SCP-227-JP
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アイテム番号: SCP-227-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-227-JPは壁に遮音加工を施した窓のない標準的人型収容セルに収容されています。収容室は常に一人以上の職員が監視を行います。担当職員は事前に担当研究員による指導を受けてください。週に一度SCP-227-JPによる影響を検査します。影響が見られた場合、任意でクラスB記憶処理を受けることが出来ます。

書物、映像作品等を除く物資は職員の判断で与えてください。キャラクターが描かれている場合は事前の検査が必要です。現在収容室内に配置されている書物は実験により問題が無いと判明されたものですが、一日一回変化の有無を確認してください。

毎日3時間白井博士、杉内博士他数名による学習とセラピーが行われます。また実験は担当研究員の許可の元、週に1回までとします。実験後はSCP-227-JPに対してセラピーを行ってください。実験の生成物は低危険度書類用の書庫に保管します。閲覧にはレベル2以上のセキュリティクリアランスが必要です。

説明: SCP-227-JPは█歳の日本人女性です。複数の精神疾患の兆候が見られますが身体的には標準的な人間と差異はありません。SCP-227-JPは自身が認識した創作物の内容を変化させます。この変化はSCP-227-JPの意思とは無関係に発生し、いかなる媒体に対しても効果があります。基本的には創作物を実際に見る、ないし読む事により発生しますが、SCP-227-JPの持つ知識により表紙や題名で判断できる場合は、それを見た時点で内容が書き換えられます。口述等で人物が直接SCP-227-JPに創作物を伝える場合、その人物の記憶が書き換えられます。変化は多くの場合暴力的、反社会的な物で、結果としてSCP-227-JPの人格形成にいくらかの影響が見られます。

SCP-227-JPによる変化はフィクションのみに作用します。ここには嘘やたとえ話なども含まれるようです。創作物に事実が含まれている場合その部分は変化せず、全体としてある程度の整合性を保つように変換されます。

SCP-227-JPは████県████市の保育所に対して奇妙な苦情が寄せられていた事でその存在が発覚しました。保育所の職員、絵本、ビデオ等、ほぼ全てがSCP-227-JPの影響を受けていました。関係者には記憶処置を施し影響を受けた物品は検査の後処分されました。SCP-227-JPの両親にも記憶処置が施され、SCP-227-JPは事故により死亡した事になっています。

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