SCP-2117
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オンボードコンピューターから得られたSCP-2117のかつての外装計画。更に詳細なマップ作成計画が現在進行中です。

アイテム番号: SCP-2117

オブジェクトクラス: Thaumiel

特別収容プロトコル: SCP-2117はサイト-2117であり、SCP-2117-A-1実例を持つ人物によってアクセス可能です。現在、SCP-2117-A-1実例は機動部隊オメガ-2("宇宙の反ニヒリズム!")の活動中の職員およびSCP-2117-B実例により使用されています。

SCP-2117は現在タイタンの軌道上にありますが、地球外もしくは太陽系外の脅威と戦闘するために太陽系内を移動することは許可されます。SCP-2117の武装の能力は文書2117-アルファ内のユーザーズマニュアルにリストされています。

SCP-2117を星系間航行の手段として用いる計画は現在ありません。しかしながら、SCP-2117はベイリー-キング多元宇宙航行アレイを搭載しているため、多元宇宙問題部門の駐屯所が艦内に設置されています。

SCP-2117-B実例群は現在予備部隊アルファ-1("月のクロウサギ")の一部として財団のセキュリティ・コンサルタントとして活動しています。SCP-2117-B実例群はSCP-2117への自由な乗降を許可されており、中国、日本、韓国での財団外からの注意を撹乱するエージェントとして用いられています。

説明: SCP-2117は、現在土星最大の衛星であるタイタンを周回している、起源不明の不規則な形状をした宇宙ステーションです。SCP-2117の外部寸法は、およそ200km x 50km x 70kmです。しかしながら、SCP-2117の内部寸法は、オーガスティン非ユークリッド安定化エンジン1の使用により、外部寸法をはるかに超えています。SCP-2117の船体はイリジウム-チタニウム-ベリリウム合金でできており、90%が500以上の言語で書かれた同一フレーズのマーキングで覆われています: SCPS団結号ソリダリティ

SCP-2117は最低でも73の宇宙船および宇宙ステーションの融合物です。そのち15の宇宙船と12のステーションが同一のものです。オーガスティン非ユークリッド安定エンジンがSCP-2117を結合させており、探索によりSCP-2117の各部位は溶接もしくはその他の手法により結合されているのではなく、パウリの排他原理2に沿っていないことが判明しました。

SCP-2117-1はSCP-2117艦内の偽ミーム的アノマリーを指します。SCP-2117-1はSCP-2117内の表面、家具、構造コンポーネントに刻み込まれた全ての記述及び専門用語を自動的に翻訳します。文字は物理的に刻み込まれる、もしくは浮き彫りされる必要があり、表面に書かれた文字はSCP-2117-1の効果を受けません。

SCP-2117-1により翻訳された記述はしばしばSCP-2117-A実例の操作のガイド、もしくはこれらの実例に対するコメントとなっています。SCP-2117-AはSCP-2117に存在する異常な技術もしくはアイテムを指します。特に注目すべき、コメントを伴うSCP-2117-A実例には次のものがあります。

  • AIターミナル。消滅したAICの"クロム"の実例を搭載している。
  • こいつができるのは同じ言葉を何度も何度も繰り返すことだけだ。誰がプログラムしたか知らんが、宇宙に放り出されてればいいのに。
  • 可愛い鳥みたいに見えるが、肥大化するのが好きみたいだ。こいつは昨夜デッキ3のコンピューターの半分をクラッシュさせた。接続を外しておく。
  • 大型のカント計。SCP-2117のヒュームレベルを測定するように調節されていた。
  • 信じられない。こいつの名前は[女性生殖器]計だって?
  • その駄洒落はその言語でしか通用しないだろ。
  • それはそうとヒュームって一体何だ?
  • わけがわからねえ。捨てちまいたいが、艦橋とくっついてやがる。
  • 機能しているベイリー-キング多元宇宙航行アレイ。しかしながら、文書ではキング-ベイリー航行アレイと呼ばれている。
  • 白衣を着た野郎が来たら、デッキ全体を宇宙へ捨てろ。
  • こいつはずっとオフラインだ。パワーを食い過ぎる。俺たちには生命維持が必要だってのに。
  • お前には生命維持装置が必要だが、俺達は真空でも生きられる。
  • この船で生きてるのはお前らだけじゃないぞ。
  • 財団のHALO施設からサルベージされた反重力技術および、戦闘飛行船オリハルコンの残骸を利用したレクリエーション室
  • 文字通りのすげえバウンスハウス3だな。
  • 戦闘飛行船っていつからあったんだ!?

