SCP-2322
評価: +1+x

アイテム番号: SCP-2322

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-2322への入り口は、常に施錠され警備下に置かれます。ここには高セキュリティ記録室としての表示が貼られ、全ての研究資料は隣室に保管されます。SCP-2322はサイト77の旧管理者オフィスの向かいに位置しています。

1999年1月11日における管理者シャーリー・ガレスピーの行動の記録が作成されています。ガレスピー博士はこの記録の作成と保守に深く関与していました。しかしながら彼女は財団から退職したため、SCP-2322データベースの更なる調整の際は、精度と有用さのため財団の記録と照らし合わせてください。

説明: SCP-2322はサイト771内部からアクセスできる、サイト77の複製空間の呼称です。SCP-2322の内装の遠隔解析は、あらゆる機器がSCP-2322の入り口をサイト77の普通の壁として表示するため、不可能と証明されています。また、この部屋はサイト77の設計図には記されていません。

SCP-2322に入室した被験者は、1999年1月11日時点のサイト77の正確なレプリカ内部に踏み込みます。全ての職員・異常なオブジェクト・無生物は正確に複製され、毎回同じように行動します。SCP-2322内の全ての複製された職員は、被験者の事を、当時サイト77の管理者だったシャーリー・ガレスピーであると認識します。

財団職員は、SCP-2322内に留まるためには、被験者は1999年1月11日に管理者ガレスピーが実行した全ての行動を再演しなければならないと判断しました。SCP-2322内で発生する全ての出来事はループしており、当時発生した出来事を複製しています。

被験者が説得力ある管理者ガレスピーの演技をできなかった場合は、それが怪しい振舞いであれ筋書きからの逸脱であれ、警備員によって建物の外へと護送されます。加えて、1月11日当時サイト77にいた職員は、管理者ガレスピーとして振舞っている間はドアを開けたり機器を操作したりすることはできません。

SCP-2322内における時間の終わりに、被験者は目隠しをされ、本物のサイト77には対応していない部屋に護送されます。部屋には椅子が1つありますが、弱光のため天井や壁は見えません。床には液晶テレビが置かれており、被験者の演技を1~10の間でランク付けして表示します。スコア6以上の場合は管理者ガレスピーの写真が共に映し出されます。スコア3以下の被験者はSCP-2322に再入室が出来なくなります。

被験者のランキングを改善することが判明している行動には以下が含まれます。

  • 管理者ガレスピーがその日に出会う、サイト77の個々人の名前を知っている
  • 日中の任意の時間に、サイト77の収容エリア内を通り抜ける
  • 管理者ガレスピーがオフィスの引出しに入れている編み物を調べる
  • 食べるのに費やす時間を20分未満にする
  • E-8812との会話に費やす時間を30分以上にする

これに続いて、新しい被験者はSCP-2322への入室が可能となります。

補遺: SCP-2322の実験ログ

日付: 2002/04/13
手順: 人間の被験者が、SCP-2322の異常性質の説明を受けた後に、SCP-2322へ送られた。
結果: 被験者は予想通りSCP-2322をクリアすることができた。
注記: 基準となる実験。

日付: 2002/04/22
手順:周囲から小型犬として知覚される異常特性を持つヒト型生物が被験者となる。この点を除き、被験者は普通に説明を受けた。
結果: 変化なし。
注記: 被験者の異常性質は無関係と思われる。

日付: 2002/04/30
手順: ”完璧な”スコアの取得を試みる一連の実験の最初のもの。被験者は当日の管理者ガレスピーの行動について徹底的に説明を受けた。指示に従う事は出来たものの、被験者は転倒・転落事故で負傷し、SCP-2322から排出された。
結果: 被験者はランク付けされず、負傷後にSCP-2322の警備員によって排出された。
注記: N/A

日付: 2002/05/29
手順: 被験者は当日の管理者ガレスピーの行動について徹底的に説明を受け、E-8812との相互作用を除く全ての行動を実行する事が出来た。E-8812と接触に至らなかったのは、被験者が施設内のヒト型生物収容棟を発見できなかったためである。
結果: 被験者はSCP-2322をクリアできたが、全てのサイト職員が被験者に対して消極的攻撃性4を示していた事を思い出した。以前のループからの他の注目すべき脱線は認められなかった。
注記: N/A

この実験の後、E-8812の行動は変化するものであり、頻繁にランダムなサイト職員やヒト型SCPオブジェクトの立ち位置と入れ替わっている事が報告されている。加えて、被験者がE-8812と相互作用する際、その振舞い方は実生活における被験者のそれと一致していた。

日付: 2002/06/14
手順: 被験者は経験豊富な財団の契約下にある人物であり、ループを通過する代わりに、武器を取得して無差別にサイト職員を攻撃するよう指示された。
Result 被験者はSCP-2322内で殺害され、入室から45分後に強制排出された。
注記: SCP-2322内で殺害されたにも拘らず、被験者はループ終了時に無傷で排出された。対象はSCP-2322内で費やした時間を記憶していなかった。

日付: 2002/06/22
手順: 被験者はSCP-2322で普通に行動するように、ただしE-8812に出会った場合は極度の敬意を示すように指示された。E-8812との遭遇を終えた後、被験者は無差別にサイト内の財団職員を攻撃し始めた。
Result 被験者は前回のテストよりも有意に多くの破壊と死を引き起こすことができ、無傷で捕獲された。以前の実験(被験者の一部による暴力を伴うものを含む)の終了方法とは異なり、被験者はループ終了まで独房に閉じ込められていた。
注記: 被験者は、怒りを露わにして未知の人物に話しかけるE-8812の声が独房の外に聞こえた事を思い出す事が出来た。被験者は標準的な評価以下のスコア4で排出された。

日付: 2002/07/02
手順: 被験者は通常の筋書きに従うように、ただしE-8812には敵意と軽蔑を示すように指示された。また、警備管理者アンダーソンとの協議の際には、被験者は件のアノマリーを終了するように彼に指示することになった。
結果: 被験者はSCP-2322から排出されず。また、SCP-2322の流れを通過する次の被験者は、E-8812の外見が失踪した被験者のものに変化したことに言及した。E-8812のこのバージョンは実験中の被験者を認識せず、これ以外の失踪した被験者の痕跡は発見されなかった。
注記: 被験者は未回収のままである。


多くの職員が、このアノマリーの性質について知っているかどうかを尋ねに来ていますから、E-8812と私の交流についてはっきりさせておく必要があるようです。私があれに会ったのは一度きりで、簡単な会話の中であれは自身の生活環境の事を説明しました。私は幾つか改善を勧め、うち幾つかが実装されました。それで全部です。私は既に、実験手順を改善するためにサイト77の研究員たちと協力しています。あなたがその研究員の1人でないなら、私のことは放っておいてください。

- シャーリー・ガレスピー博士

特に指定がない限り、このサイトのすべてのコンテンツはクリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承3.0ライセンス の元で利用可能です。