SCP-226-JP
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アイテム番号: SCP-226-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-226-JPはサイト-8123の標準収容ロッカーに施錠して保管されています。宮城県庁にはエージェントを1名派遣し、宮城県内の一軒家に住んでいる対象者の誕生日を全て記録してください。該当者の中で誕生日を迎えた対象者の家のポストは朝7時に全て調査してください。SCP-226-JP-1が発見された場合は即座に保護し、カバーストーリーを適用すると共に関係者にAクラス記憶処理を施します。

説明: SCP-226-JPは2006年に日本郵便が発行した年賀ハガキと酷似している物です。

SCP-226-JPは宮城県内の、5歳から8歳までの子供(以降対象者)が本籍を置いている、一軒家の住宅のポストに突如出現します。出現するのは対象者の誕生日朝7時丁度で、1日につき1枚まで新たに出現します。宮城県内の一軒家に本籍を置いている対象者が宮城県外で誕生日を迎えた場合も、SCP-226-JPは対象者の住宅に出現します。どのようにしてポスト内に出現しているかは不明です。

全てのSCP-226-JPの表面には「ハッピーバースデー!!」と書かれており、裏面には対象者一人一人に合わせたメッセージが添えられています。(付録226-JP-1を参照)インクの成分を調査しましたが、同様のインクを製造している会社は一切存在しませんでした。現在までに発送者を特定する試みは成功していません。

SCP-226-JPの裏面に書かれているメッセージを、送られた対象者が一文字でも目視した時に効果が現れます。この効果は、メッセージを写真や映像で見ても同様に発生しますが、出現から1年以上経過したSCP-226-JPは効果を発生させません。

SCP-226-JPの影響を受けた対象者(以下SCP-226-JP-1)が、「欲しい」と少しでも考えた物は翌日の朝4時に対象者の住宅の玄関前に出現します。この現象は1年間に歳の数と同じ回数まで発生し、次の誕生日を迎えると効果の残数がリセットされ、再び年齢と同じ数だけ現象を発生させることが出来ます。一辺が1mの立方体に収まる物であればどのような物でも出現させることが出来ます。SCP-226-JP-1の住居が一軒家ではなくなった場合、この現象は一時的に発生しなくなりますが、再度一軒家に居住した場合元通り現象が発生します。この効果は対象者が13歳を迎えるまで継続します。

SCP-226-JP-1は13歳を迎える誕生日の23時丁度に突如死亡します。これはSCP-226-JP-1の住居が一軒家以外となっていても変わりません。死因は不明です。この時、SCP-226-JP-1に送られたSCP-226-JPのメッセージが変化します。(付録226-JP-2を参照)

付録226-JP-1
回収されたSCP-226-JPのメッセージのうちの一つ

やぁ、[編集済]1くん、おたんじょうびおめでとう!
きょうで[編集済]くんは6さいになったんだよね!おおきくなったね!!
そろそろしょうらいのゆめはきまったかな?らいねんはしょうがくせいだね、たのしみだね!
おにいさんからのプレゼントだ、ほしいものがあるなら、ほしい!!とおもうんだ!
ねておきたらそれはきみのものだ!すごいだろう?
1ねんにじぶんのとしのかずまでしかつかえないからきをつけてね!

付録226-JP-2
SCP-226-JP-1の一個体が死亡した後に変化したSCP-226-JPのメッセージの一つ

十分楽しんだからもういいだろう?13歳のお誕生日おめでとう。

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