催しに典型的な物だった。


イベント説明: 格闘。 数百個のゼラチン状キューブから成ると思われる半透明の巨大生物と、脈動する棘で覆われた茶色の台形実体が1つの檻に収められた。後者の実体は胴体周りに金色の帯を締めていたことに留意。2体は振動しながら互いに体当たりを行ったが、前者の実体はキューブが身体から脱落することで質量を失っていき、最終的には動かなくなった。

演目: “キューベート”と、ディフェンディングチャンピオンである“ザ・インクレディブル・シング”のケージマッチ。名前について問い質されたグループの通訳者は、一貫した翻訳が不可能なので適当にでっちあげるよう指示されたと主張した。

時間: 14時間20分。

注記: N/A


イベント説明: 車両ラリー。 ホバークラフト2台・ガソリン動力車・核燃料動力車・ヘリウム動力車などを含む45台の車両が、反射素材で構成された広大なコースを、大半が破壊されるまで自動操縦で走行し続けた。これに続き、様々な車両のパーツからイヌ科生物に似た2台の巨大ロボットが作られ、格闘を行った。

演目: クラッシュ・ラリーと、それに続く戦闘目的の再スクラップ処理およびリサイクル。

時間: 8時間45分。

注記: 演目の間に、“ご着席の方々に対する自由のための戦い”に観客の1人が参加していることを称賛し、観客が自種族の軍隊に加わることを奨励する短い一幕があった。

補遺2088-B: 2016/12/23、マーシャル・カーター&ダーク社に所属する人物から、ロンドンのS&Cプラスチック支部に1枚の覚書が届きました。覚書の内容が以下に添付されています。

覚書

TO: S&Cプラスチック大西洋本部
FROM: マーシャル・カーター&ダーク株式会社

RE: 初めからやり直しましょう。

監督評議会の紳士淑女の皆様にご挨拶申し上げます。

我々MC&Dの者たちは、皆様の組織がイベントサービス部門の提供しているセッションへの定期参加に非常な関心を持っていることに気付かざるを得ません。この件に関しては皆様に秘密を保って頂く必要があることを懸念しております。皆様は注意を引かない事に関して必ずしも万全を期しているとは言えないのです。皆様のご協力に感謝いたします。事前に合意した地点へ代表者を派遣して頂ければ、双方にとって有益な取引を手配できると確信しております。

敬具、

グレッグ・チェンバレン、MC&Dイベントサービス部門ヨーロッパ理事

財団側からの返答は保留中です。

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