SCP-224
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SCP-224

アイテム番号: SCP-224

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-224は音響相殺干渉ノードを用いた防音の密室に収容しなければなりません。SCP-224の不規則な性質を考慮してノードは遠隔操作により毎週交換しなければなりません。Dクラス職員以外は収容室に入ってはいけません。また、急速な酸化を避けるためにSCP-224の収容室は湿気のない状態に保たなくてはいけません。

時計の鐘が鳴り始めた場合、職員は全員当該エリアから退避し、エリアは手続き-ツァイト77に従って保護しなくてはなりません。

説明: SCP-224は、黒い塗料と金箔で飾られた木製の振り子時計です。遠隔で観察された製造年月日の刻印は19世紀末となっていました。構成部品の内部検査を行いましたが、歯車の密度とその構成からどのようにして機能を得ているのか解明できませんでした。

時計の針は一貫した動きを見せませんが、概ね時計回りに動く傾向があります。また、鐘が鳴る間隔もおよそ1分から数か月にばらついて一定ではありません。さらに面倒なことに、時計盤の数字も動いたり入れ替わったりしますが、概ね昇順を保つようです。

鐘の音は一音毎に局所的な激しい時間加速を引き起こすという異常な性質があります。音の届く範囲にある人物や事物は老化します。鐘による老化の時間量は、まったく取るに足りない量から数年分までばらついて一定しませんが、同じ一音に影響される物の老化量は一定です。

SCP-224は████ ████骨董品店で████ ██████████氏が彼の妻への贈り物として購入したことで発見されました。家に持ち帰りねじを巻くと、その異常な性質に気付いて、夫妻は時計が故障していると判断したようですが、まだその作用は始まっていませんでした。2日後、崩壊した家の中から目に見えて老化した夫妻の死体が発見されました。██████を監視していた財団職員が関心を持ち、その後SCP-224が回収されました。エージェント███████と█████は不幸にも輸送途中に作用を受け死亡しました。

長期間SCP-224が数字の並びを保っているときはどんなときでもシモンズ博士ロック博士に報告しなくてはなりません。さもなければ停職されるでしょうし、降格されるおそれもあります。


補遺 SCP-224事故目録:

SCP-224の収容に従事している保管人員の一部が失敗を繰り返すため、シモンズ博士はSCP-224の収容の重要性をしっかりと強調するために以下の報告書を現場の作業員に配布することを主張しました。報告書は配布された後に記録目的のため重要ケースファイルに入れられました。

エージェント███████が退職金をもらって今晩にでも任務から離れることができると今日知らされて喜んでいる。私が状況を説明するまで██████所長は当初認めようとしなかったからな。

エージェント███████は、アリス・███████の父親でメリリー・███████の夫なんだが、198█年3月17日の金曜日にSCP-224収容部を通りかかったんだ。彼は助力を請われて協力したSCP-███のレポートを上司のオフィスに届けに行くところだった。SCP-224の効果は予測できないから、防音装置が壊れてSCPが活性化しているなんて、自分が壁に倒れかかるまで知りようがなかったんだ。この時点で、エージェント███████はSCP-224の効果に七回曝されていた。

最初の効果では、彼は三十代半ばに見えた。映像を見た君たちの内何人かは、大した変化ではないと思うだろう。だが、二回目の効果では、彼は四十代になったかのように見える。目に見えて髪に白髪が増えたろう。三回目の効果では、彼は禿げてきていて六十代初めぐらいに見える。四回目の効果で、明らかに肌に皺が寄り、肝斑がいくつか浮いてきていた。

六回目の効果で、 エージェント███████は腰骨を折って倒れ、肋骨と左腕の骨を折った。この時点で彼は腸や膀胱を自分で制御できなくなっていたようだ。七回目の効果の後にようやく、作業員は再収容を行えたようだ。この時点でエージェント███████は百歳を超えているようだったね。

特筆すべきことに、エージェント███████はSCP-224の効果の試験ならびに終了を志願したんだ、自分の退職金が彼の家族に渡されるという条件で。私は██████所長とエージェント███████に心から感謝しているよ、SCP-224の効果を研究する機会を与えてくれたことに。君たちが以下のことをこれからも覚えていてくれることを願うよ、すぐに人を殺すSCPもあれば、そうじゃないSCPもあるってことを。そうじゃないSCPってやつの効果はぐずぐずと続き、巻き込まれた人に―そしてその人の家族に―悪影響を及ぼし続けるんだ。

ラスムッセン博士はエージェント███████の地点より廊下を進んだところにいた。彼は老人の体を持つ35歳だ。ジェサップ助手は、同じ事故に立ち会ったときは妊娠していて、子どもが彼女の腹部を突き破ったために死亡した。彼女の息子は、乳児の精神しかない四十歳の男性だ。クイン博士は、その時点ではまだ診断の下っていない膀胱がんがあったようだが、あっという間にがん細胞が腹部全体を埋め尽くして死んだ。

収容室で「完全に精密な」防音ノードに取り換えることを忘れたら、どんな事故が起きるのか、どうか忘れないでいてほしい。

シモンズ・J博士 SCP-224収容主任

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