SCP-209-JP
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アイテム番号: SCP-209-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-209-JPは板厚20mm以上の透明なアクリルケースに入れたうえで反抗的Dクラス職員の居住エリアに設置してください。

説明: SCP-209-JPは15世紀末頃に作成された全丈235mmのヒノキ製の仏像(大日如来像)です。SCP-209-JPの特異性は、SCP-209-JPを目視したSCP-209-JPの付近にいる人間に発生します。SCP-209-JPの影響を受けた人物は、危機を察知する能力や危機管理能力に欠けるようになり、現状が「安全である」「安心できる」ものであると認識するようになります。危機管理能力は教育により再度身につけることが可能ですが、直ちに影響を除去する方法は判明していません。

確保当初、SCP-209-JPの効果は目視によるものとだけ考えられていました。SCP-209-JPを目視しないよう収容してから3カ月後、複数名の職員の危機管理意識の欠如からSCP-███-JPの収容違反事案が発生、1██名の職員が死亡しました。追加調査の結果、SCP-209-JPは長期間目視されていない場合、自身に近い位置にいる数十人~数百人の人間に効果を及ぼすことが判明しました。この調査結果を受け、SCP-209-JPの収容プロトコルは現在のものに改訂されました。これにより影響はSCP-209-JPを目視したDクラス職員に限定されるようになり、再収容は成功しました。また対象のDクラス職員は「財団の危険性」を認知することが少なくなり、勤務態度が劇的に改善しました。

SCP-209-JPの追加調査および追加実験は現在計画されていません。職員およびオブジェクト自身の安全は十分に確保されています。

 

一時はどうなることかと思ったが、これで安心だ。 - ██博士

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