さらなる例は、文書2117-Ω-2A、回収されたものを参照してください。


4つの特に注意すべきSCP-2117-A実例があります。

SCP-2117-A-1はSCP-2117の入り口です。SCP-2117-A-1は小さなイリジウムの立方体ですが、キーワードを唱えた後に表面に投げつけられると、SCP-2117のメイン共用エリアに繋がる双方向ワームホールが開きます。キーワードは立方体に彫られており、以下のように読めます:

As long as there are stars in our skies, evermore shall Solidarity rise.我らの空に星々ある限り、ソリダリティは飛び立たん。

SCP-2117-A-2は科学-有機的人工知能であり、自身を"魔法使い"4と呼んでいます。SCP-2117-A-2は艦に元来あったAIを外部の情報源からアップロードして書き換えたと思われ、その情報源は1人または複数の知性ある個体と推測されます。

SCP-2772-A-2のメインCPUは直径およそ20メートル、有機素材であり、人工の脳組織および心血管組織で構成されています。SCP-2772-A-2のCPUには機能不明のインプラントが最低でも21個存在しており、共感、創造性、増強された認識能力を発揮するための"人格コア"として機能しているようです。

SCP-2117-A-3はSCP-2117-A-2に"ジャンピー"と呼ばれる生命体です。SCP-2117-A-3は円筒形の体部を持つノナポッダル5地球外生命体であり、概ね青色をしており、簡素な顎のある口と、散在的な心血管系と神経系を持っています。脚のうち4つが前肢、5つが後肢です。SCP-2117-A-3は知性があるようには見えませんが、概ね友好的な気質を持ちます。

SCP-2117-A-3は不定時空フィールドの中に少なくとも600km2の空間を内包する能力を持ち、それはSCP-2117-A-2によりコントロールすることができます。SCP-2117に存在するイオンスラスターと組み合わせると、SCP-2117を超光速で推進させることができます。前述のベイリー-キング多元宇宙航行アレイと組み合わせると、SCP-2117-A-3は宇宙の境界を超えることができます。

SCP-2117-A-4はSCP-2117-A-2が"乗組員名簿"と呼ぶオブジェクトです。SCP-2117-A-4は上質紙で製本され、コモドドラゴンに似た大型のトカゲの革で装丁された大きな本です。

人物がSCP-2117-A-4に名前を書き込むと、役割及び現在の状態を示す注釈が名前の側に現れます。SCP-2117-A-4に名前を書き込んだ財団の職員は財団内の役職および、状態"アクティブ"をリストされています。SCP-2117-B実例以外の他の名前は、全て"死亡"、"MIA"、もしくは"空虚ボイド"とリストされています。


SCP-2117の艦橋には、内容からSCP-2117をかつて所有したグループによるものと思われる銘板があります。SCP-2117-B実例は、この銘板は過去30年のいずれかの時点で現在の状態に変化し、元来の内容は全く違うものだったと主張しています。

この偉大な船ははるか昔に我々に与えられたものです。これはラグランジュポイントで、我々が行動を起こすのを待っていました。我々はそうしませんでした。これは宙に浮かび、時たま衛星に探知され、探索されました。しかし我々はこれを使って何かをすることはありませんでした──我々はありのままの状態に満足していました。

我々は正常などというものはないということを学びましたが、それはあまりに遅きに失しました。我々は星々を越えて、速く、速く、かつてないほど速く、光の速度を越えて来るものを止めようとしましたが、それが第10惑星を食べる頃には、手遅れでした。我々が知っていた世界は死のうとしていました。

あるいは、我々にはそう感じられました。元々あった銘板には、これこそが現存する唯一のソリダリティであると書かれていました。それは間違えていました。何ダースもの──いいえ、何百ものそれらが地球の空を満たしました。形も大きさも様々で、それゆえいくつかは認識できませんでした。しかしそれらはまだその名を帯びていました: ソリダリティ。それらはその星を寄せ付けず、そして我々が呼びかけると、我々は自身の船の支配を得ていました。

まるで我々はその中で生まれたように感じました──エアロックが開くとすぐに、我々は船の隅々まで知り尽くしていました。その船体のあらゆる凹み、航行システムの全ての欠陥、艦長席の汚れ。それは我々に語りかけ、そして我々は聞きました。長い時間、我々は聞き、そして我々は彼らとともに戦い、ソリダリティはその名に応えました。

それ以降、我々は隠れ場所に戻ることはできませんでしたが、そうしたいとも望みませんでした。世界は奇跡を目撃しましたが、ソリダリティは決して我々のものにはなりませんでした。我々はそれから降り、我々自身の艦隊を作りました。そしていつの日か、それは消えるのでしょう。

救済はいつの日かこの船から現れます。そして救済が与えられるまで、これは去りません。そしてその時、地球は星々に守護され、そしてその地表の人々はついに孤独ではなかったことを知るでしょう。

我々、異常秘匿財団第7宇宙艦隊は、百のソリダリティの戦いで戦った全ての者と、我々に続き、この船を見つけ、そして自らの救済に使用する者達へと、この銘板を贈ります。

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発見

追加探索ログ

SCP-2117-B釈放時面接

文書2117-Ω-2A、回収されたもの

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