SCP-2128
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レンガの覆いを取り払った後のSCP-2128

アイテム番号: SCP-2128

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: サイト-403が、SCP-2128を収めている建物の周辺および内部に設立されました。

少なくとも3名のDクラス職員1が毎日、必要に応じて実施される実験プロトコル37-スパラフチーレに備えて現地で待機しなければいけません。EP 37-スパラフチーレで使用される声明のリストはO5評議会によって提供され、サイト監督者の裁量で実験中に補正することができます。

EP 37-スパラフチーレ

1. Dクラス職員1名、以下“使者”がSCP-2128の内部に横たわる。

2. 使者は、準備されたリストの指示に従って声明を復唱する。

3. 各声明の後、使者に危害が及ばないようであれば、その声明は“真”とされる。

4. 使者が焼却され次第、新たな使者を手配する。焼却処分を引き起こした声明は“偽”とされる。

5. 新たな使者が割り当てられる。必要に応じて上記を繰り返す。

説明: SCP-2128は████████から23kmの地点にある廃城に据えられたアーチ型の石炉です。高さ1m、幅3mの開口部が2ヶ所あります。現地で回収された文書(“イグニス手稿”として知られる羊皮紙の巻物)は、SCP-2128が“真鍮の心”2の構成員によって9世紀末に拷問3および処刑目的の装置として作られ、“嘘吐きの揺り籠”という名で呼ばれていたことを明らかにしました。

SCP-2128の中に完全に身体を入れた人間が真の声明を発した場合は、何事も起こりません。もし発言内容が虚偽と見做された場合、対象者は未知の手法を介して完全に焼き尽くされます。

発見時、SCP-2128の2つの開口部はレンガとモルタルで塞がれていました。イグニス手稿は、SCP-2128が西暦1021年に壁に塗り込められ、使用されなくなったことを示します。これは虚偽の検出方法に欠陥を抱えていたためでした ― SCP-2128は、対象者の意図や事前知識の有無に関係なく、事実に即さない声明は全て嘘であると見做しています。

SCP-2128は高度機密情報および事前に知られていない情報に対して、真/偽に基づく知識を示しています。SCP-2128が有する知識の正確な範囲(と信頼性)は不明ですが、EP 37-スパラフチーレの積極的な使用により、これまでに4回のXK-クラス世界終焉シナリオを阻止することができました。

実験ログ

EP 37-スパラフチーレ-22 "Keter照合" 記録 14/10/1

[使者: D-6238]

人類は現在、滅亡の危機にある。 -
その危険は、財団が保有しているあるアイテムによって齎される。 -
問題の危険なアイテムは、北米のサイトに存在する。 -

[D-6238が焼却される。新しい使者: D-6239]

問題の危険なアイテムは、欧州のサイトに存在する。 -

[D-6239が焼却される。新しい使者: D-6240]

[簡潔にするため編集済]

[使者: D-6253]

SCP-████は来月までに収容違反する。 -
SCP-████は来週までに収容違反する。 -
SCP-████は明日、収容違反する。 -

[D-6253が焼却される。新しい使者: D-6254]

SCP-████は今日、収容違反する。 -

[機動部隊ニュー-7に緊急出動命令が下る。サイト-██封鎖。収容違反は阻止され、SK-クラス支配シフトシナリオは未然に防がれた。]

EP 37-スパラフチーレ-23 "知識測定" 記録 14/10/3

[使者: D-7784]

SCP-2128は何でも知っている。

[D-7784が焼却される。新しい使者: D-7785]

“嘘吐きの揺り籠”は何でも知っている。
“嘘吐きの揺り籠”は何でも私たちに教えてくれる。

[D-7785が焼却される。新しい使者: D-7786]

“嘘吐きの揺り籠”は、私が知る必要があることは何でも私に教えてくれる。
“嘘吐きの揺り籠”は、財団が知る必要があることは何でも財団職員に教えてくれる。

[D-7786が焼却される。Dクラスの供給が枯渇したため、本日の実験は終了。]

EP 37-スパラフチーレ-24 "日曜学校の歌" 記録 14/10/6

[使者: D-7891]

イエス様は世界中の全ての幼子を愛しておられる。 - [データ削除]

EP 37-スパラフチーレ-25 "ピノッキオ・パラドックス" 記録 14/10/10

[使者: D-8232]

“嘘吐きの揺り籠”にパラドックスを話すことは、財団職員にとって危険である。

[D-8232が焼却される。新しい使者: D-8233]

“嘘吐きの揺り籠”は今、私を殺すつもりである。

[D-8233は部分的により低温で焼却され、結果的に容姿が永久的に損なわれた。新しい使者: D-8234]

“嘘吐きの揺り籠”は今、私を焼くつもりである。

[焼却事象無しに10秒が経過。D-8234が引き出される。D-8234は、SCP-2128の中にあった岩の欠片で腕に小さな切り傷が出来たと訴えた。D-8234は急速かつ以前に確認例のない壊疽を発症し、1分以内に死亡した。新しい使者: D-8235]

“嘘吐きの揺り籠”は今、私に身体的な危害を加えるつもりである。

[焼却事象無しに10秒が経過。D-8235が引き出される。D-8235は抑え切れずに啜り泣きを始め、直後に「さよなら」と叫んで保安職員の拳銃を奪い、自己終了した。D-8235はこれ以前に精神的問題や自殺念慮の傾向を見せてはいなかった。]

EP 37-スパラフチーレ-26 "客観的意見" 記録 14/10/10

[使者: D-9224]

ゴールデンレトリバーは可愛い。

[D-9224が焼却される。新しい使者: D-9225]

ゴールデンレトリバーは醜い。

[D-9225が焼却される。新しい使者: D-9226]

ゴールデンレトリバーは美味しい。

[D-9226がプロトコルに違反し、私語を発する] 待て、何だって? マジキメぇ。

[D-9226が焼却される。新しい使者: D-9227]

私は善人である4

[D-9227がプロトコルに違反し、私語を発する] なかなか冗談の分かる奴じゃねぇかよ ― さしずめ俺はマザー・テレサってか!

[D-9227が焼却される。新しい使者: D-9228]

“嘘吐きの揺り籠”は時々不正確である。

[D-9228が焼却される。新しい使者: D-9229.]

“嘘吐きの揺り籠”は絶対確実かつ立証可能な真実のみを語る。
“嘘吐きの揺り籠”は空腹である。
“嘘吐きの揺り籠”の飢えは、どれほど満たされようとも決して治まることは無い。
“嘘吐きの揺り籠”は今すぐにでも私を焼却したい。
“嘘吐きの揺り籠”は苛立ち始めている。
“嘘吐きの揺り籠”は、目の前の皿に乗っている美味しくて暖かい肉を是非とも食べたい。
“嘘吐きの揺り籠”は、その肉を何度も繰り返し取り上げられることに怒っている。
人間の肉は美味しい。
私は美味しい。
私の肉は暖かい。
沸騰する脂肪の滴と急速に焼灼される肉の上でパチパチと爆ぜる炎の音は、“嘘吐きの揺り籠”にとっての歓びである。

[D-9229が引き出される。新しい使者: D-9230]

地球(Earth)は丸い。

[D-9230は極めて遅く、暴力的な形式で焼却された。サイト管理者は、これは“Earth”が漠然と“土”を指すものと解釈され得るのも一因ではあるが、主たる理由はSCP-2128が挑発行為を快く思っていなかったためだと考えている。]

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