SCP-2231
評価: +7+x

アイテム番号: SCP-2231

オブジェクトクラス: Safe Neutralized

特別収容プロトコル: 改訂 2014/05/02: SCP-2231-1から-3をサイト-17医療棟の生命維持装置に繋ぎ、180日間の観察期間を設けます。状態の変化が記録されなかった場合は、残るSCP-2231個体を生命維持装置から外し、遺体を廃棄します。SCP-2231-4の死亡以降、SCP-2231は如何なる異常特性も示していません。

説明: SCP-2231は、3名の異常性を持たないヒト(SCP-2231-1、-2、-3と指定)が共有している人格です。この人格は“ジョナサン・トラン”という名で生活しており、1983年6月17日生まれで、現在はアイダホ州ボイシに居住していると主張しています。

SCP-2231-1は41歳の韓国人男性、SCP-2231-2は13歳のナイジェリア人女性、SCP-2231-3は56歳のパキスタン人女性です。SCP-2231-1、-2、-3はそれぞれ他2名、並びにSCP-2231間で共有されているとされる人格の経験や経歴について幅広い知識を有していました(SCP-2231が主張する経歴は個体-1~-3の検証可能な経歴とは全く一致しません)。

全てのSCP-2231個体は過去についての質問に対し、自らの肉体的な経歴とは対照的に、SCP-2231-4の経歴に関連する情報を用いて回答することを強く好みました。2013年のSCP-2231-1~-3収容以降、各個体は自らや他2名の肉体的経歴への顕著な結び付きを示し、頻繁に他個体や自らの経歴の詳細を断定的に述べて回答するようになりました。

SCP-2231-4は個人として実在するジョナサン・トランです。今日までSCP-2231-4はSCP-2231-1~-3に関する知識や接点を示していません。

SCP-2231-4はかつて個人として実在していたジョナサン・トランです。SCP-2231-4は2014/05/01に死亡し、火葬されました。

補遺2231-1: 回収ログ

2013/10/30 追加


SCP-2231-1、-2、-3の存在は、SCP-2231-1がボイシ空港(BOI)への片道航空券をSCP-2231-2および-3のために購入した時に、非定型飛行パターンの標準コンピュータ解析によって発見された。財団社会交流フィッシュボーン(FSIF)実験ソフトウェアで3名に事前の繋がりは確認されず、個体群はシカゴ・オヘア国際空港での乗り継ぎに際して現地の財団職員から尋問のため拘留された。

SCP-2231の異常性は尋問中に容易に発覚した。SCP-2231-1、-2、-3は問題なく必要処理を経て収容された。

補遺2231-2: POI-2231-1指定

Added 11/12/2013


ジョナサン・トランについてSCP-2231-1から-3によって提供された個人識別情報の調査で、情報は正確であることが証明された。SCP-2231は常時ジョナサン・トランの現在地、およびトラン氏の包括的背景情報やリアルタイムでの精神状態に関する情報を提供できる。

トラン氏は現在POI-2231-1に指定されている。

補遺2231-3: SCP-2231-4 指定

2014/03/07 追加


アシュリー研究主任のオフィスから発行された指示に従い、POI-2231-1を無期限に財団の収容下に置き、SCP-2231-4と指定する。この決定の根拠は、SCP-2231-1~-3が共有する対照的な精神感応の秘匿にSCP-2231-4が成功していた場合、もしくはやがて繋がりを発展させた場合に、機密情報(とりわけ財団とサイト-17の存在に関わるもの)が流出する容認し難いリスクである。

SCP-2231-4にはSCP-2231-1~-3の存在を知らせないものとする。パテル研究員はSCP-2231の新方式収容導入(NCI)主任として現在の地位に留まる。

補遺2231-4: オブジェクト無力化

2014/05/02 追加


SCP-2231-4はインタビュー室H203からの護送中に警備員を暴行し、保安職員によって致命傷を負った。攻撃を加えた保安職員には適切な懲戒処分が検討されている。SCP-2231-1~-3の監視映像の見直しは、SCP-2231-4が死亡した瞬間、3名全てが同時に昏倒したことを示している。医学的検査でSCP-2231-1、-2、-3は高次脳機能の完全な停止が確認され、サイト-17医療棟に搬送されて生命維持装置に繋がれた。

SCP-2231はNeutralizedに再分類された。

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